今回は、サントリーリザーブの古酒、シルキーを飲んでみます。
サントリーリザーブは、1969年に発売されました。
1961年に、鳥井信治郎から社長の座を引き継いだ次男、佐治敬三は、1970年に開催される大阪万博を前に、外国人にも見劣りのしない素晴らしいウイスキーを作りたいとの一心で手がけたボトルです。
当初は山崎のモルトのみをキーにしていましたが、1973年に白州蒸溜所が出来ると、徐々に白州モルト主体へとスイッチしていきました。
今回採り上げるシルキーは、1984年に発売されました。従来のリザーブが黒いボトルとラベルをつけていましたが、このシルキーは白いラベルとクリアーなボトルを採用しており、繊細な香り、味わいをPRしたものとなっています。
終売年は不明ですが、今回入手したボトルには、ネック部分に特級と表記されていますので、酒税法改正で等級表示が廃止される1989年4月以前のものとみられます。
では、ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りはアルコールの奥にブドウを強く感じます。
口に含むと、ラムレーズンが主体となり、奥からレモン、バニラ、ウッディと続きます。
味わいはアルコール由来の辛さがあるものの、その後は酸味がメインになります。
ロックにすると、レーズンの香りが更に引き立ち、奥からモルトの甘い香りも追いかけます。
味わいは酸味がかなり強くなります。
最後にハイボールにすると、ほのかにブドウ、バニラ、樽香を感じ取れます。
味わいは酸味がほのかに存在します。
フレッシュな印象のある現行品と比べると、シェリー樽モルトの影響があり、比較的濃厚な印象を感じます。
シルキーと標榜しますが、それほどに繊細なイメージは感じられません。むしろ当時のレギュラーのリザーブが骨太だったのではと想像されます。
1980年代のオールドにしても、このシルキーにしても、ストレートやロックでもしっかり飲める熟成度合いを持っていて、現行品とは雲泥の差に思えます。
760mL、アルコール度数43度で、発売当時の定価は3800円でした。酒税の違いから考えると、今だと2000円台後半というところでしょうか。
サントリーリザーブは、1969年に発売されました。
1961年に、鳥井信治郎から社長の座を引き継いだ次男、佐治敬三は、1970年に開催される大阪万博を前に、外国人にも見劣りのしない素晴らしいウイスキーを作りたいとの一心で手がけたボトルです。
当初は山崎のモルトのみをキーにしていましたが、1973年に白州蒸溜所が出来ると、徐々に白州モルト主体へとスイッチしていきました。
今回採り上げるシルキーは、1984年に発売されました。従来のリザーブが黒いボトルとラベルをつけていましたが、このシルキーは白いラベルとクリアーなボトルを採用しており、繊細な香り、味わいをPRしたものとなっています。
終売年は不明ですが、今回入手したボトルには、ネック部分に特級と表記されていますので、酒税法改正で等級表示が廃止される1989年4月以前のものとみられます。
では、ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りはアルコールの奥にブドウを強く感じます。
口に含むと、ラムレーズンが主体となり、奥からレモン、バニラ、ウッディと続きます。
味わいはアルコール由来の辛さがあるものの、その後は酸味がメインになります。
ロックにすると、レーズンの香りが更に引き立ち、奥からモルトの甘い香りも追いかけます。
味わいは酸味がかなり強くなります。
最後にハイボールにすると、ほのかにブドウ、バニラ、樽香を感じ取れます。
味わいは酸味がほのかに存在します。
フレッシュな印象のある現行品と比べると、シェリー樽モルトの影響があり、比較的濃厚な印象を感じます。
シルキーと標榜しますが、それほどに繊細なイメージは感じられません。むしろ当時のレギュラーのリザーブが骨太だったのではと想像されます。
1980年代のオールドにしても、このシルキーにしても、ストレートやロックでもしっかり飲める熟成度合いを持っていて、現行品とは雲泥の差に思えます。
760mL、アルコール度数43度で、発売当時の定価は3800円でした。酒税の違いから考えると、今だと2000円台後半というところでしょうか。
<個人的評価>
- 香り A: ラムレーズンの香りが強く、後からバニラ、レモン、モルト、ウッディが続く。
- 味わい B: ストレートではアルコールの刺激が強いが、酸味が主体の味。
- 総評 B: 現行とは異なりシェリー樽原酒がメインで、濃厚な印象。
【古酒】 サントリー シルキー 特級表示 43度 760ml 【A-336】 【中古】 |
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