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生活保護費4300万円を横領 東京・北区の職員2人

(事件・事故 - 2018年5月11日 18時30分)
 東京・北区の福祉課に勤める職員が生活保護費を不正に支出し、横領していたことが分かりました。横領していた職員は2人で、被害総額は4300万円に上ります。

 北区によりますと、横領の事実が発覚したのは共に男性で、健康福祉部福祉課の40代の職員と、3月に退職した60代の元職員です。

 このうち40代の職員は、すでに亡くなっている7人分の生活保護費・合わせておよそ3000万円を不正に支出し、横領していました。また、60代の元職員は生活保護の対象者として知人の名前を使い、合わせておよそ1300万円を不正に支出して横領していました。

 3月上旬、上司が2人に対して資料が山積みとなっていた机を整理するよう指示し、その後、発見された資料から不正が発覚したということです。

 北区は今後、横領について警察に告訴し、2人に対して横領した金の返還を求めていくとしています。この問題を受けて、北区の花川区長は「区民の信頼回復に向けて、組織を挙げて全力で取り組む」としています。

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