2018年第1四半期、クラウドインフラ市場でAWSのシェアは揺るがず33%前後、マイクロソフト、Googleが追撃、IBMは苦戦中。Synergy Research
米調査会社のSynergy Research Groupは、2018年第1四半期におけるクラウドインフラサービスの調査結果を発表しました。
同社のクラウドインフラサービスの定義は、IaaSとPaaS、ホステットプライベートクラウドを合わせたもの。
1年前の2017年第一四半期と比較して市場は51%成長しつつも、市場のリーダーであるAmazon Web Services(AWS)は33%前後のシェアを維持。引き続き2位以下を大きく引き離したままです。
その2位につけているのがマイクロソフトで13%前後。3位のIBMはシェアが伸びず苦戦中で、手堅くシェアを伸ばしている4位のGoogleにいずれ抜かれたとしても不思議ではない状態。
そして5位にはAlibabaが、こちらも堅調なシェアの伸びを見せています。
Alibabaよりも下位にはどんなクラウドベンダがあるのでしょうか。1つ前の2017年第4四半期のSynergy Researchのレポートでは下記のようになっていました。
「Next 10」として富士通、NTT、オラクル、Rackspace、Tencent、Salesforce.comの名前があがっていました。これら下位企業のなかでAlibabaを破って上位5社に進出してくる企業は登場するのでしょうか?
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- クラウドインフラ、AWSがシェア3割超で突出したリーダーを維持。小規模ベンダは上位ベンダにシェアを奪われている。2017年第4四半期、Synergy Research Group
- IaaS/PaaS市場はAWSが40%超のシェアでトップを譲る気配はなし。マイクロソフト、Google、IBMの合計シェアも増加、2016年第4四半期。Synergy Research Group
- 2017年第2四半期、クラウドインフラでトップのAWSはシェア34%、2位はAzureで11%。3位はIBM。上位ベンダの支配はさらに強まる。Synergy Research Group
- クラウドインフラ市場はAmazonが引き続きダントツのシェア。MS、Google、IBM、SFDCの合計シェアを上回る。Synergy Research 2015年第1四半期
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