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福井

4羽きょうだいです コウノトリ全てふ化

先に誕生したひな(右の2羽)に寄り添う3羽目(左上)とふ化したばかりの4羽目(同下)のひな=越前市中野町の飼育ケージで(県提供)

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 県は十日、越前市中野町で飼育する国の特別天然記念物コウノトリの雄の「ふっくん」と雌の「さっちゃん」が産んだ卵から、新たに二羽が誕生したと発表した。これでペアが産んだ四個の有精卵は全てふ化した。

 県自然環境課によると、県の獣医師がこの日午前八時半ごろに三羽目、午後一時ごろに四羽目を確認した。

 ふ化したひなは頭をしっかり上げて座るなどし、健康状態に問題はない。先に産まれた二羽も親から餌をもらってしっかり食べており、元気な様子という。

 ふっくんとさっちゃんが、四羽のひなを同時に育てるのは、県が飼育を始めた二〇一一年以降、最多になる。

 (山内道朗)

 

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