リリーナ(FE)

登録日:2009/05/27(日) 07:55:32
更新日:2018/02/10 Sat 11:34:35
所要時間:約 3 分で読めます





お父さま……どうか私たちを見守っていて。




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出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


GBA専用ソフト『ファイアーエムブレム 封印の剣』に登場するキャラクター。


二つ名は『美しき盟主』

クラスは魔道士
CC後は賢者で、属性は光。


オスティア侯爵ヘクトルの愛娘で、主人公ロイとは同い年(15歳)の幼なじみ。
ロイには幼き頃から恋心を抱いているが、ロイはそれに気付く事が出来ておらず(?)鈍感さにやきもきしている。
慈愛に満ち溢れ、公女にも関わらずその優しさは誰に対しても別け隔てない。
明るく世話好きだが、落ち込む時は溜め込んでしまうタイプのようだ。

魔道軍将セシリアに「魔道の天才」と言わしめるほど魔法に長けており、そのせいもありロイはセシリアから魔法を習う事が出来なかった。


ロイの恋人候補の一人ではあるが、

  • 進行役のギネヴィアの存在
  • 序盤からメンバーにいるわけではなく、中盤手前まで仲間に加わらない
  • リリーナを救うマップですら、リリーナが死んでも進行の変化は無い
  • むしろゴンザレス
  • むしろガレット

など、メインヒロインとは言えないところである。
彼女を動かし忘れて流れ矢に当たるのはよくあること。

「ああ、ロイ、死んでしまうなんて……」

まあゲームオーバーでロイの死を悲しんでくれるのはリリーナなんだけどな。
一応支援をAまで上げておけば、EDにてロイの告白を受ける事が出来る。



パラメーターの成長としてはセシリアが言う通り魔力がかなり高くなり攻撃の主力になりやすいが、命中力がやや低い傾向にある。
その辺はある意味親父譲り。
彼女の超魔力を生かしたリブローはロマンが詰まっている。
封印の賢者は杖Eスタート、リブローの武器レベルはB。闘技場にでも篭らない限りまず到達しない。
しかし、到達さえしてしまえば範囲20(封印の遠距離杖の計算式は魔力/2+5であるため、魔力30のリリーナは20となる)・超回復のリブローが味方をフォローする。
アポカリプスを装備した魔力カンストしたソフィーヤが上回るものの登場章がリリーナより更に遅く、
初期値も闇魔法の性能も低く苦行に近いので実行可能になるまで育てる者は少ない。


一部のファンからは、可愛らしい容姿に似つかないその圧倒的魔力から、ある魔法少女を連想出来る為に「魔砲公女」とも呼ばれているとか……。
「少し、頭冷やそうか……」

反面技や速さの伸びにムラがあり安定しない、魔道士の最大レベル20で2桁に行かない事も有る。

まぁ支援や理魔法自体の命中の高さのおかげで技が気になる場面は少ない。精々ソードマスターや高い地形効果に居る敵を相手にする時ぐらい。

速さもなぜか手に入りやすいはやての羽で十分カバー可能。追撃ラインにさえ乗れれば魔道士(賢者)を彼女1人に絞っても良い。

魔防はそこそこ伸びるもののバサークの杖による状態異常状態にかかる事がたまにあり、一撃でロイや自軍のユニットを葬ってしまうことがある。

「今のはフォルブレイズではない……ファイアーだ」

この火力でフィンガー・フレア・ボムズしてぇ……。
また、魔道系の常として耐久は低く回避力も高いわけではないのでノーマルでも一撃死の危険が付きまとう。
火力に驕って前に出さないようにしよう。


母親候補としてフロリーナ、リン、ファリナの3人がいるが、
リリーナ自身が親父譲りの青髪な為それぞれが当てはまりそうで当てはまらないのでファンの間でも有力説が定まっていない。
誰が母親でも技と速さの伸びがよくなりそうなのは気のせいか? なんで彼女らの娘がこんなパワータイプに育つんだか……

ヘクトル遺伝子強すぎだろ……。

一応、小説版ではフロリーナが母親となっている。



人気はメインヒロイン級にやはりあるらしく、人気投票では主人公のロイ、強いし腐女子ファンが多いルトガーに次いで三位だった。

一部ではスマブラにて『ロイとタッグを組ませたかった』というファンもいるのだとか。

漫画『ファイアーエムブレム 覇者の剣』にも4巻の最後でティーナたちのピンチに颯爽と登場。
『封印の剣』のヒロインである為か出番が多かった。
9巻以降では賢者Verの姿を披露。カラーでないのが残念だが、おそらく原作通り純白の魔導服に青いマントだと思われる。
また作画が山田孝太郎氏なのでスタイルがかなり良くなっている。
スリットから覗く太股がタマラン。

是非ともゲーム化して欲しいものである。


〇FEHでは


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出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始、
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ソーシャルゲーム「ファイアーエムブレム ヒーローズ」では、赤の歩兵魔道ユニットとして初期から参戦。
イラストは通常版のロイと同じくBUNBUN氏が担当している。
この世界なら若い頃の父親と会えると知って不思議な気分を感じている。
超英雄リリーナは外伝に登場し、自分の世界では父は他界しているため、別の世界の父親に感謝の気持ちを込めてプレゼントを渡した。

同兵種……どころか全キャラ中でもトップクラスの攻撃、それ以外は軒並み低めというあまりにも漢らしすぎるステータスを持つ。
奥義は広範囲の敵にその高い火力を叩き込む事が可能な「爆火」、
パッシブはAスキルに単純に攻撃の値を引き上げるだけ、というシンプルだが強力な「攻撃+」、
Cスキルに隣接した仲間の攻撃をアップさせる「攻撃の紋章」とこちらも自分味方問わず、とにかく火力アップを突き詰めた攻撃的な構成。
並程度の魔防しか持たない相手は彼女のボルガノンによって問答無用で灰燼と化す。

しかし、前述の通りその攻撃のみを突き詰めた一点突破型な能力の代償としてその他のステータスはかなり低め。
特に速さ、守備は壊滅的。魔防は比較的マシだがその低い速さでは追撃を許しやすく、有利属性でもない限りは致命傷は免れない。
またFEにおける速さの数値はそのまま火力の増加に直結するため、
いかに素で高い攻撃を持っていようと、追撃が出来なければ相対的な火力は低くなりがちになってしまう。

そのあまりにも両極端な性能から運用は非常にデリケートと言わざるを得ない。
絶対に敵の攻撃範囲には入れない、くらいの気構えで、広い攻撃範囲を生かして「やられる前にやる」を心がけよう。

スキル継承が実装されてからはぽっかりと空いたBスキルを埋める事が可能となり、
これにより一定のHPがあれば絶対に追撃を行う「~殺し」系のスキルを継承させることで、その高い火力を存分に発揮できるようになった。
最有力候補は数が多く強力なユニットも多い「剣殺し」。
3まで継承しなくとも、そもそもリリーナは基本的に攻撃されたら倒されるという認識で構わないので、1か2の継承まででも特に問題はないだろう。
有利な緑属性にさらに強くなれる「斧殺し」「緑魔殺し」なども候補に入るが、現状では緑の数が少なめなので環境と相談して決めよう。
大英雄戦などを見越すならとりあえず継承しておいて適宜切り替えるのも一考か。



軍のみんなは貴方のことを差別したりはしないわ。
さあ、勇気を出して踏み出してみて。
前を向いて「追記・修正」していくために……。

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