国立西洋美術館のプラド美術館展でベラスケスやルーベンスの絵を観てきました!!
今回で開催5回目のプラド美術館展は大規模なもの
ブラド美術館展は今まで2002、2006、2011、2015年の計4回開催されていて、5回めの今回は、ディエゴ・ベラスケスと17世紀絵画のコレクションを網羅的に紹介する大規模な内容とのことでした。
スペインのマドリードにあるプラド美術館には、10数年前にマドリードを旅行した際に観光のひとつとして訪れたことがありました。
当時は絵画に強い興味はありませんでしたが、個人旅行だったのでかなりの時間を使って鑑賞出来たため、今でも良く覚えている絵画が数点あります。
(ゴヤの着衣のマハなどが印象的でした。プラド美術館展ではこの絵の展示はありません)
国立西洋美術館で2月からベラスケスの絵が目玉となるプラド美術館の企画展が始まると知った時には、プラド美術館には行ったことがあるし・・と企画展に行くことは見合わせていました。
でも、プラド美術館展のチケットにもなっている馬に乗ったこの王子の絵の広告が、上野公園の入口にある国立西洋美術館の前にど~んと展示されているのを良く見かけまして。。(写真を撮りそこねました!!)
上野にある他の美術館等に行く時にこの前を通り過ぎるたび気になったのと、この絵を観た記憶はもう既に無くなっていたので観に行ってみることにしました。
ベラスケスの傑作7点の展示が最大の見どころ
プラド美術館にあるベラスケスの絵で最も有名なのは、このラス・メニーナスという絵だと思います。
今回のプラド美術館展ではこの絵の展示はありませんでしたが、ベラスケスの作品計7点はそれぞれがとても貫禄があり素晴らしかったです。
なかでも、上に画像を紹介した《王太子バルタサール・カルロス騎馬像》が秀逸でした。
実物は王太子の衣装の袖やストールというのでしょうか、風になびいている布等に使われている金色の表現等がとても繊細で美しくて感動しました。
そして空の色も、大きな馬を簡単そうに乗りこなしている凛々しい王太子の姿にも見とれてしまいました。
この王太子、バルタサール・カルロスはベラスケスを宮廷画家として庇護していたフェリペ4世の長男で、王位を継ぐはずだったそうですが16歳で夭逝したとのことなのです。こんなに素敵な男子だったのに、切ないです・・
(企画展のチラシより。王太子バルタサールのお父上のフェリペ4世。しゃくれた顎は、ハプスブルク家の顔の特徴だとか)
ルーベンスやエル・グレコ、ティツィアーノの絵も
ルーベンスやエルグレコ、ティツィアーノ等の巨匠の作品や、ブリューゲル展でいくつか作品を観たばかりのヤン・ブリューゲル等の作品もあって楽しめました。
展覧会のチラシより、ルーベンスの《聖アンナのいる聖家族》です。生き生きとしたマリアが素敵でした。
こちらもチラシより、ティツィアーノの《音楽にくつろぐヴィーナス》です。
なんだか個人的に不自然なシーンだと思ったのか、マドリードのプラド美術館で観たことが記憶に残っていて当時のことを思い出しました。
音声ガイドは及川光博さん
展覧会公式HPで、プラド美術館展公式プレゼンターを務めるミッチー出演の動画がとても良く出来ていてわかりやすかったです。
会期は5月27日まで!
プラド美術館展はわりと長めにやっている印象でしたが、いよいよ今月中に終わってしまいます。行かれる予定の方はお見逃しなく♪
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