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二度目の人生を異世界で 作者:まいん

世直しのようなもの

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駆除するらしい

 そして再び、触手達の攻勢が始まる。
 それは蓮弥達がクリンゲに帰還して、いくらも経たない内にまるで蓮弥達を追いかけるようにして瘴気の森から無数の触手が姿を現したのだ。
 それに対してクリンゲは全ての門を閉ざし、防壁に兵士達を置いてこれまで何度となく繰り返してきた防御の態勢を見せた。
 ただ、いつもと異なるのは壁の外側に一人だけ、取り残されたかのように蓮弥の姿があったのである。

「やはり俺にはどうも軍というのは向いてないな」

 遠くに見える触手の群れに対し、蓮弥はまるでこれから近くの公園か何かに散歩にでも向かうような足取りで前進し始める。
 背後に感じる視線は防壁の上にいる兵士達からのもので、自分のことを心配していることが雰囲気でなんとなく分かるようなものばかりであったのだが、そんな視線に心配するなとばかりに手を振ってみせる蓮弥の足取りは止まることがない。

「ここから先にいるのは敵ばかり。始末して構わない触手の群れと、そんなものを内包している瘴気の森があるだけ」

 腰に吊るしている刀へ蓮弥は手をかけることはしていない。
 切り結ぶ相手としては触手の塊というのはどうにも不足な代物であったし、そもそもいくら蓮弥がそれらを切り捨てたとしても、相手は地面を覆い尽くすほどの数がいるわけで、とてもではないが切る速度が触手の侵攻速度に間に合うとは思えなかったからだ。

「根本的な問題としては、親玉みたいなものを探し出して駆除しなきゃ、いくらあの群れを駆逐してみたところで焼け石に水ってやつなんだろうが……」

 独り言を口にしながら前へと進む蓮弥の視界には、何もかもを埋め尽くさんばかりの触手の群れが広がっている。
 それらが食用に耐えるものであったのならば、対峙する気持ちも少しは明るいものになったのかもしれないが、人やら獣やらを喰らい、それに寄生するような気持ちの悪い生物はいくら蓮弥といえども食用にできるとは思えなかった。

「そういう対策を考えたり、行動に移したりするためにも時間は必要だからな」

 まるで津波のように押し寄せる肉の壁は、個人で抵抗できるようなものには見えない。
 しかし蓮弥は足取りを止めることもなく、迫りくる触手の群れに対してその掌を向けた。
 クリンゲに至るまでに消費された魔力の量は、尋常ではない量ではあったのだが、今はその消費もなくなり、蓮弥は自分の内側に急速に魔力が充填されていくのを感じ取っている。

「そんなわけだから駆除させてもらう。お前らに言葉が通じるかどうか知らないが、悪く思わないでくれ」

 一人で戦場に立っている蓮弥の体を呑み込まんとばかりに、迫る触手の群れを突如として赤い輝きが照らし出した。
 まるで地表にもう一つの太陽が出現したのではないかと錯覚させるほどに真っ赤なその光は、無詠唱で生み出された無数の<小火弾>である。
 肉の津波に対抗するようにして生み出されたそれは、炎の津波と化して蓮弥の意思の下に周囲の大気を焼き焦がしながら触手の群れへと撃ち込まれた。
 初級の魔術でしかない<小火弾>の一発の威力はそう大したことはない。
 むやみやたらと大量に保持している蓮弥の魔力を過剰に注ぎ込めば、その威力を上げることは可能ではあるのだが、今回蓮弥はそれを行っていない。
 何故ならば触手は群れとしては巨大であるのだが、個体としては大小さまざまなものが混じってはいるものの、それほど巨大なものではないからだ。
 代わりに数を増やしていた。
 一発では触手の一部を焦がすだけの威力しか持たない魔術でも、まとめて何発もの火の弾が撃ち込まれれば焼かれる範囲は増え、焦げた表皮は爆発で吹き飛ばされ、露わになった肉の表面には別の火の弾が降り注ぐ。
 瞬く間に群れの先頭にいた触手達が肉片と炭の混じり合った何かに変えられて吹き飛ばされていくのだが、そこを押しつぶしていくように新たな触手が前へと出る。
 この触手の群れと対峙しているのが、例えば魔術師の一団であったりしたのならば、最初の攻撃に続く魔術を行使している間に触手の群れの接近を許してしまっていたことであろう。
 だが、魔術を扱っているのは蓮弥一人である。
 詠唱など必要とせずに行使される<小火弾>の魔術は、蓮弥がこちらの世界に来てからおそらく最も頻繁に使った魔術であり、その行使に淀みなどない。
 一発の火の弾を撃ち込んでいる間に、空中には数発の火の弾が追加で生み出される。
 その数発の火の弾が撃ち出される頃には、十数発の火の弾が新しく生じるのだ。
 しかもそんな現象が広大な戦場において、触手達の侵攻を阻むべく広範囲に渡って繰り広げられているのである。
 これにはさすがの触手の群れも蓮弥へと近づくことができないままにその足が止まった。

「攻めあぐねてるな? 地表で攻めあぐねたのなら、次の手はそっちだよな」

 絶え間なく撃ち込まれる火の弾に、前へと進むことができなくなった触手達が次に取る手はいったい何であるのか。
 それが分かる蓮弥は火の弾を撃ち出し続けながら、右足をわずかに持ち上げる。

「駆け足足踏みというやつだな」

 持ち上げた右足を地面へ踏み込みながら、代わりに左足を持ち上げる。
 地面へと踏み込まれた蓮弥の右足には<雷撃>の光が宿っており、それは地面に触れると同時にまるで蜘蛛の巣のように四方八方へと雷撃を走らせた。
 すぐに持ち上げた左足が同じく雷撃の光を宿しながら地面を踏みしめると、代わりに右足が持ち上げられ、蓮弥はその場で足踏みをするようにして右足と左足で交互に地面へ<雷撃>を撃ち込んでいく。
 蓮弥がそれによって防ごうとしていたのは、地面を潜ってくる触手の侵攻だ。
 地表を移動して蓮弥へ襲い掛かることができないのであれば、火の弾で狙われることのない地下を通って蓮弥へ接近しようとすることを予測するのは、それほど難しいことではない。
 もちろん蓮弥が足踏みをしながら地面へ撃ち込む程度の<雷撃>では、戦場の全てをカバーすることはできず、撃ち漏らしがクリンゲの方向へ通ってしまうことは避けられないのだが、これはクリンゲの防壁で防げることが分かっており、地面から地表へと姿を現した触手については、防壁上の兵士達が対処することになっていた。
 そして蓮弥へ襲い掛かろうと地面の下を潜っていたものについては、撃ち込まれた<雷撃>の威力によってそのまま動けなくなったり、慌てて地上へ出てきたところを<小火弾>に撃たれて灰へと変えられたりしてしまう。

「さくさくいこうか。それじゃ、仮想砲身展開」

 戦艦<奥羽>の船橋でその構造を学んだ魔力によって構成された砲身が蓮弥の前に現れる。
 魔族領への道を隔てていた結界や、魔王城の守りすら撃ち抜いたそれの狙いを蓮弥は無造作に目の前で立ち往生しかけている触手の群れへと向けた。

「ライフリング固定。魔力加圧中。照準は適当に、と。やはり俺一人で全て担当するといくらか能力が劣るかもしれないが……こいつらには十分すぎるだろ」

 狙いをつける必要はほとんどなかった。
 何せまだ続いている<小火弾>の連射にその足を止められているとはいっても、見渡す限り触手の群れがいるのである。
 どこに撃ち込んでもそれなりの効果があるだろうと考えて、蓮弥が放った魔導砲の一撃は加圧された魔力を威力に変えて触手の群れの一部を薙ぎ払う。
 どこまでも伸びていく白く輝くその一撃の中で、巻き上げられ粉々になっていく触手の影を見ながら、蓮弥は空に向けて掌を掲げた。

「詠唱省略。これもお馴染みの一撃だが、生物相手ならよく効くだろ」

 構築された魔術は空の頂きから幾筋もの白い糸のようなものを地面へと伸ばしだす。
 それはこの世界の住民達が到達しえない空の高みから、極度に低い温度の空気を無理やり地面へと叩き落す魔術だ。
 それらが白く糸を引いたように見えるのは、冷気の渦が待機中の水分を瞬時に凍らせ、生じた小さな氷の粒のせいである。
 これまでは一筋も呼べば十分であったものを、蓮弥は迫りくる触手の群れの規模からして一発では足りないだろうと、並列起動させた魔術で幾筋もの冷気の渦を作りだしたのであった。
 それらは<小火弾>の連続使用によって熱せられた大気すら貫いて地表へと到達すると、同時にとんでもない極低温の空気を周囲へと撒き散らす。
 触手の正体がなんであれ、肉を備えた存在でしかない。
 その肉が、極低温の空気にさらされれば即座に表面に白い霜を形成しながらその芯まで瞬く間に凍りつき、その活動を停止してしまう。
 勢い余って地面まで凍らせ、さらに地表を舐めるように広がっていく冷気がクリンゲの防壁まで到達し、そこで何か見えない壁に当たって白く吹き上がる光景を、蓮弥は自分の身を守るために展開させた結界の中から眺めていた。

「地面もがちがちに凍ったな。これなら潜ってる奴もひとたまりもないだろ」

 空から強引に引きずり落とされ、地表を荒れ狂った冷気はしばらくして蓮弥が魔術の行使を解除すると同時に戦場に白いモヤを残して消え去っていった。
 とはいえ冷やされた大気はそのまま、戦場の気温を耐えがたい寒さで支配しており、何らかの力場で守られているクリンゲの防壁上も、冷気の侵入を完全に防ぐことはできなかったのか、防衛のために配置されていた兵士達が身を震わせ、縮こまってしまっている姿が蓮弥のところからも確認できる。

「やりすぎたか? いや、これくらい徹底しないとこいつらには不足だな」

 死人が出るほどの寒さではないのだから、少しくらいは我慢してもらわなくてはと蓮弥は展開していた結界を解除し、すっかり凍り付いて固くなってしまった地面をゆっくりと触手の群れの方へと歩いていく。
 極低温にさらされた触手の群れは、その動きを止めていた。
 真っ白になってしまった触手達は、つい先ほどまで動いていた姿をそのままに固く凍り付いてしまい、今はぴくりとも動かなくなっている。
 お互いに絡み合い、その絡み合った姿のまま動かなくなっている触手の群れの姿はじっと眺めているとなんだか気分が悪くなるというか、正気を少しずつ削り取られていくような不気味さに満ちており、蓮弥はすぐにそれらを観察することを止めた。

「このままにしておいてもいいんだが……景観も悪いし、こいつら溶けたら普通に活動を再開しそうなんだよな」

 普通の生物であれば確実に死んでいる状態ではあるのだが、触手達はその存在が不気味すぎて凍らせただけでは死なないような気がしてしまう。
 ならばしっかり止めを刺すべきなのだろうと、蓮弥は触手の群れから少しばかり距離を取ると、腰に吊るしてある刀を抜き放つ。
 <小火弾>による火も消え去り、冷気だけが支配する戦場の空気の中で、白々とした光を放つ刃をしばらく見つめてから、蓮弥はくるりとその刃を返した。

「これだけしっかり凍っているし、ぐちゃぐちゃに絡み合ってる状態なら……」

 振りかざした刀は触手に対して峰の部分を向けている。
 切るよりも打撃武器として使われる所謂峰打ちの状態で刀を振り上げた蓮弥は、精神統一のためか軽く目を伏せると、次の瞬間には戦場中に轟き渡るほどの裂帛の気合と共に、振り上げた刀を振り下ろした。
 その刀の峰が凍りついた触手の一匹を打った途端に、比喩でもなんでもなく戦場全体が振動し、一拍置いてから次々に凍りつかされた触手達や余波を受けて凍り付いてしまっていた瘴気の森の木々が粉々に砕けて白い破片となり、戦場の空へと舞いあがったのである。

「元があんなでも、こうすればまぁ見れる風景か」

 一旦舞い上がった氷の破片は、すぐ雪のように戦場全体へと降り注ぐ。
 どこか幻想的ともいえそうなその光景に、防壁の上から状況を見守っていた兵士達から歓声が上がるのが聞こえた。

「念のため、あとできっちりここら一帯は焼却処理しておくべきだろうな。とりあえず、これでしばらくは来ないだろ」

 これまでカレン達が行ってきた迎撃はある程度襲ってきた触手の数を減らすと触手達が森へと戻り、減らされた数を回復させてまた襲ってくるというサイクルであった。
 それとは異なり、今回は襲撃してきた触手を瘴気の森もろとも広範囲に渡って氷結、粉砕してしまっている。
 いかにその数を簡単に増やせる触手とはいえ、一度完全に殲滅してしまえば増える元がなくなるので、すぐにはその数を回復できるとは考えにくい。
 もっとも大元を叩いたわけではないので、いずれまた襲撃に来るのであろうが、それまでの時間的余裕ができたというわけである。

「その時間でなんとか対策を考えなきゃならんわけだが……」

 蓮弥はクリンゲの街を振り返り、まだ歓声を上げている兵士達の姿を見る。

「とりあえずは魔王討伐成功を祝って、その後のことはまた考えるとしようか」

 やらなければならないことは他にもあるわけで、それについて考えだすとキリがないとばかりに蓮弥は軽く頭を振ってから、歓声に沸き立っているクリンゲへ戻るべくその足を踏み出したのであった。

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