金沢市水防訓練・水防工法講習会は13日、浅野川沿いの市企業局城北水質管理センターで行われ、住民や市職員、消防団員ら約350人が土のう積みなど初期の水防活動の強化に努めた。浅野川水害から7月で10年を迎えることもあり、参加者は集中して訓練に取り組み、意識を高めた。
大雨で浅野川が避難判断水位に達し、氾濫の恐れがあるとの想定で行われた。雨が降り地面がぬかるむ中、参加者は「立籠(たてかご)工」という堤防ののり面に石を積んで補強する作業や土のう積み、河川での人命救助など八つの訓練を行い、水害が発生した際の動きを確認した。山野之義市長が講評した。