名古屋城新天守「エレベーターなし」方針は「極めて重大な事案」大村知事
名古屋城天守閣に名古屋市がエレベーターを設置しない方針に対し、障害者団体が愛知県の大村知事に救済を求めたことについて、知事は、14日、「極めて重大な事案」として対応を検討する考えを示しました。
名古屋市が、名古屋城天守閣の「忠実な復元」のため、エレベーターを設置しない方針を示したことに対し、障害者団体が、「障害者差別解消法に違反し、差別的取扱いといえる」などとして、大村知事宛てに助言や指導を求める救済申し立て書を提出しました。
「障害者の基本的人権にかかわる問題で、極めて重大な事案であると認識せざるをえない。愛知県として何ができるかも含めて、しっかり検討していきたい」
(大村 愛知県知事)
会見で、大村知事はこう述べたうえで、名古屋市に対し、障害者団体の意見を厳粛に受け止め、十二分に意見交換して、解決策を出すよう求めました。(14日11:56)