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1)『石山本尊の研究 柳澤宏道著』P44 日興筆本尊 座配図 正応四年十月十三日
2)同書 P46 日興筆本尊 座配図  永仁四年卯月八日 
3)同書 P78 日目筆本尊 正中三年卯月 日
4)同書 P86 日元筆本尊 宝暦第十四甲申龍集弥生中幹五日
5)同書 P105 日達筆本尊 昭和四十七年七月三日
6)同書 P111 日顕筆本尊 昭和五十六年十一月十日

疑問符さんへ
色々ご指導頂き感謝申し上げます。
西山に残る「点画秘抄」が「七箇相承」になったとのこと。

この「点画秘抄」について、疑問符さんは「蓮祖の本尊相伝の秘抄があり 」と仰せですが、
この書は「日蓮筆」だということでしょうか?
ちなみに、「点画」という単語は、昭和定本日蓮聖人遺文に載る書には一文字も使われていません。
また、富士宗学要集でも「点画」という単語は二カ所しか、私の読んだところでは出てきませんでした。
この「点画秘抄」について、もう少しご教示を賜りたくお願い申し上げます。


さて、今日は、「七箇相承」と大石寺歴代の書写本尊について、記したいと思います。

ご存知の通り、七箇相承は、日蓮さんから日興さんに相承されたと主張されるもので、
本尊書写の「決まり事」が明確に記されます。
つまり、日蓮さんその人が、「本尊を書写する時は、これこれこう書かなければならない」と
指示をされた書ということです。
その中に、
『上行無辺行と持国と浄行・安立行と毘沙門との間には・若悩乱者頭破七分・有供養者福過十号
と之を書く可し、経中の明文等心に任す可きか。』

と言います。先日の記事「本尊書写も七箇相承も捏造?http://blogs.yahoo.co.jp/shounanboy01/3945876.html
 」で記載した「日寛本尊」の写真の如く、『若悩乱者頭破七分・有供養者福過十号』と書きなさいと言われているわけです。
そこから、大石寺歴代の書写を時系列で写真に記してみました。

1)の日興本尊

これは、一目で全く七箇相承の通りでないことが分かります。

2)の日興本尊

これでは、「若悩乱者頭破七分」と「有供養者福過十号」の位置が「逆側」に変化します。
つまりこれも、七箇相承とは矛盾します。

3)の日目本尊

日目さんとは大石寺を日興さんから相承された第3世ですが、
この本尊は、「若悩乱者頭破七分・有供養者福過十号」については、七箇相承に準じます。
しかし、七箇相承の「決まり事」には、更に明確な指示があります。
『一、仏滅度後二千二百三十余年の間・一閻浮提の内・未曽有の大曼荼羅なりと遊ばさるゝ儘
書写し奉るこそ御本尊書写にてはあらめ、之を略し奉る事大僻見不相伝の至極なり。』

『一、日蓮在御判と嫡々代々と書くべしとの給ふ事如何、師の曰く深秘なり代々の聖人悉く
日蓮なりと申す意なり。』

つまり、「仏滅度後二千二百三十余年の間・一閻浮提の内・未曽有の大曼荼羅なりと記されているままに書写しなければ不相伝だ」と強く言われているわけです。
もう一つは、「日蓮在御判」と「嫡々代々」と書きなさいと。

ではこの日目さんの本尊はというと、その両方が記されていません。
「日蓮」の字はありますが、「日蓮聖人」と書かれるわけです。
「嫡々代々」は書かれていません。
これもまた、「矛盾」します。

ちなみに、「嫡々代々」という文字に関しては、私の知る大石寺歴代の本尊のどれにも記されません。

4)の日元本尊

 これも、「為悦衆生故・現無量神力」という、まったく違う経文が記されます。

5)の日達本尊

 これは、日達さんはどうしちゃったんだろうと思うのですが、「四天王」がありません。問題外

6)の日顕本尊

 これも「毎自作是念・・・」という全く違う経文が記されます。


疑問符さんは、「日道の頃の捏造」説を言われるのですが、私は日道本尊を見たことがありません。
疑問符さんの予想される日道日代説は、どういった理由によるのでしょうか?
ご指導頂きたく存じます。よろしくお願い申しあげまs。

それにしても、つい最近の法主日顕さんまでもが「七箇相承」に矛盾した書写をするというのはどういうことなのでしょうか?
理解が難しいのですが、捏造でもあるし、歴代が重要視もしてこなかったということなのでしょうか。

今回の掲載した写真は、七箇相承に「矛盾」したものばかりです。
しかし、準じた本尊もあるようです。
つまりそれは、捏造する時に、日興さんの数点の本尊の共通項を、それらしく並べて捏造した低度の
書物が「七箇相承」であるということではないでしょうか。

もっと言えば、七箇相承が日蓮さんから日興さんに相承されたものであるならば、本尊の書き方が
バラバラであるわけがないということです。
全ての本尊の書き方は「同一」なはずです。
しかしそうではないと。

捏造にも程があるなと。

「点画秘抄」にどのような記述があるのか、ご指導を頂いてから再度研究させて頂ければ幸いです。
  

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閉じる コメント(9)

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日達上人の書写の本尊は問題外と言っていますが、これは単なる誤解ですね。この本尊はいわゆる御守本尊で、四天王があえて無いのです。日蓮聖人から日限女に贈られた弘安3年の本尊を参照されたし。学会員でも正宗側でもありません。研究者です。貴殿への批判でもありませんのであしからず。 削除

2011/6/7(火) 午前 7:38 [ gokaishiteru ] 返信する

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ふ~ん…、やっぱり、日蓮正宗の七箇相承は嘘だったんですね。身延派の方が正しい部分が多いんですね(^_^;)

ていうか、ゴカイシテルさんは、学会でも正宗でもなく、研究者と言われてますが、研究者が上人というなんて、少しビックリしました(^-^)私は、他宗?の方が、上人って言ってくれるのは嬉しいんですけどね(*^-^*) 削除

2012/12/28(金) 午後 1:13 [ koko ] 返信する

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正宗の信者ですが、6)の日顕上人のS56年ご書写の御本尊、これは葬儀の際にお掛けする「導師御本尊」です。通常の御本尊の「若悩乱者頭破七分・有供養者福過十号」の部分が「毎自作是念 以何令衆生・得入無上道 速成就仏身」、「天照大神」が「閻魔法皇」、「八幡大菩薩」が「五道冥官」としたためられているのが特徴です。導師御本尊は各寺院に所蔵されており、故人の成仏を願って特別にしたためられ、葬儀の折にお出ましになります。同様の意味合いで納骨堂にご安置する御本尊も導師御本尊です。右上には「即身成仏之印文也」(通常の御本尊は「為現当二世」)としたためられています。自宅に日顕上人の常住御本尊がありますが、「若悩乱者頭破七分・有供養者福過十号」としたためられています。

2013/3/29(金) 午後 9:46 [ nam**ei1109 ] 返信する

歴代御本尊の下記に二千二百二十余年 と

二千二百三十余年とが御座います。

これは私も疑問に思っております。

歴代げいか様によって代わるのでしょうか?

2015/8/3(月) 午前 10:18 [ his*e2*_1*04 ] 返信する

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それだけいい加減な状態を続けて来たということでしょう。
嘘を嘘で塗り固めてきたために、矛盾やら疑念やらがずっと続くということですね

2015/8/8(土) 午前 11:02 [ 湘南坊遺 ] 返信する

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nam**ei1109さんが正解を仰っているにも関わらず一顧だにせずいい加減だのウソだのと言うのは自分で見苦しいとは思いませんか。
御本尊には常住本尊、導師本尊、御守り本尊等種類があるというのにそれらをゴチャゴチャと一緒くたにして、てんでバラバラだというのは為にする誹謗でしょう?着々代々と書けなんて意味じゃありませんよ。

2017/8/5(土) 午後 7:33 [ ott*tto ] 返信する

> ott*ttoさん

ottttoさん

反論するならば、しっかり学んでからしてください。

「着々代々と書けなんて意味じゃありませんよ。」


七箇相承
『日蓮在御判と嫡々代々と書くべしとの給ふ事如何、
師の曰く深秘なり代々の聖人悉く日蓮なりと申す意なり。』

これはどういう意味になるんですか?
あなたの意見だと、日蓮=大石寺歴代という根拠は消滅します。
まあ、もともとそんなものあるわけありませんが、大石寺の唯受一人血脈相承はおとぎ話ということですね。

2017/8/13(日) 午後 0:35 [ base坊主jo ] 返信する

> ott*ttoさん
「御本尊には常住本尊、導師本尊、御守り本尊等種類がある」


質問です。
いろんな種類の本尊を書くような指示は誰がしたのですか?日蓮さんですか?日興さんですか?
または、誰が最初に書き出したのですか?
あなた方の主張では、色々あるんだからそれぞれ正しいなとどなるのでしょうが、その主張であるならば、七箇相承は偽となります。

七箇相承
『本尊書写の事、予が顕し奉るが如くなるべし』

この七箇相承と、戒壇本尊とやらの中身が異なるのですから、少なくともどちらかは後世の偽作となりますね。

戒壇本尊が日蓮作なら七箇相承は偽。
七箇相承が偽なら、日蓮=大石寺歴代という根拠は消滅します。

さて、苦しいですね。

2017/8/13(日) 午後 0:37 [ base坊主jo ] 返信する

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> ott*ttoさん
すでにbase坊主さんがお答えを出してくださっているので、もうそれで充分ですが、一言。

「一顧だにせずいい加減だのウソだのと言うのは自分で見苦しいとは思いませんか。」

それは、そっくりそのまま法華講の皆さんにお返しいたします。

大石寺住職やらその他僧侶が「絶対正しい」という固定概念をお捨てにられたほうがいいのではないですか?
あきらかな根拠ある指摘に、冷静に挑まれてはいかがでしょうか。

有史以来、大石寺がその疑念に誠意をもって答えたことは一度もありません。

末端信徒さん達がかわいそうですね。こんな捏造教義を信じこまされているのですから。

2017/8/13(日) 午後 0:49 [ 湘南坊遺 ] 返信する

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