今回は、ついに2万円の大台を突破して、バランタイン30年を飲んでみます。
バランタイン30年は、レギュラーのラインナップで最上位のボトルになります。
文字通り30年以上熟成された原酒を40種類もブレンドした、ぜいたくなボトルです。
パッケージを見ると、さすがに最上位だけあり、革張りの木箱に入っていて、ふたの部分に爪によるロックがかかるようになっているなど、贈り物として持っていくにしてもしっかりしたものがあります。
この点で言うと、ジョニーウォーカーのブルーラベルよりも上です。
では、さっそくストレートから飲んでいきます。
グラスに注ぐと、液色は意外にも中庸な琥珀色、香りはリンゴ、レーズン、ピートが強く鼻をくすぐります。
口に含むと、先に青リンゴのさわやかさが先に訪れ、その後ブドウ、はちみつ、バニラと続きます。
さすがにアルコールの刺激は感じられないものの、30年物と思えるような非常に濃厚なレベルではありません。
味わいは、アルコールからの辛さはほとんど感じられず、酸味と甘さが交互に訪れます。
さすがに30年以上の熟成によって、ストレートでもとてもまろやかで飲みやすいです。
次にロックにすると、軽く潮風とヨードを感じるピートが現れ、その後はライム、青リンゴ、ナシのさわやかさが続き、最後にバニラ、ナッツ、ウッディさが締めてきます。
加水によって香りが大きく開くのがわかります。
味わいは、多少のビターはあるものの、フルーツならではの酸味と甘さが支配します。舌に残る後味にはしょっぱさがあります。
この辺りになると、アルコールからの刺激、辛さはほぼ完全に吹っ飛びます。
最後にハイボールにすると、香りは洋ナシのさわやかな香りが先に届き、リンゴ、ブドウ、バナナと、とてもフルーティーな香りが感じ取れます。
味わいは少々ビターを伴った甘さが感じられます。
飲む前は濃厚で拡散する香りを期待したのですが、意外にもさわやかなフルーツが前に出たブレンドになっていました。
とびっきりの熟成感のある香りや味わいを期待する人には「?」がついてしまうかもしれません。
しかしながら、さすがに30年以上の熟成をしたことによって、アルコールのとげとげしさはストレートでも感じ取れず、非常にまろやかなウイスキーに仕上がっています。
ウイスキーに慣れてない人でも、ロックやトゥワイスアップであれば、特にアルコール感も感じられず、ウイスキーとしての香りを多く感じ取れますし、とてもとっつきやすいように思えます。
ただ、如何せん値段も張りますので、これを享受できる人はめったにいないでしょう。
700mL、アルコール度数は40度。サントリーが輸入する正規品の定価は8万円で、それなりの収入のある人でも手を出せないでしょう。
しかし並行輸入品になると、価格は27,000円ほどになり、外で飲みに行くのを何度も我慢してへそくりを貯めていけばなんとか買えるでしょう(家飲みだけだと絶望的ですが...)。
これでバランタインは、レギュラーのボトルをコンプリートしましたが、ザ・スコッチと謳われる17年から今回飲んだ30年は、スペイサイドモルトを中心にしたさわやかなブレンドにしている点では共通化していました。
最初に飲んだ17年物は、その年数の割にアルコールの刺激が届く若々しさがあって面喰いましたが、21年ではそのとげが削られ、30年ではそれがしっかりそぎ落とされた印象があります。
しかしながら、熟成が進むことで香りが濃厚になる印象はそれほどありません。
その点では、ファイネストと12年は別物と考えてもよく、これらのイメージを持って17年物を飲んだ時には、違和感を感じるのは間違いないでしょう。
並行輸入品を含めれば、21年が一番バランスが取れているように思えます。
ネットにおいては、昔のバランタインのほうがパワーのある香り、味わいがあった、という意見も散見されますので、いずれはオールドボトルにも手を出そうと思います。
バランタイン30年は、レギュラーのラインナップで最上位のボトルになります。
文字通り30年以上熟成された原酒を40種類もブレンドした、ぜいたくなボトルです。
パッケージを見ると、さすがに最上位だけあり、革張りの木箱に入っていて、ふたの部分に爪によるロックがかかるようになっているなど、贈り物として持っていくにしてもしっかりしたものがあります。
この点で言うと、ジョニーウォーカーのブルーラベルよりも上です。
では、さっそくストレートから飲んでいきます。
グラスに注ぐと、液色は意外にも中庸な琥珀色、香りはリンゴ、レーズン、ピートが強く鼻をくすぐります。
口に含むと、先に青リンゴのさわやかさが先に訪れ、その後ブドウ、はちみつ、バニラと続きます。
さすがにアルコールの刺激は感じられないものの、30年物と思えるような非常に濃厚なレベルではありません。
味わいは、アルコールからの辛さはほとんど感じられず、酸味と甘さが交互に訪れます。
さすがに30年以上の熟成によって、ストレートでもとてもまろやかで飲みやすいです。
次にロックにすると、軽く潮風とヨードを感じるピートが現れ、その後はライム、青リンゴ、ナシのさわやかさが続き、最後にバニラ、ナッツ、ウッディさが締めてきます。
加水によって香りが大きく開くのがわかります。
味わいは、多少のビターはあるものの、フルーツならではの酸味と甘さが支配します。舌に残る後味にはしょっぱさがあります。
この辺りになると、アルコールからの刺激、辛さはほぼ完全に吹っ飛びます。
最後にハイボールにすると、香りは洋ナシのさわやかな香りが先に届き、リンゴ、ブドウ、バナナと、とてもフルーティーな香りが感じ取れます。
味わいは少々ビターを伴った甘さが感じられます。
飲む前は濃厚で拡散する香りを期待したのですが、意外にもさわやかなフルーツが前に出たブレンドになっていました。
とびっきりの熟成感のある香りや味わいを期待する人には「?」がついてしまうかもしれません。
しかしながら、さすがに30年以上の熟成をしたことによって、アルコールのとげとげしさはストレートでも感じ取れず、非常にまろやかなウイスキーに仕上がっています。
ウイスキーに慣れてない人でも、ロックやトゥワイスアップであれば、特にアルコール感も感じられず、ウイスキーとしての香りを多く感じ取れますし、とてもとっつきやすいように思えます。
ただ、如何せん値段も張りますので、これを享受できる人はめったにいないでしょう。
700mL、アルコール度数は40度。サントリーが輸入する正規品の定価は8万円で、それなりの収入のある人でも手を出せないでしょう。
しかし並行輸入品になると、価格は27,000円ほどになり、外で飲みに行くのを何度も我慢してへそくりを貯めていけばなんとか買えるでしょう(家飲みだけだと絶望的ですが...)。
これでバランタインは、レギュラーのボトルをコンプリートしましたが、ザ・スコッチと謳われる17年から今回飲んだ30年は、スペイサイドモルトを中心にしたさわやかなブレンドにしている点では共通化していました。
最初に飲んだ17年物は、その年数の割にアルコールの刺激が届く若々しさがあって面喰いましたが、21年ではそのとげが削られ、30年ではそれがしっかりそぎ落とされた印象があります。
しかしながら、熟成が進むことで香りが濃厚になる印象はそれほどありません。
その点では、ファイネストと12年は別物と考えてもよく、これらのイメージを持って17年物を飲んだ時には、違和感を感じるのは間違いないでしょう。
並行輸入品を含めれば、21年が一番バランスが取れているように思えます。
ネットにおいては、昔のバランタインのほうがパワーのある香り、味わいがあった、という意見も散見されますので、いずれはオールドボトルにも手を出そうと思います。
<個人的評価>
- 香り AA: ストレートでもアルコールの刺激はなく、ナシや青リンゴの香りが先に届く。その後バニラ、ナッツ、ウッディ差が続く。加水でヨードを伴うピートも感じられる。しかし濃厚とは言い切れない。
- 味わい AA: アルコール由来の辛さはなく、酸味と甘さが訪れ、後味にしょっぱさを伴う。
- 総評 A: とてもまろやかで甘さもあって飲みやすい。ただ30年にしては淡麗で少々物足りないかも。
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