個人的にアイラモルトが好きだったりするのですが、今回はそのアイラモルトのひとつ、ラガヴーリンです。

lv16ラガヴーリン蒸溜所は、アイラ島の南東にあり、西にラフロイグ、東にアードベッグと3つの蒸溜所が並んで立地しています。
蒸溜所は1816年に建設され、1867年にはホワイトホースの創業者であるピーター・マッキーが継承し、彼が販売したホワイトホースのキーモルトとして、ラガヴーリンの原酒が使われています。

現状でオフィシャルのシングルモルトのレギュラーボトルは、16年のみとなっています。

今回はストレートで飲んでみます。
飲み口はアイラモルトならではの磯の香りがするスモーキーさがやってきますが、東西に隣接するラフロイグ、アードベッグと比べるととてもおとなしく、16年熟成ともあってまろやかな印象があります。
香りとしてはカラメル、リンゴ、レーズンと、比較的甘い香りが漂ってきます。

味わいも比較的甘めで、アイラモルトとしてはボウモア12年ほどの飲みやすさがあります。もちろん初心者から見れば癖が強めであることは否定しません。

700mL、アルコール度数43度で、価格は6000円ほど。16年もののシングルモルトと考えれば高くはないですが、簡単に手を伸ばせるものとはいえないでしょう。
しかし本格的にウイスキーを飲む人にとって不足ではないでしょう。

<個人的評価>
・香り B: アイラモルトらしいスモーキーさはそこそこ。しかし甘くて華やかな香りが伴って上品。
・味わい A: ストレートでも比較的甘く、アイラモルトとしてはまろやかで飲みやすい方。
・総評 A: シングルモルトとしてのウイスキーの完成度が高い。


ラガヴーリン 16年 700ml 【RCP】

ラガヴーリン 16年 700ml 【RCP】
価格:5,486円(税込、送料別)