HPがAMD Ryzen mobile搭載のビジネスノート「EliteBook 735/745/755 G5」のプロモーションページを公開しています。
先に書いておきますが、記事執筆時点(2018年5月8日)時点では発売日・価格ともに公開されていません。
※2018.05.09 17:00 スペック表がまるっと抜けるという致命的なミスをしていましたので、追加しました。
スペック
「EliteBook 735 G5」のスペックを記載しています。
「EliteBook 745/755 G5」も基本的に共通で、サイズだけ異なります。
メーカー |
HP |
名称 |
EliteBook 735 G5 |
発売日 |
|
定価 |
|
実売価格 |
|
価格条件 |
|
CPU |
Ryzen 2500U
Ryzen 2700U
Ryzen 2300U |
メモリ |
4GB |
メモリ規格 |
DDR4-2400 |
メモリ増設 |
最大32GB |
2.5inch |
– |
M.2 |
128〜512GB(SATA)
256〜512GB(PCIe) |
画面 |
13.3インチ 220nit/400nit |
解像度 |
1920*1080 |
ベゼル幅 |
|
表面 |
Gorilla Glass 3(タッチ) |
タッチ対応 |
△ |
グラフィック |
Radeon Vega |
光学ドライブ |
– |
USB2.0 |
– |
USB3.0 |
2(Gen1) |
USB3 type-c |
1 |
USB PD |
○ |
HDMI |
2.0 |
LANポート |
1GbE |
wi-fi |
802.11ac(2×2) |
Bluetooth |
4.2 |
office |
|
カードリーダー |
– |
Webカメラ |
HD |
赤外線カメラ |
△ |
NFC |
△ |
指紋センサー |
△ |
Windows Hello |
△ |
オーディオジャック |
○ |
マイク |
3 マルチ |
スピーカー |
ステレオ |
スピーカー位置 |
キーボード上 |
サウンド |
Bang & Olufsen |
キーピッチ |
|
キーストローク |
|
キーボードバックライト |
△ |
バッテリー |
50WHr |
稼働時間 |
12Hr |
ACアダプタ |
45W |
充電時間 |
|
急速充電 |
30分50% |
幅 |
310.4mm |
奥行き |
229.3mm |
高さ |
17.7mm |
重量 |
1.33kg
1.51kg(タッチ) |
開口角度 |
|
カラー |
|
その他特徴 |
WWAN(オプション)
スマートカードリーダー(オプション)
MIL-STD 810G準拠 |
特徴
まず何も言わずに下の画像を見てください。
ただの側面だと思ったあなたのために、拡大します。
ピンときた方もいるんじゃないでしょうか(まぁタイトルにも書いていますし)。
見るところはUSB Type-Cの横のマークです。稲妻がついています。
そうです、Thunderbolt3のマークです!
これがUSB3.1だったら三つ又のUSBマークとかコンセントの形をした電源マーク辺りになっているはずです。
ただ、今のところ確定というわけではなく、可能性が高いというレベルです。
「EliteBook 735/735/755 G5」のプロモーションページにも、PDFのスペックシートにも”Thunderbolt 3″の文字はなく、ただ”USB Type-C”としか書かれていません。
一方で、対応するドッキングステーションとして「HP Thunderbolt Dock G2」が挙げられており、これはTB3接続となります。
上記の”USB Type-C”表記も、裏を返せばUSB3.1と明言されていないとも取れるので、可能性が高いという表現にしました。
Thunderbolt3についてはこのくらいにして、他の要素も見ていきます。
CPUはRyzen 2300U、2500U、2700Uと上から下まで揃っています。
仕様表で見る限り、ビジネス向けのセキュリティ強化版となる「Ryzen Pro Mobile」となるようです(型番が共通なので分かりにくいです…)。
メモリは最大32GBです。13.3インチのRyzen Mobileノートでメモリ増設が可能なモデルはおそらくですがDELL「New Inspiron 13
7375 2-in-1」についで2モデル目となります。
インターフェースは次のようになっています。
- 電源コネクタ | 2. USB Type-C™ | 3. Docking connector| 4. LANポート | 5. HDMI | 6. USB3.1 Gen.1 | 7. オーディオジャック | 8. SIMカードスロット
- マイク | 2. Webカメラ | 3. マイク | 4. スピーカー | 5. クリックボタン | 6. クリックパッド | 7. LEDインジケーター | 8. スマートカードリーダー | 9. USB3.1 Gen.1 | 10. 排気口 | 11. セキュリティロック | 12.電源ボタン
ビジネスモデルなので、LANポートとHDMIがきっちり付いています。HDMIは2.0なので、4K/60Hz出力が可能です。
ディスプレイは220nitと400nitの2種類があります。それぞれ、カメラ無し/カメラあり/カメラ+赤外線カメラの3パターンが選択できます。
タッチパネルディスプレイは220nit、カメラ+赤外線カメラのパターンのみとなります。
いずれもリフレッシュレートは60Hz、コントラスト比は600:1です。
14インチモデル(EliteBook 745 G5)にのみ、内蔵型プライバシースクリーンを備えたHP Sure Viewというものがあり、700nit、120Hzとなっています。
これは「HP EliteBook x360 1030 G2」などにも搭載されています。
正面から見ると、ベゼルは太くもなく細くもなくといったところです。
その分キーボード配列に余裕があるのか、エンターキー周りも詰まっていません。
よく見ると、B・G・Hに囲まれたところにポインティングデバイスらしきものが見えます。
スピーカー部分はメッシュ状になっています。殆どの機種ではスピーカーは底面に設置しているのに対して、キーボード上にあるので音がダイレクトに伝わります。
Skype通話とかすると、スピーカーから出た相手の声をマイクが拾ってハウリングしそうなものですが、どうなんでしょう?
無線LANはRealtekのRTL8822BEで。802.11 ac(2×2)なので、最大866Mbpsとなります。
Ryzen mobileノートってなぜか802.11 ac(1×1)しか搭載しないモデルが多いので、地味に嬉しいポイントです。
急速充電の30分50%は65W電源を使った場合となります。
電源は、USB Type-Cからの充電も可能です。
オプションのLTEモジュールの対応は以下となっています。
FDD-LTE band:1(2100), 2(1900), 3(1800), 4(1700/2100), 5(850), 7(2600), 8(900), 11(1400), 12(700), 13(700), 17(700), 18(800), 19(800), 20(800), 21(1400), 26(850), 28(700), 29(700), 30(2300), 66(1700/2100)
TDD-LTE band:38(2600), 39(1900), 40(2300), 41(2500),
HSPA+: 1(2100), 2(1900), 4(1700/2100), 5(850), 8(900)
国内のバンドは網羅しているっぽいので、日本に来ても大丈夫ですね。
仕様表を眺めていて思わず二度見したのですが、サポートOSに「FreeDOS2.0」が入っています。
なぜFreeDOS…?
スペックを見る限り、「これが欲しい」というポイントが全て抑えられていて、全く隙がありません。
まとめ
「EliteBook 735 G5」はケチをつけるべきポイントが見当たらない、(がじぇっとりっぷ的に)理想のノートです。
Ryzen mobile + Thunderbolt3は、ヘタすればクリスマス頃になるんじゃないかと思っていただけに、半年以上早い登場にびっくりしています。
問題は日本にくるかどうかなのですが、EliteBookシリーズは日本でも販売されているモデルがあるので、可能性はゼロではありません。
いつもだったらここで”惜しむらくは…”みたいなことを書くところですが、書くことがありません。
書くとすれば、クリスマス頃だろうと諦めて、先日新ノートの注文をしたばかりということでしょうか。3日遅いよ…
関連リンク
HP EliteBook 700 Series G5 – HP ※英語サイト
HP EliteBook 735 G5 ※PDF、英語
HP EliteBook 745 G5 ※PDF、英語
HP EliteBook 755 G5 ※PDF、英語