このブログの挿絵用にも使っていたデジタル一眼レフが6年物となってさすがに性能に見劣りがしたこともあり、新品のエントリーモデルに買い換えました。
ビックカメラで買ったので結構なポイントもたまったので、酒販にあるウイスキーを買うことにしました。
しかし、竹鶴21年も山崎リミテッドエディションも売り切れてしまい、トホホとなっている私でしたが、高くて納得のいくものを選ぼうと決めたのは、グレンフィディック18年でした。

gf18同じグレンフィディックの12年が新樽のみを使って熟成するのに対して、18年ではオロロソシェリー樽とバーボン樽を使って熟成、さらに番号で管理されたスモールバッチに詰められて後熟を行って仕上げています。
ボトルには樽の番号が記載されています。

ストレートで飲んでみると、12年物でも感じられる青リンゴやナシの香りはさらに濃さをまし、加えてほんのりのピート香、シェリー樽からくるレーズン、さらには蜂蜜、カラメルも訪れてきます。

味わいはストレートであってもアルコールの刺激から来るからさは少なめで、さわやかな酸味と甘みが半々にやってきて、まろやかになっているのが理解できます。

加水してみると、シェリー樽原酒の香りがメインになって、レーズンのような華やかな香りがメインになります。味わいはストレートとの差は少ないですが、香りが花開くことでとてもおいしく飲めます。

価格は700mL、40度で5600円ほど。18年物のシングルモルトと考えれば圧倒的に安く、国産の12年物シングルモルトよりも安くなります。
グレンフィディック12年が森のさわやかさを体感できる仕上がりになっているのに対して、18年ではシェリー樽による華やかさが加わったことで、複雑で深みが加わったウイスキーに仕上がっています。

<個人的評価>
・香り AA: 青りんご、ナシ、レーズン、蜂蜜、カラメルが絡み合う。加水することで華が開く。
・味わい A: ストレートでは酸味が強いが加水すると甘さが前に出る。
・総評 AA:18年物のシングルモルトとしては安いが、パフォーマンスは本物。