Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)が現地時間5月13日、同氏の母校である米デューク大学の卒業式でスピーチを行なうことが正式に発表されました。クックCEOは、同大学でMBAを取得しています。
クックCEO、母校・デューク大学の卒業式へ
デューク大学の卒業式でティム・クックCEOがスピーチを行なうことは、今年1月にクックCEOがアニ文字のキツネで語る動画で発表されていましたが、現地時間5月10日付けの同大学の学生新聞The Cronicleが改めて正式に発表しました。
1988年にデューク大学フークア・ビジネススクールでMBAを取得したクックCEOは、The Cronicleに以下のコメントを寄せています。
今週末、2018年卒業の皆さんを祝福するために、デューク大学に戻れることを誇りに思います。私がフークアを卒業して30年が経ちましたが、デューク大学で作った友人たちや思い出は、私の人生における最高の宝物です。
卒業生たちは、次の時代のリーダーであり、世界を変える力を持っています。私は、彼らが一歩を踏み出す手助けをしたいと思います。
昨年はMITの卒業式でスピーチしたクックCEO
教育に力を入れるAppleのトップであるクック氏は、2015年にはデューク大学の評議員に就任し、施設・環境やリスクとコンプライアンス、ビジネスとファイナンスといった分野で大学の経営に関与しています。
昨年、マサチューセッツ工科大学(MIT)の卒業式でスピーチしたクックCEOは「テクノロジーには、品位と思いやりが注入されていなくてはならない」と語り、問題の解決には技術だけでなく人間らしさが必要であると説いています。
Appleの経営者と大学の卒業式といえば、故スティーブ・ジョブズ氏が2005年にスタンフォード大学の卒業式の式辞で述べた「貪欲であれ、愚かであれ(Stay hunggy, stay foolish)」はあまりにも有名です。
Source:The Cronicle via AppleInsider
Photo:YouTube(Apple)
(hato)