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メッセンジャーアプリ「Signal」が検閲回避に使っていた手法、GoogleとAmazonの方針によって利用不可に 4

ストーリー by hylom
世界は検閲を認める方向に進んでいるのだろうか 部門より

エンドツーエンドの暗号化によるプライバシー保護機能を備えるメッセージングアプリ「Signal」は、電子フロンティア財団(EFF)によって「最も秘匿性が高く安全なメッセンジャーアプリ」という評価が与えられている。しかし、国民の監視を行いたい国家ではこのアプリが問題視されており、中東やアフリカの一部の国ではこのアプリによる通信トラフィックをブロックしているそうだ。そのためSingalはGoogleやAmazonのクラウドサービスを利用した「domain fronting」という手法でブロックを回避し、こういった国々でも同アプリを利用できるようにしていた。しかし、先日Googleがクラウドサービス「Google App Engine」で仕様変更が行われてこれができなくなり、さらにAmazonからもこのような利用法は認めないという理由でアカウントを停止されたという(GIGAZINE)。

Signalによると、同アプリへのトラフィックを検閲しているのはエジプト、オマーン、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)、イランで、これらの国ではすべてのISPによってSignalのサーバーへの接続がブロックされているという(2016年のTechCrunch記事)。同社は検閲回避のための別の方法を考えているとしているが、状況の変化が突然だったとしてすぐの対応は難しいとしている。

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