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┗78553.妹造り。

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1:poryen
11/27 00:42

グロ注意。

(Win10/Gecko)
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41:poryen
12/12 16:22

~断片の集まり。猜疑の塊~ no.004
今から記す会話は、全て真実であり、事実である。
そして生徒会長たる彼の妹を殺した犯人は、この中にいる。
それは確定している。
さぁ。
これから、会話の全貌をここに記す。
誰が犯人か、当てれるものなら当ててみろ。

(Win10/Gecko)
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42:poryen
12/12 16:27

※この話は、台詞だけで構成されています。
 ~座談 狂気と狂喜~ no.005
「そんなことより、僕は皆さんに聞きたいことがあるのですが。」「なんだ?」「率直に聞きます。皆さんは、僕の妹が死んだ日、何をしていましたか?」「……」「正確に言えば、僕が妹の死体を視認したのは日曜日で、死体となったのは土曜日ですが。」「…と、いうことは、土曜日の俺たちの行動を知りたいと。」「そうです。」「…まず、自分から話したら?キャプテン君。」「それもそうでしたね、失敬。僕は、妹がが死んだ日、つまり土曜日。朝から夕方まで、生徒会の仕事で学校に行っていました。このことは…そうですね、委員長が証明できると思います。」「そのあとは?」「帰り道で夕食の買い物をして、…七時位ですかね、家に帰りました。家に帰ったら妹を二人で食事をして、就寝しました。ちなみに寝たのは…多分ですけど十時前で、その時はまだ、妹は存命でした。ちなみに、警察から教えてもらいましたが、死亡推定時刻は深夜十時から六時らしいですね。なにしろ損傷が激しくて、余り細かくは絞れなかったらしいですが。」「やけに詳しく覚えてるんだなぁ、会長さんは。」「それは当たり前だ。学年、というか県内一位の天才だ。逆にその位の記憶力は有していないと困る。」「だよね~!”その意見”には賛成…でもさ、」「ん?」「それだけ頭いいなら、嘘も上手いんだろうね~!」「…そうなるな。」「……っ。信用してもらえたかどうかはさておき、番長。貴方はその日、何をしていました?」「俺は…そうだな、土曜日は早朝から部活の大会があって、電車で隣の市に言っていたな。打ち上げがあって、家に帰ったのは十一時ぐらいだな。身体が火照っていて、寝るのが一時近くになってしまったが。…あぁ、寝るまでは筋トレをしていた。逆効果?冗談はよせ。」「…朝、起きたのは?」「…八時過ぎぐらいだ。お前はどうなんだ?生徒会長。」「何しろ気が動転していたんで、細かくは思い出せませんけど…多分、九時ぐらいだったんじゃないでしょうか。」「会長が九時起き?珍しいこともあるもんだな。」「最近寝起きが悪いんですよ…まあそれは置いておいて。」「キャプテン君。君はあの日、何をしていました?」

(Win10/Gecko)
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43:poryen
12/13 15:10

?」「…俺は一日、彼女とデートしていたな。時間は…十時から七時まで。朝寝坊しちゃってさ、急いで支度したよ。帰宅してからも彼女と…、ずっとメールをしていたな。デートの話で盛り上がっちゃってさ、二時半位までかな?」「な?」「うん。」「」「…え?」「ああ、俺とこいつ付き合ってんだよ。」「……」「…本当か?ギャル。」「…うん。」「…ふっ、そういうことは、ギャルさんもその日、同じ予定だと。」「うん、でも私は、デートが楽しみで朝早く起きたから、起床時間はこいつよりちょっと早い…かな。」「深夜めでメールしてたから、朝起きたのは十時になってけどな。」「私は九時かな。」「なるほど…」

(Win10/Gecko)
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44:poryen
12/13 15:16

*重要*
これで、彼らのある程度の予定は分かりました。
というわけで、まだ知りたい情報がありましたら、質問をお願いします。
質問には、そのキャラクターが答えてくれますので、どうか犯人を当てるために、予想をしてみてください。
質問がなくても話は進んでいきます。

(Win10/Gecko)
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45:poryen
12/13 16:22

 ~話の終わり、一日の終わり、誰かの人生の終わり~ no.006
そのあと、すぐに解散した。
充分有益な情報を得ることができて、僕は上機嫌で家に帰った。
夕食の食材がなかったので、カップラーメンで済ませることにした。
特出して描写するべきとこもなく、今日という一日が終わりを迎えようとしている。
まあ、十分劇的な展開で僕は満足していた。
正直に言うと、犯人が誰かは、まだわかってはいなかった。
何しろ、妹が死んだのは深夜で、その時間帯のアリバイなんて簡単につかめるわけがなかったし、「寝ていた」と言えば、証言はそれで終了だ。
元から、絞れるわけがなかったのだろうか。
いや、それでは会話した意味がなくなってしまう。
探せ、伏線を謎を齟齬を間違いを。
見つけろ、犯人を証拠を全てを。
…思考をそこで止め、僕は寝ることにした。
何しろ、最近は目覚めが悪いのだ。
それも、【妹造り】のせいかもしれないが。
……あぁ、一つ、言い忘れていた。
これから一人、僕の家にやってくる人がいる。
彼女なら僕を起こしてくれるだろう、妹が家の鍵を渡していたはずだし、家には入れるはずだ。
それまで、【妹造り】まで、仮眠をとることにしよう。

(Win10/Gecko)
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46:さすらいの名無し
12/13 21:17

キャプテン君とギャルがどこにデートしにいったのか。そしてその証明が聞きたいです。

(iPhone/Nin 3DS)
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47:poryen
12/13 23:40

>>46
 ~フラグメント~
「そういえば、ギャルさんと、キャプテン君。お二人は、どこにデートに言ったんですか?」「都心のデパ地下だよ。こいつが欲しい物があるっていってな。」「ネックレス買ってもらったんだ~!」「いや、はい、わかりました。だから首の貴金属を見せつけてこないでください。」「…で、証拠、というか証言ができる人物は?」「う~ん。こいつ…っていってももし俺たちが犯人なら共犯だもんな。なら証言は無理だ。」「このネックレスは証拠にならないの?」「無理だろうな。先週買ったものという証拠がない。レシートは捨てたしな。」「う~ん、じゃあ私らが犯人?」「いえ、別に本気でお二人を疑ってわけじゃないんですよ。逆に、お二人が犯人ではないことを、確信したいんです。」
嘘だけど。
「お二人が犯人ではない、と確信できうるに値するものは得られませんでしたね、残念です。」「けっ。」

(Win10/Gecko)
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48:poryen
12/13 23:41

 ~空白~ no,007.





















(Win10/Gecko)
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49:poryen
12/13 23:42

 ~グッドモーニング、デッドモーニング~ no,008
ふと、鼻を衝く異臭に僕は目を覚ます。
周囲を満たす異常に、意識が瞬間的に覚醒し、最近、ちっとも俊敏な動きができなくなった体に鞭を打ち、身を起こした。
赤。
一面を埋め尽くす赤が、目を鼻を心を掴んで離さない。
それでも彼の心臓は一定の動きを変えない。決して本人を急かすことなく、メトロノームのような緩やかなリズムを奏でていた。
そこまでは、何も問題がなかった。
何しろ"死体は見慣れていた"し、彼は漆黒である。
黒が、赤に汚染されるわけがない。
黒が冒されるのは、光だけである。
ベッドから立ち上がり、昨日彼女を此処で殺したかな、と、考えながら前に一歩進んだ時、何かに足をひっかけ盛大に床と衝突して強くぶつけた頭を抑えながら立ち上がろうとした時転ぶ原因となった「彼女の頭部」が視界に入る。
赤  死体  転ぶ 頭部 妹過去 可愛い妹綺麗美しい自慢の眩い妹、と、と、頭部。
綺麗が過去形に美しいが過去形に全てが過去形にに、ににに。
あ、あああ。
妹は、死んだ。
あ。
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
号哭するのは、もうたくさんだ。

(Win10/Gecko)
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50:poryen
12/23 00:57

しばらくじっとしていたが、先程の叫び声を聞いた住人が来られたら面倒なので、急いで後処理をする。
倦怠感の残る緩慢な体に、少し拍車をかけながら。
最近本当に疲れが取れない。
まるで、“寝てない”……いや、“寝れていない”、か?
まさか、僕は殺人をストレスだと感じているのだろうか。
人を殺した覚えは、ないんだけどなぁ。
僕は殺人をしているのではない、妹を造っているのだ。
自分の思考に確固たる自信がある僕は、その考えを疑うことはしない。
それは、愚者が行うことである。

(Nin 3DS/Nin 3DS)
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51:poryen
12/23 01:33

ここで妹造りの概要を説明しよう。
まぁ、それといって特出して言うこともないほど、その内容はいたって単純だ。
部品を集め、接合する。
これだけである。
頭部、胴体、左腕、右腕、左足、右足。
それぞれを用意しそれぞれを接合し、妹の完成である。
たったそれだけだ。
その材料として必要な条件は、妹と体格が似ていること。
よって、僕は妹の友達を素材として扱うことを決めた。

(Nin 3DS/Nin 3DS)
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52:poryen
12/29 01:14

目的の達成が、目標と完遂が、一歩ずつ近づいてくる。
あと、三つ。
瞼に残る涙を拭き、血を拭き、部屋を整える。
血肉と血で汚れた服や、布団カバーなどを詰めた袋を持ち、部屋を出た。
もちろん、片腕は袋に入れず持っている。
目に映るのは、暗闇へと続く廊下。
足が、ひんやりと冷たかった。
そう、まるで……。
僕の、心みたいに。

(Nin 3DS/Nin 3DS)
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53:poryen
12/29 01:30

原因はどうであれ着替えたことだし、先にこの袋を捨ててこようかと玄関に向かい歩きドアノブに手をかけた瞬間、チャイムが鳴った。
…っ!
急いで片腕を袋に詰め込み袋を脇に投げる。
そして、まるで何も起こっていないかのように表情を造り、ドアを開けた。
勿論、チェーンはつけているし、こっそりと血に汚れたナイフに手をかけながら。
「はい、何でしょう?」
ドアを開けると、隙間に見えるのは…っ、警官か。
しかも二人の内一人は……。
「こんにちは、怪長(会長)くん。」
「おはようでしょう?刑殺(警察)さん。」
「っくく、気味(君)の言う通りだった。荒唾(改)めておはよう、怪長くん?」
「わかればいいんですよ、刑殺さん。」
全く、偶然とは恐ろしい。
「まだ刑殺なんですね、てっきりもう、体蝕(退職)したとばかり想ってました。」
よりによって、こいつとは。
「オレはそう簡単には消えないぜ?これからもずっと、気味の死界(視界)に居座るつもりさ。」
「さっさと消えてください。不愉快です。」
「オレは愉快さ。」

(Nin 3DS/Nin 3DS)
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54:RIKUTO105◆pCAb6WPR/A
12/29 23:02

どうも、RIKUTO105です!
『THE・小説大賞2017~予選~』を開催中です!
ぜひ、エントリーをよろしくお願いします!
ミバネオ内リンク

(iPhone/Nin 3DS)
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55:poryen
01/12 16:36

「そんなことより…何しにきたんですか?」
「そう怖い顔をするなよ、美顔が台無しだぜ?」
「早く言え。」
「おぉ、怖い怖い。」
こいつには、僕との再会が本当に愉快なのだろう。歪んだ表情が何よりの証拠だ。
「俺は警察だぜ?ここに来た理由ってのは一つしかないだろ。」
「君を捕まえるためだ、容疑者くん?」
「戯言は止めてくださいよ…全く、笑えないですね。」
本当に笑えない。よりによって、このタイミングで、こいつが。
…あぁ。全く。

(Win10/Gecko)
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56:poryen
01/12 16:43

一度雑念を放棄し、今必要である事柄に意識を向ける。
曰く、こいつを殺すかどうか、だ。
ポケットに仕込んだナイフを使えば、こいつと…奥にいるもう一人ぐらいは殺せるだろう。
それにしても、奥にいる人…どこかで……。
「考え事かい?容疑者くん。」
思考はそこで断絶され、視界に移るのは相変わらず楽しそうな刑殺。
…やってしまおうか。
こいつは生きていて僕の害にしかならない。いつも僕の邪魔をする。そう、五年前のあの時も…。
決意を固め、それを行動に昇華させようとしたとき、刑殺は言った。
「もしかしてさ、容疑者くん。
 俺を殺そう、なんて考えていないよね?」

(Win10/Gecko)
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57:poryen
01/22 22:59

「…。そんなこと、するわけないじゃありませんか。」
「あぁそう。まぁ別に、僕は殺してもいいさ。そんなのは『君ならば』容易だろう…でも、いくら君でも彼女は殺せないぜ。」
こいつは、聞く耳を持っていないのだろうか。
彼女……、後ろの女性のことか。
見覚えはあるが、どこか記憶が曖昧だ。でも、絶対にどこかで…。
「彼女はね、私達の協力者で、ボディガード…とでも言ったところかな?」

(Nin 3DS/Nin 3DS)
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58:poryen
01/25 01:30

「ほら、君。こっちに来て彼と挨拶したまえ。」
ボディーガードに対し、随分煩雑な物言いだな。
僕は目の前の害悪の根源たる有機物から、こちらへ歩を進める女性、もといボディーガードに視線を移す。
凛とした、理念とか、信念とか、規則とか、武道とか、道徳とか、そういう「義」の塊が、そこに直立していた。
まるで日本刀のような女性が、そこには存在していた。
そして、その雰囲気全てが、僕のよく知る誰かと酷似していて…!
「お早う御座います。私は…えー…君の言う、『委員長』とやらの母だ。」
刀は、こう言った。
「短い付き合いだが、よろしく頼む。」
瞬間、背筋が凍り、全身が震えた。でもこれは、決して武者震いなんかじゃなくて。ただひたすら、純粋なる恐怖で、明確な硬直で。
『短い付き合い』?
随分とまぁ…舐められたものだね。
心で呟いた言葉は、存外空虚で、そして誰にでも分かるほど甘い、虚勢だった。

(Nin 3DS/Nin 3DS)
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59:poryen
02/05 18:15

始めて感じた、恐怖。
ポケットのナイフを置き去りにして、両腕がだらんと下がる。
「どうした?…あぁ、もしかして、お前『も』私に怯えているのか?」
『これ』に怯えない人なんて、いないだろう。
泥と雲?鼈と月?その程度の差ではない。凡人と神のような、無機物と有機物のような。決して越えられない壁が、いや、これはもう壁などではない。
住んでる世界が、違うのだ。
「ふむ、存外…お前も弱いのだな。」


(Win10/Gecko)
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