ソフトバンクの『+メッセージ』で「メールが消えた」報告が相次ぐ。アプリは配信停止に
ドコモ・au・ソフトバンクでメッセージアプリを統一する『+メッセージ』(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)
5月9日(水)から携帯電話大手3キャリアで配信が始まったメールサービス『+メッセージ(プラスメッセージ)』にて、ソフトバンクユーザーから「メールが消えた」との報告が多数出ています。
ソフトバンクのみ既存のメールアプリを更新
なぜ、ソフトバンクユーザーだけに問題が起きているのでしょうか?
その理由はアプリの配信方法にありました。
『+メッセージ』をインストールする際、ドコモは「ドコモアプリ管理」から、auは「au Market」からダウンロードする仕組みでしたが、ソフトバンクのみ既存のメールアプリ『SoftBankメール』を『+メッセージ』へと置き換える仕組みだったのです。
この背景には、『+メッセージ』でメッセージサービスの規格を「RCS(Rich Communication Service)」に統一するにあたり、ドコモとauはSMSからの乗り換えだったのに対して、ソフトバンクはMMSで「S!メール」を運用していたためアプリそのものを更新する必要があったためだと思われます。
「見知らぬアプリが入っている」とアンインストール
「メールが消えた」との声を挙げている人の多くは、「アプリの自動更新」の設定をオンにしていたユーザーです(ちなみにAndroidではデフォルトでオンになっています)。
この設定をオンにしていると自動的にこれまでの『SoftBankメール』から『+メッセージ』に置き換わるため、「見知らぬアプリがインストールされている」と誤ってアンインストールしてしまうのです。
こうしてアプリをアンインストールしたために、これまで『SoftBankメール』アプリに保存されていたメールが全て消えるという流れです。
また、SNSに投稿されたコメントのなかには、「アップデートを中止したためにメールが全て消えた」というものもありました。
ソフトバンクはアプリの配信を停止。バックアップを呼びかけ
この問題をうけて、ソフトバンクは本日5月10日にGoogle Play上での『+メッセージ』アプリの配信を停止しました。
また、公式サイトではメールアプリのアップデート前に『あんしんバックアップ』を使ったメールデータの保存を呼びかけています。
筆者はソフトバンク広報に対して誤ったアンインストールしたユーザーのメール復旧の可能性について問い合わせており、回答があり次第、追記します。