トップ > 滋賀 > 5月11日の記事一覧 > 記事

ここから本文

滋賀

コハクチョウの優美な一瞬 大津で杉立さんが写真展

高島市に飛来したコハクチョウを撮影した写真パネル=大津市黒津のウォーターステーション琵琶で

写真

 草津市の写真家杉立好正さん(51)の写真展「鳥景2」が、大津市黒津のウォーターステーション琵琶で開かれている。毎冬シベリアから飛来するコハクチョウの撮影パネルが並び、訪れた人を楽しませている。二十六日まで。

 写真はどれも今年一~二月に撮影。毎日午前四時に家を出て、二千枚撮影する日程を二週間近く続けたといい、約一万五千枚の中から二十八枚を厳選した。

 羽を広げて向き合う幼鳥や、互いの首を絡ませてハートを作る「ラブリング」の様子など、「一瞬」を切り取った写真ばかり。「見つめ合う幼鳥は、お相撲さんが土俵入りして見合っているようだ」など、詩的な説明文も魅力だ。

 「コハクチョウが訪れる自然環境を残したい、と思ってもらいたい」と杉立さん。湖岸で桜を撮影している時に、杉立さんと知り合ったという中国人男性(31)は「中国にはこんな風景がないので、美しい」と話していた。

 (高田みのり)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内