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ロシア“報復”、ドーピング暴いた独記者 W杯を前に入国拒否

ロシアのプーチン大統領
Photo By 共同

 ロシアのドーピングを暴いたドイツ人ジャーナリストが、サッカーW杯取材でロシアに入国することを拒否されたことが12日までに明らかになった。来月14日に迫ったW杯を前に、ホスト国の対応についてドイツ議会や同国ジャーナリスト協会が強く批判している。

 入国を拒否されたのは、ドイツ公共放送ARDのハヨ・ゼペルト記者(55)。14年にロシア陸上界の組織的なドーピングを暴く番組を制作し、国ぐるみの隠蔽(いんぺい)工作や賄賂の実態を浮き彫りにしたことで知られる。

 ドーピング疑惑が報じられたことで、国際オリンピック委員会は調査に乗り出し、結果は“クロ”認定。今年2月の平昌五輪でロシアは国として出場することができず、一部選手の個人参加を余儀なくされた。

 ARDによると、ゼペルト氏はロシア当局の「好ましくない人物」リストに名前があった。ARDは五輪やW杯のような大きなイベントでは取材は制限されるべきではなく、入国が認められないのは「前例のないことだ」と主張している。国際サッカー連盟(FIFA)はゼペルト氏の公認申請を承認。AP通信によると、「報道の自由は最も重要だ」との声明も発表した。

 ドイツのメルケル首相とロシアのプーチン大統領は18日にソチで会談予定。ゼペルト氏の問題がトップ会談で話題に上る可能性もある。

[ 2018年5月13日 05:30 ]

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