思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、au(KDDI・沖縄セルラー電話)のシャープ製スマートフォン「IS03」です。
2010年に発売されたIS03は、auとしては2機種目となったAndroidスマホです。スマホとして初めて「おサイフケータイ(モバイルFeliCa)」に対応した機種でもあります。
auのAndroid初号機のIS01(シャープ製)はQWERTYキーボードを搭載した「スマートブック」で、IS02(東芝製)はQWERTYキーボード付きのWindows Mobile端末だったので、純粋にタッチパネルのみ搭載するAndroidスマホはIS03が「au初」ということになります。
3.5型のメインデイスプレイの下部には、常時表示が可能なメモリ液晶を搭載していました。メモリ液晶部分には、「ホーム」「戻る」などのナビゲーションキーが表示されるほか、メインディスプレイ消灯時には時計や電池残量、不在着信の通知などが表示される仕組みです。
ワンセグや赤外線通信にも対応し、「ケータイから買い替えても今までのサービスを使い続けられる」という観点で注目を集めました。
しかし、発売当初には「Edy」や「モバイルSuica」といったキラーサービスの提供が始まっておらず、「モバイルWAON」が利用できる程度で、「すべて同じサービス」となると少し待たなけらばなりませんでした。
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