１０日の参院予算委員会に参考人として招致された加戸守行前愛媛県知事の発言を、NHK「シブ5時」が切り取り編集を行い放送していた疑惑が浮上した。
加戸前知事が獣医学部の入学式で「魔法で出産した学部」と発言したことについて「衣装がハリーポッターみたいだった」などと説明している部分をカットし都合よくつなぎ合わせ、安倍政権の特例であったかのよう仕上げているのだ。

出典：DAPPIさんのツイート

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答弁の書き起こしで検証してみた

自民党の塚田一郎委員は加戸前知事に以下のような質問を行っている。
「加戸前知事は加計学園の入学式で“魔法で生まれた学部”と発言したが、どういった意味か？」
※実際は「魔法で出産した学部」と発言している

この質問に対する加戸前知事の説明が、NHKでは重要部分がカットされた状態で放送されている。発言をカットされた部分を赤字で示してみたが、悪意しか感じない。
※元の映像が確認できないため、DAPPIさん「切り取り中」を参考にしました

私自身が１１年前に文科相へ掛け合いに行って当時安倍政権の下でしたけども、火蓋を切って以来、跳ね返され跳ね返されてきた頑強な獣医砦が、やっと崩れたという思いがひとつと、たまたま入学式の来賓で参りましたら、来賓全員に四角の帽子と黒マントが着せられたもんですから、なんかハリーポッターの魔法の学校出ているような気がしていました。連想で魔法という言葉を思いつきまして、悪戦苦闘してできなかったのが、国家戦略特区の八田ワーキンググループ座長や原委員等々の民間員の、こじ開ける岩盤の、くり抜くための必死の発言が農水省や文科省の担当者相手に行われた当時のワーキンググループの議事録を拝見しておりましただけに、思いがこもってあの民間委員の魔法の発言、いわゆるワーキンググループで発言、その言葉によってやっと難関が、道が開いて今日につながったという意味で申しました。
もうひとつ、難産の子が良く育つという言葉、そのあとにちょっとよろしければ大学審議会でギシギシギシギシされましたけれども、私に言わせますと45人の教授や50人の教授陣容で大学を運営されてる方々が、なぜ加計学園の場合だけ75人の要求までハードルがいっぺんに上がっちゃたと、愛の鞭によって日本一の獣医学部ができましたけども、難産の子という意味はそんな意味でも皮肉たっぷりに申し上げた訳であります。
※後半の青字部分も放送されていない可能性が高い

この加戸前知事の説明がNHKにかかるとこうなる。
↓
私自身が１１年前に文科相へ掛け合いに行って、当時安倍政権の下でしたけども、火蓋を切って以来、跳ね返され跳ね返されてきた頑強な獣医砦が、やっと崩れたという思い、道が開いて今日につながったという意味で申しました。
重要な「ハリーポッター」の部分をカットしたことで、魔法という意味が安倍政権による特例や優遇を意味するかのような印象になっている。

財務省の書き換えを批判する資格なし！

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