正直、就活は8割ぐらい諦めている。
全く進まないし、読み間違いも多い。
通う大学もレベルが低いし、大学院に行くのも向いてないのだろう。
それでも、一応は就職活動しようと金融系の説明会に行ったりする。
金融に行く理由も正直なくて、親からもらった1700万円で金融商品やらを売買しているからだった。
大学の健康診断で173cmと言われた自分は、中学高校時代に大抵の人がならない持病の悪化による薬の副作用で背が伸びなかった。
どこまでも、なんとも言えない気持ちを抱く。
ニキビ跡だらけでドロドロな皮膚やらぼってりした顔やらは鏡を見るたびにうんざりする。
まぁ、それでも参加する意思を見せてきたのでやれることをやる。
そこで気づいたことだが参加者の大抵が専門知識が全くないのだ。
財布の中にMARCH 経営・商学部の学生証が入っている男が会社四季報に書いてあるようなことを知らないのだ。
自分の斜め前には大東亜帝国の手帳を出している自分よりも身長が高く小顔の見てくれがいい女がいる。
少しだけ得意げになりたいが、自分の勘違いだと終わる間際に気づく。
結局、採用されるのは商品を売れることを期待された人間なのだ。
極論を言えば、知識がなくとも客が喜んで買ってくれることが大切なのだ。
別に何か特別に知識があるやつはもっといて別枠で採用したりするだろう。
また、そんなのすぐに後からわかる。
研修やらで教わるだろう。
別に採用されたいというわけではない。ただただ、虚しくなるのだ。
結局はコミュニケーション力だとかいう容姿を内包した感情的な何かが大切なのだろう。
斜め前の女の子にとって世の中は素晴らしいものだ。祝福を送りたいものだ。
またおまえか
書き直すなら事前に推敲しろよ~