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 情報処理推進機構(IPA)は2018年5月9日、同日にマイクロソフトが公開した脆弱性の修正プログラムを至急適用するよう呼びかけた。脆弱性を悪用されると、アプリケーションの異常終了や攻撃者によるパソコンの制御などの被害が発生する可能性があるためで、重要度は「緊急」。CVE-2018-8120とCVE-2018-8174の脆弱性についてはマイクロソフトは悪用の事実を確認済みと公表しており、今後被害が拡大する可能性があるという。

 なお、今回の修正プログラムをリモートデスクトップ環境に適用する場合は注意点がある。マイクロソフトは、3月以降の更新プログラムがリモートデスクトップ接続先に適用されていない状態で、リモートデスクトップ接続元に5月の更新が適用されると、既定の状態ではリモートデスクトップ接続ができなくなると説明している。

IPAはマイクロソフト製品の修正プログラム適用を呼びかけている
(出所:情報処理推進機構)
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