daru15今回はハイランドモルトから、ダルウィニー15年を飲んでみます。

ダルウィニー蒸溜所は、ハイランド地区の中央部にあり、近くにグランピアン山脈がある標高の高い場所にあります。

ゲール語で集会所、中継所という意味を持つこの蒸溜所は、1897年に創業しました。
当初はストラススペイという名前でしたが、1905年にアメリカ人が買収後、現在の名前となりました。
現在はディアジオ社の傘下にあります。

設置されているポットスチルは2基だけで、いずれもストレートヘッドタイプ。 
使用される水はグランピアン山脈からの雪解け水です。

では、いつものようにストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は黄金色、香りはナシ、青リンゴ、ブドウ、紅茶と続きます。

口に含むと、まずナシ、青リンゴの香りが口に広がります。その後レーズン、紅茶、カラメルが追いかけます。
味わいは酸味がメインで、あとからフルーツの甘さが広がります。

ロックにすると、お香、フローラルな香りが開き、ストレート同様にナシ、青リンゴ、レーズンも香りを強めます。
味わいは甘さが増して、酸味が逆に後を追いかける形に変わります。 そのあとにスパイシーさがほんのり加わります。

最後にハイボールにすると、香りはロックでのフローラルさがほんのり残ります。
味わいも炭酸も伴って酸味が強めになり、かなりさっぱりした印象になります。

ハイランドモルトとしても、かなり香りが華やかで、ピートのスモーキーな癖がなく、15年熟成によるアルコールからの刺激も少なくてまろやかなので、女性に受けるシングルモルトのように感じました。

700mL、アルコール度数43度、価格は4800円ほど。
15年ものと考えれば比較的お買い得な値段ですが、 癖が少なく華やかさを感じられるボトルなので、女性に勧めてもいけるように思えます。

<個人的評価>

  • 香り B : 青リンゴ、ナシ、紅茶、レーズン。あとからカラメル。加水するとフローラルさが増す。
  • 味わい A: 甘さと酸味が主体。癖がなくて初心者向け。
  • 総評 A : 15年もののシングルモルトとしては妥当。女性にも受ける華やかなボトル。

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ダルウィニー 15年 ( 正規品) 43度 700ml
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