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2018年5月13日(日)

【BitSummit】プラチナゲームズの稲葉敦志氏と神谷英樹氏が語る“ゲーム制作哲学”とは!?

文:電撃PlayStation

 5月12日、13日の2日間にわたって京都市勧業館みやこめっせで開催された、日本最大級のインディーゲームの祭典“BitSummit Volume 6”

 その会場で行われた、プラチナゲームズの稲葉敦志氏と神谷英樹氏によるトークイベントレポートをお届けする。

BitSummit Volume 6

 最初に自己紹介も兼ねて好きなジャンルについて聞かれ、稲葉氏は「ストーリー性の強いものが好きなので、じっくり遊べるタイプのものが好き」と回答。神谷氏は「制作したゲームにアクションが多いからアクション好きと思われがちですが、シューティングもシミュレーションもなんでもプレイします」と答えていた。

 また「完璧なアクションゲームは何だと思いますか?」と聞かれ、神谷氏は「完璧かどうかはわかりませんが、中学生の頃にプレイした『悪魔城ドラキュラ』が好きです。当時ポップな絵が多かったなかで、フォトリアルな感じを目指している点が印象的でした」と述べていた。

 一方、稲葉氏は「プレイするときも作るときも完璧を求めることはせず、おもしろさやオリジナリティとか、そういうところを第一に考えています。なので、そういったことは意識したことはありませんでしたし、完璧なゲームができたと思ったらその時は終わりだと思いますね」と、自身のゲーム哲学を語っていた。

BitSummit Volume 6

 その後、プラチナゲームズ作品の特徴である“爽快なコンボシステム”に話題は移行。「プレイしていてかっこいいと思えるものを追求した結果、それらのコンボシステムにいきつくことが多い。コンボありきでゲーム開発を始めたことは一度もありません(笑)」と2人は回答。

 続いて“アイデアの発信方法”について言及した稲葉氏は「私自身、今後Switchなどでゲームを配信していきたいという願望を持っています。クリエイターのみなさんは、恐れずにどんどん発信していってほしい」と語っていた。

 さらに、増え続けるゲーム開発予算について聞かれ、稲葉氏は「海外では予算が高くなりすぎて頓挫しているということもある。自分たちはプラチナゲームズのパワーが伝わる魅力的なタイトルを生み出していきたい」と語り、神谷氏は「お金をかければいいものができるというわけではないので、最終的には自分が作って楽しいゲームを作りたいと思います」と述べていた。

BitSummit Volume 6

 最後に「アクションゲームの概念が変わるようなものも含め、まだ未発表タイトルがいくつか水面下で動いています。今は何も話せませんが、今後これらの情報を徐々に発信していきますので、期待していてください」と、プラチナゲームズの今後の展望を述べ、トークイベントを締めくくった。

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