キタミナ

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オーストラリアで使用されているお金の種類 まとめ

こんにちは。西江(@SNisie1129)です。

 

筆者は現在、オーストラリアにワーキングホリデーとして滞在させていただいております。こちらでは支払のとき、日本の比にならない数の人がカードを使って支払いをしています。

 

私は「カードで支払うだと…けしからん!お金は現金で支払うべきだ!近頃の奴はまったく…!」といったような感じに前近代的な考え方をしているタイプの人ですが、最近 になってカードで決済したとき、いつもまごついていた支払いを一瞬で済ますことができたことに感動し、それ以降はカードで支払を済ませています。

 

以降、紙幣はおろか硬貨もまともに手にしておりません。

しかし、オーストラリアに来た当初は、見慣れないオーストラリア紙幣や硬貨を手にするたびにその色使いやデザインに魅了され、よくブログ記事にしたものでした。

 

そこで今回は、オーストラリアで使用されているすべての紙幣や硬貨についてまとめさせていただきます。

 

 

 

 

紙幣

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どこかのブログに書いてありましたが、他の国の人から見て、オーストラリアの紙幣は色が派手でオモチャの紙幣のように見えるそうです。確かに日本と比べると緑色、黄色、赤色、青色、紫といったように紙幣価値によってそれぞれ色が違うので非常に鮮やかに感じます。

 

特徴としては、各種の材質はすべてポリマーでできているので水に濡れても破れにくかったり、”透かし”という特殊な技法が使われており、コピーがされにくくデザインが綺麗に仕上がっていることだと思います。

 

例①

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 例②

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もはや難度が高すぎてコピーする気になれないほど。 

 

ちなみに紙幣価値の順にお札も大きくなっています。

 

 

100ドル紙幣

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1984年に発行が開始され、2018年現在、もっとも高額な紙幣です。

緑色が特徴的な紙幣で縦65㎜、横158㎜と現在オーストラリアで発行されている紙幣の中でもっとも大きなサイズの紙幣でもあります。

 

発行年は1996年、1998-1999年、2008年、2010年‐2011年、2013年‐2014年とWikipediaに書いてあるが、現在はどうなんでしょうね。

 

 

ちなみにこの100ドル紙幣、まったく流通していないんです。

カジノでは飛び交っているらしいんですけど、カジノなんて私にはまったく関係ない場所ですので手に入れる手段がまったくなかったです。

ちなみにATMでお金を引き出す場合でも、最も高額な紙幣は50ドルです。

 

この紙幣を手に入れたのは後にも先にも日本から持ってきたお金をオーストラリアの両替所で両替したときでした。

 

 

 

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50ドル紙幣

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よく目にする紙幣がこちらの黄色が特徴的な50ドル紙幣です。

 

一般的に100ドルを支払うときは、上記の100ドル紙幣ではなく、この5ドル紙幣を2枚使って支払います。各ATMで取り扱っている最高金額の紙幣がこの紙幣です。

 

大きさは横幅が151mmで縦幅が65mmです。

 

2018年現在のところ、”透かし”技法を紙幣の中央に取り入れた新デザインの紙幣は5ドル紙幣と10ドル紙幣ですが、今年度末にこの50ドル紙幣に”透かし”技法が取り入れられるらしいです。紙幣コレクターとしてはとても楽しみです。

 

 

20ドル紙幣

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御覧の通り、オレンジ色を基調とした綺麗なデザインの紙幣が20ドル紙幣です。

 

大きさは縦が65㎜、横は144㎜。

1994年の10月に初めて発行された紙幣です。

 

初めてこのお札を手にしたとき、20ドルという微妙な金額から日本で数年間 流通していた2000円札(今の若い人は知っているのでしょうか?)を思い出し「どうせそんなに流通していないようなお札なんだろうな…」と思ったのも束の間、ブログで記事にするために調べていると、2017年現在は流通紙幣の約11パーセントも占めていることが分かりました。

 

そう考えると日本ではなんで2000円札って流行らなかったんでしょうね。

 

 

10ドル紙幣

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綺麗な青色が特徴的な紙幣が10ドル紙幣です。

大きさは縦65㎜、横137㎜。

 

 

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昨年の2017年 9月に新デザインの10ドル紙幣が発行されて、初めて手に入れたとき、あまりの綺麗さに驚き、手持ちにその新10ドル札しかなかったのでその日の買い物を翌日に延期したことがありました。

 

 

 本当に綺麗なデザインなので、ぜひこちらの記事もご覧にいただきたいです。

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5ドル紙幣

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紫色が特徴的なのが5ドル紙幣です。

上の画像は新5ドル紙幣なのですが、2018年現在は既に新5ドル紙幣の方が旧5ドル紙幣に比べて流通しているのでこのように紹介させていただきました。

 

 

ちなみにこちらが旧5ドル紙幣です。

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デザインはほぼ一緒なのですが、紙幣中央の”透かし”の部分がありません。

 

 

 

こちらがそれ以前に発行されていたと見られる旧々5ドル紙幣です。

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この旧々5ドル紙幣については実際にスーパーで使ったときに店員さんが

「なんだこの札は……?偽札か……?!」

といった感じで眉間にしわを寄せてお札を凝視していました(お会計は無事にできました)。

 

 

今となっては驚きもしなくなりましたが、こちらの新5ドル札も初めて受け取ったときはあまりの綺麗さに衝撃を受けました。オーストラリアではじめて手に入れたお金がこの5ドル札でした。

 

 こちらも”透かし”部分の美しさをなんとか写真に収めましたので、ぜひご覧ください。

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硬貨

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色とりどりのオーストラリアン紙幣ですが、硬貨の方は打って変わって金貨と銀貨の2種類しかありません。

 

硬貨の表面は現在のところ、記念硬貨でもない限りは硬貨の金額にかかわらずエリザベス2世女王のご尊顔です。しいて言うならば硬貨が発行された年によってエリザベスさんの年齢が違います。

 

こんな感じで。

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とくに調べてはいませんが、年代を遡るほど若くなっていっているようです。

 

 

 

 

2ドル硬貨

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金色が鮮やかなのがこちらの2ドル硬貨です。

金色は綺麗なこの硬貨なんですけど、材質は92%が銅、アルミニウムが6%、そして2%がニッケルとなっており、金は使われていないんです。

 

重さは6.6gで日本の10円玉に1.5倍の重さです。

直径は2.05㎝。10円玉が2.35㎝なので少し小さい直径。

 

1970年代から2ドル紙幣に代わるコインとして作成計画が始まり、1988年の6月20日より発行が開始されたコインです。

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アボリジニの老いた男性がデザインされています。

 

今年の2018年で発行から記念すべき30周年ということになります。ゥアニバーサリー!

 

ちなみに硬貨の中では一番高価であり、安売り時であればこの2ドル硬貨一枚でバナナが1キログラムも買える代物です。

 

1ドル硬貨

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2ドル同様に金色が美しいのがこちらの1ドル硬貨です(ちょっとそうは思えない写真で恐縮ですが……)。

金色といっても材質は銅が92%、アルミニウム6パーセント、ニッケル2%ですので2ドル硬貨同様に金は1%も使われていません。

 

このオーストラリア1ドル金貨、実はそんなに歴史があるわけでもなくなんと初めて世に出回ったのは1984年の5月14日なんです。

ちなみに上の画像で紹介した1ドルのデザインがこのカンガルーのデザインで、以降も何度も発行されていて最も流通している1ドルコインでもあります。

 

 

重量は9グラム。直径は25㎜。

日本の10円とほぼ同じ直径ですが厚みは1.5倍ほどもあり、なかなかずっしりと重く感じます。

 

 

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違うデザインのカンガルー。

 

他の硬貨も色々なデザインがあるのですが、この1ドル硬貨だけは別格に多く、なんと20種類近くのデザインが存在しております。非常にコレクター心をくすぐられます。

 

 

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50セント硬貨

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オーストラリアで一番大きいコイン。

それがこのコイン 50セント硬貨です。

 

その重さは15.5グラム(500円玉の約2倍!)。

直径は31.65ミリメートルにもなり、厚さは2.8ミリメートルとなります。 

材質は75%が銅、25%がニッケルです(旧500円玉の材質と一緒!)。

 

 世にも稀な正12角形の硬貨でもあります。

 

上のデザインについて言及すると、カンガルーとエミューと呼ばれる大型の鳥に挟まれている盾のようなものに描かれているものが6つの州のバッジです。

上段中央がビクトリアのバッジ。クラウン(王冠)と南十字星。

下段右がタスマニア。歩いている姿の赤いライオンが描かれています。

 

カンガルーとエミューは前にしか進めない動物なので「前に進もう」という隠れたメッセージもあるらしいです。なかなか粋なこと考えますね(情報提供ありがとうございますマメさん)。

 

ちなみにこのほかにも3種類、違うデザインの50セント硬貨を見つけましたが、あまり画像が多くても混乱するので、ここでは最も一般的な50セント硬貨を紹介させていただきました。

 

10セント硬貨

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直径は13.60㎜で厚みは2㎜。

重さは5.65g。

材質は5セント硬貨と同じく銅75%、ニッケルが25%です。

 

 

5セント硬貨

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値段と同様 サイズも一番小さい硬貨がこの5セント硬貨です。

 

正直まったく使えません。日本には「お賽銭」という文化がありますね。そのときにいらない小銭はいくらでも神様に投げつけて神様もお金をゲットできるWIN-WINな関係に持っていけるのですが、オーストラリアにはありません。ので捨てるわけにもいかず、たまりにたまったこの5セント硬貨はすでに34枚にもなりました。まじで使えん。

 

 

直径は19.41㎜で厚みは1.3㎜しかありません。薄いです。

重さは2.83g。

材質は2ドル硬貨と同様に銅が75%、ニッケルが25%です。

 

 

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現在の哺乳類の祖とされる単孔類の動物、エキドナがデザインされています。

私的には少し怖いです。

 

 

まとめ

このようにオーストラリアにはいろいろな種類、デザイン、色の紙幣や硬貨があります。私はもう既にオーストラリアには8か月おり、うち7か月は現金払いで支払を済ませていたこともあり、数多のお金を見てきました。しかし、未だに現金で支払いをして見たことのないデザイン硬貨を手にすることがあります。

 

その度に「おぉ…まだあったんかい……」というオーストラリアの硬貨発行局の想像力と訳の分からないくらいに多いデザインの多様性に驚かされます。まじで何種類デザインを変えるつもりなのでしょうか?

そしてそのたびに全種類ゲットしてやるぜ!というコレクター心をくすぐられるんです。

 

皆さんも外国に行かれた際は、カードでの支払いも便利でよろしゅうございますが、現地で使われている紙幣・硬貨を手に取って見るのもなかなか面白いですよ。

 

 

 

 

 

 

 

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