Bethesda Softworksは5月14日、『RAGE 2』を正式発表した。対応プラットフォームはPC/PlayStation 4/Xbox Oneとなる。公式サイトに「CERO Z」と表記されていることから、国内向けにも発売されるとみられる。なお初代はid Softwareが開発を手がけたが、公式サイトの表記により同スタジオではなくAvalanche Studiosが開発に携わっていることが明らかになっている。Avalanche Studiosは『Just Cause』シリーズ、そして『Mad Max』を手がけている。混沌としたオープンワールドの構築に定評のある同スタジオが演出する、世紀末世界に期待したい。
『RAGE 2』は2013年に発売されたオープンワールドFPS『RAGE』の続編だ。前作の世紀末な世界観とオープンワールドというデザインは引き継いでいるようで「社会や法、秩序のないディストピアな世界へと飛び込め」「どこにでも行ける、なんでも撃てる、すべてを爆破させることのできる、真のオープンワールド」と同作を説明している。なお、多くの人々が気にかけるであろう、レース要素については言及されていない。
トレイラーではBanditたちが無駄にハイテンションに息巻いている姿が確認できる。時折ゲームプレイ映像が映し出されるが、Banditをやたらとプッシュしているところを見るに、彼らがプレイアブルキャラクターとなるのだろうか。また大勢で戦っているところを見るに、CO-OPタイトルであるような一面も見せる。どういった点が変更されているのか、どのような要素が残されているのか気になるところ。Bethesdaは5月15日夜にはゲームプレイトレイラーを投稿すると予告しているので、ゲーム概要については15日夜に明らかになりそうだ。
『RAGE 2』は、カナダのウォルマートのリークをきっかけに、不運な形で世に出てしまったタイトルである。Bethesdaは『RAGE』公式アカウントを作成し、ツッコミを入れることでこの騒動を巧みに笑いへと昇華(関連記事)。その後、ピンク色のインクをテーマとしたカウントダウンをTwitterにて投稿していた(関連記事)。しかしながら、本日正式発表を間近にしてYouTubeの広告の手違いより今回公開された『RAGE 2』のお披露目映像がまたしてもリーク。二度とリークに泣かされながらも正式発表へと至った。『RAGE』公式アカウントは今回のリークに際しても「リークされても、明日のゲームプレイトレイラーを見てくれよな!」と投稿しており、どことなく涙を誘う。
もともと5月14日に公開する予定であったのか、カウントダウンをする予定があったのかは不明。しかし二度のリークという不運に見舞われながらも、ここまで注目を集めたのは賞賛に値するだろう。明日のゲームプレイトレイラーがリークされないことを祈るばかりである。