バーチャル3Dサラウンド技術「DTS Virtual:X」はサウンドバーの新定番に?テレビ&ホームシアターはこの機能に注目【プロが語る定番&ロングセラーアイテム50】
長く使われるものには、愛されるだけの“価値”がある!そこでここでは、入れ替わりの激しいデジモノ市場において「定番」「ロングセラー」という称号を得た奇跡の製品(シリーズ)をピックアップ。長らく市場をウォッチし続けてきた本誌連載陣が極めつけの全50アイテムを紹介する!!
使いやすさや魅力的な機能が新たな定番モデルを生み出す
薄型テレビの音をグレードアップする小型スピーカーは卵形で話題となったOlasonicがまさに定番。使いやすさにも優れ、愛用者も多い。
機能レベルでは、薄型テレビの転倒対策機能に要注目。パナソニック『TH-43FX750』が新採用した吸着式のスタンドは、設置が簡単にもかかわらず、がっちりとテレビを保持してくれる。地震の多い日本ならではだが、これは定番機能になること間違いなし。ほか、テレビ向けの新定番となりそうなのは、サウンドバーのバーチャルサラウンド機能「DTS Virtual:X」。手軽なホームシアターに、今後欠かせない機能となりそう。
そのほか、手軽に使えるコンパクトなプロジェクターは、スマホ世代の若者から、新たな大画面の選択肢として人気が出そう。特に無線LAN内蔵モデルならばスマホとも相性抜群。こんな機能を持ったモデルなら、定番となるのはもちろん、長く愛用できるはずだ。
No.1
コンパクトで可愛らしい卵形スピーカー
Olasonic
TW-D77OPT
実勢価格:1万8060円
不要な反射を抑え、内部の定在波の影響も抑える卵形のボディを採用した小型スピーカー。大容量のコンデンサーに電気を貯めることで低消費電力ながらも10W+10Wの大出力を実現しているほか、テレビの電源に連動するオートパワーオフ機能も備え、省エネにも優れている。ユニットも前面のダイナミック型ユニットと背面のパッシブラジエーターを備えており、コンパクトながらもしっかりと力強い低音再生も可能にしている。
No.2
DTS Virtual:Xはサウンドバーの新定番
ヤマハ
YAS-107
実勢価格:2万6750円
薄型コンパクトなサウンドバーながら、左右それぞれ3つのユニットを備え、迫力のある音を楽しめる。最大の特徴であるバーチャル3Dサラウンド技術「DTS Virtual:X」に対応し、前後左右に加えて高さ方向までサラウンド音場を再現できる。手軽な設置に加えてサラウンド再現も極めて優秀で、サウンドバーの新定番になること間違いなしの逸品。
No.3
エプソン
dreamio EH-TW5650
実勢価格:12万5400円
フルHD液晶パネルを3枚使用したコンパクトなプロジェクター。タテレンズシフトやヨコ台形補正機能で設置性を高めている。また、無線LAN内蔵でスマホなどの画面や映像コンテンツをワイヤレスのまま大画面表示する機能も備える。スマホ視聴時代の大画面再生の定番になるかも。
No.4
OPPO
UDP-203
実勢価格:10万980円
UHDブルーレイの再生はもちろん、CDやSACD、DVD/BDといった豊富なメディアに対応するユニバーサルプレーヤー。HDR表示の輝度の調整をはじめ、画質調整などの機能も充実している。最新のプロセッサーやDACを採用した設計により、画質や音質の実力は抜群。長く愛用できるモデルだ。
No.5
強力な転倒対策を採用した4Kテレビ
パナソニック
ビエラ TH-43FX750
実勢価格:17万4770円
液晶パネルを採用した4Kテレビのスタンダードモデル。多彩な動画配信サービスにも対応し、テレビ放送と同じ感覚で手軽に多彩なコンテンツを楽しめる。独自の映像回路「ヘキサクロマドライブ」を改善し、低ノイズとより精密なディテール再現を可能にし、テレビ放送も含めて鮮やかな映像を楽しめる。吸着式の転倒対策を施したスタンドがユニークで、安心して長く使えるのが定番の理由。
※『デジモノステーション』2018年6月号より抜粋。