京阪延伸 IR実現でまず九条へ

京阪ホールディングスは、カジノを含むIR・統合型リゾート施設の大阪・夢洲への誘致が実現した場合の中之島線の延伸について、まずは大阪メトロ中央線の九条駅まで延伸し、その後、JRの西九条駅までの延伸も検討していくことを明らかにしました。
京阪ホールディングスは、9日、2026年度までの長期経営戦略を発表し、カジノを含むIR・統合型リゾート施設の誘致を目指す大阪・夢洲への鉄道アクセスとして、中之島線の延伸の実現を目指すとしています。
夢洲への鉄道アクセスでは、▼大阪メトロ中央線の延伸が計画されているほか、▼JR西日本は先月発表した中期経営計画で、桜島線の将来的な延伸を検討するとしています。
京阪ホールディングスの加藤好文社長は会見で、「いちばん早い状態で京都と夢洲をつなぐことが優先だ」と述べたうえで、▼まずは、大阪メトロ中央線の九条駅まで工事着工から5年程度で延伸し、▼その後、JRの西九条駅までの延伸も検討していくことを明らかにしました。
一方、京阪ホールディングスの昨年度1年間のグループ全体の決算は、▼売り上げにあたる営業収益が3222億円余りと、座席指定の特急車両の運行を開始したことや不動産事業が成長したことなどで、前の年度より6.4%増え、▼最終的な利益も227億円余りと、0.3%増加しました。