~前回までのあらすじ~
何の意味があるのかイマイチよく分かんなかった「シーズニング」を終え、スキレットを使用可能にしたヒダマル。
早速チャーハンを作って楽しんだものの、重大な問題点を見過ごすことは出来なかった。
そのチャーハンには、お肉が入っていなかったのである!!
スキレットによる、初の肉料理に挑戦するヒダマル。
お洒落と美味しさを兼ね備えたスキレット料理のお味は、果たして……!?
満を持しての。
『へやキャン△』やるの、なんか久しぶりですね。
ここんとこレジンだ小説だと柄にもなく忙しいヒダマルですが、このシリーズも忘れていませんよ。始めた時は、こんなに続くとは思ってなかったけど。
盛大なる見切り発車だった「負け犬プロジェクト」だって、ちゃんと進んでますからね? (ちょっとスケジュール厳しくなってきたけど……)
今回は、満を持しての【ローストビーフ編】。
『ゆるキャン△』第六話「お肉と紅葉と謎の湖」で、志摩リンちゃんのダンディなお爺さまが作っていたみたいなやつを再現してみようと思います。
もうね、
絶対うまいヤツ。
更に、「あらゆる料理を5割増しで美味しそうに魅せる」というスキレット固有スキルが適用されるとすれば……、
絶対やばいぞこれは……ッ!!
(by 志摩リン)
レッツクッキン!!
もう我慢できんので、早速作ってまいりましょう。
まず、調理にとりかかる前に……、
ドン。
軽井沢ビーーーールッ!!
高原で鳥羽先生が飲んでたヤツゥーーーーッ!!
ちょっと高かったけど今回は贅沢するぜひゃっはぁーーーーーッ!!!!
これをね、冷凍庫へ入れておきましょう。
肉を焼いている間に、イイ感じに冷えてくれるはずです。
こんな感じで、保冷剤でサンドする形にしておくと、冷えが良い気がします。ヒダマルの知恵袋。
さて、クッ〇パッドで探してメモっておいたレシピを眺めつつ、ローストビーフに取り掛かります。読めるもんなら読んでください。
メインの食材は、こちら。
もち、牛肉!
昨晩から塩・胡椒をすり込んでおきました。
お値段、100gで216円!
更に半額シールが付いて、108円!!
この時点で消費期限2日過ぎてるけど、そんなん気にしてたらニートなんてやってられんぜ!!
まずは、ニンニクとジャガイモを焼いていきます。ニンニクは、香りが出やすいように軽く潰しておきましょう。
次に、ニンニクを取り出し、お肉を投下します。
ジュ~~ッ。
いやぁ、いい音だ。
ひっくり返すと……、
あぁぁぁもうね、間違いなく美味しいよね。
四方に焼き色を付けたら、アルミホイルでくるみます。余熱でじっくり火を入れるのです。
ただ、アルミホイルがこれだけしかなかった……。完全に包めてないけど、蒸せるかな。
次に、ソースを作ってまいります。
元のレシピでは、ワインで作ると書いてありましたが……、ヒダマルは、更なるお洒落を追求しますよ。
これだッ!!
バルサミコ・ヴィネガァーーーーッ!!
ワインの代わりにコイツを使います。
ワインもお洒落ですが、料理にバルサミコ酢を使うってもう、更に一段階上のお洒落を感じません? ヒダマルは感じる。
100㏄を肉汁へ投入。
ぐつぐつ沸騰させて、酸味を飛ばすのですが……、
……ちょっと良いですか?
あの…………、このバルサミコ酢、すごい臭いを立ち上らせてるんですが。
大丈夫でしょうかコレ。
「鼻にツンとくる」なんてもんじゃなくって…………、擬音で例えるなら、「ズグンッ!!」ってレベルで強烈なんですが……。
大丈夫、だよね……?
ちゃんと美味しく、なる、よね……?
完成!! お洒落へやキャン△!!
スキレットにお肉とニンニクを戻せば、ローストビーフの完成です。もちろん、スキレットごと食卓に乗せますよ。
お洒落だ……。
お洒落、ここに極まれり……。
ナイフで切ってみます。
うん?
中まで火が通っちゃってるかな?
まぁ、ローストビーフ作るの初めてでしたからね。多少の失敗は多めに見ましょう。
部屋の電気を消して、ランプを灯します。
嗚呼、お洒落だ……。
我、至高のお洒落を見つけたり……。
キンキンに冷えた、クラフトビール。
鉄鍋で作った、ローストビーフ。
手作りのネイティブ柄と、それらすべてを優しく照らすランプ。
……いただきます。
……ふ、
ふ、ははは。
あははははははははははは!!!!
は は は は
は は は は は
は は は は は は は
は は は は
マズイ……ッ!!
バルサミコ酢の激烈な酸味が完全に肉を殺している……ッ!!
めっっっちゃくちゃ酸っぱい……ッ!!
は、ははは。
楽しみに、してたのに。
軽井沢ビールまで用意して、奮発したのに。
バルサミコ酢、けっこう高かったのに……っ。
楽しみにしてたのにいいぃぃぃぃぃーーーーッ!!
ヴォォォオオオオオオオオオオーーーーーーーッッッッ!!!!!!
ヴォオオオアアアアァァァーーーーッ!!!!
まとめ。
1、スキレット料理だからって、美味しいとは限らない。
2、レシピは適当に変えるな。
以上の二項目を学んだヒダマルでした。
それにしても、スキレット料理を食べて使徒に乗っ取られた三号機みたいになるとは……。人生、何が起こるか分かりませんね。
次は、手堅く作ろ……。
※残ったお肉は、バルサミコの海から救出して美味しく頂きました。ちょっと酸っぱかったけど、美味しかったです。