ロールスロイスの最高級パーソナルカー、カマルグです。
ボディスタイルは2ドアクーペ、そのデザインはかのピニンファリーナが出掛けているのが大きな特徴です。 架装はコーチワーカーの老舗でもあるマリナー・パークウォード、現代のおいてもその風格はまさに威風堂々の存在感を示しています。
オーナーさんが購入されたのは平成17年5月の事、実はオーナーさんはこのカマルグを購入する前に、他のカマルグを所有していました。 それは初期型で具合があまりよくなく、たまたま修理に出していたショップにコンディションの良いこのクルマがあり、乗り換えたと言う経緯を持ちます。 前オーナー所有時に内外装とも手を入れており、現在も上々なコンディションを見せています。
外観から傷みは見られません。 前オーナーによりオールペイントがされていると思われます。 結果大きなキズやサビもなく塗装の状態も良好です。 バンパーやモールなどはステンレス製ですのでサビの心配がなく、キレイな輝きを見せています。
保管は完全屋内です。
内装も張替えが施されているようです。 上質なレザーとウッドで覆われ、贅が尽くされた印象です。 シートの動作などパワーアシストが備わるのもカマルグの特徴でもあります。 内装各部にも傷みは現れていません。 シートもシワやヒビは見られず、ウッドパネルは光沢を保ち、傷みはありません。 その他天井やダッシュなども傷みなく問題なし、キレイで広大な車内はRRを感じるに絶好のコンディションが保たれています。
機関も好調との事です。 これまでトラブルの経験はなかったそうです。 よって修理履歴もなく、これまでの記録を見ても、そのほとんどが基本的なメンテにとどまっています。 夏場は乗りませんが、それでもオーバーヒートの兆候は見られないそうです。 またミッションも不具合は感じないとの事でした。
現在の不具合として認識しているのは、ヒーターの効きが悪いそうです。 クーラーはよく効くとの事でした。 また、運転席のドアロックが不調、インパネのライトが灯火しません。
ETCはこのままお付け致します。
距離はメーター数値のものですが、根拠がないため参考値として下さい。
リサイクル券(20050円)と自動車税の月割りはご負担をお願い致します。
存在感満点のカマルグ、オーナーさんが惚れたのは、やはりこのデザインでした。 大柄なボディにあるドアは2枚、このクーペスタイルに投影される雰囲気こそ、このカマルグに惹かれた理由のひとつです。 全体のスタイルからも魅力ですが、細かく見ると、そのアイテムやパーツにもまた惹かれる要素があり、その造形には見せかけではない高級を極めた本物の作りこみを感じるのも大きな魅了と捉えています。 当日は、試乗はなりませんでしたが、止まっていてもその存在感は相当なものでした。 大きく重いドアを開けるにはノブを上から押し下げる動作をします。 こんなところから他との違いが見られますが、ドアを開けると今度は広大かつ豪華な内装が目に入ってきました。 見るからにたっぷりとした印象を与えるレザーシートに艶々のウッドパネル、メッキを施した空調の噴出し口や見せるキーシリンダー、内外装に散りばめられたそれらは、当時カマルグがRRの最上級に位置していたことを知らしめていました。 以前所有していた初期モデルは常に危うさを感じながらでしたが、シャドウIIがベースとなった現在のカマルグは、年を追うごとに改良が加えられたせいでしょうか、オーナーさんが乗っている限りでは、だいぶ不安が払拭され、よりカマルグの魅力を味わうに最適なモデルとなったようです。 贅を尽くしたロールスロイスのクーペ、最上級の魅力に浸ってみたいと思われる方はいかがでしょうか。
実車は埼玉県草加市にあります。