余り気にしていなかったが gHacks Tech News - Firefox and IndexedDB from a Privacy perspective (By Martin Brinkmann on September 20, 2017) でそのデータの処理に関して色々と説明している.
IndexedDB は Indexed Database インデックス データベース といわれその API は W3C で仕様が決められている.Web サイトに行くとユーザーが意識することなくデータはプロファイルフォルダーの storage 以下に保存される.それをコントロールは右クリックのコンテキストメニューの「ページ情報を表示」→「サイト別認定」で許可や拒否の設定ができる.
併しこれはローカルストレイジの操作は出来ない.
あるいはメニューの「ツール」→「ウェブ開発」→「開発ツールを表示」で「ストレージ」で見ることが出来る.
これも「ページ情報」より少しましなだけだという.
そこでメニューの「ヘルプ」→「トラブルシューティング情報」→「プロファイルフォルダー:フォルダーを開く」でプロファイルフォルダーに行き storage\default\ 以下を削除出来る.
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\プロファイルフォルダー\storage\default
尚、Firefox は「インデックス データベース」を全然使わせないという選択肢もある.それは about:config で次のエントリーの値を false にすれば良い.
dom.indexedDB.enabled → false
このように削除が面倒であるが Firefox 57 からは改善されオプションから削除が出来るようになる.「オプション」→「プライバシーとセキュリティ(Firefox 57 ではこのように纏められている)」に「サイトデータ」と云う項目が追加されて設定や削除が出来るようになる.
Developer Edition は Beta と同じバージョンが来るようになっているが大体において Beta が先に更新されてからと云うことが多いがいきなり先んじて 57.0b1 が自動アップデートで来たのには驚かされた.ロゴがこのように Nightly とは違うものだが新しくなっている.
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; Win64; x64; rv:52.0) Gecko/20100101 Firefox/52.0 dntapi
英語版のリリースノート Mozilla - Firefox Developer Edition Notes Version 57.0b1 も未だない.
正式版が Firefox 57.0 になるときはこうなるだろうと云うのが解るように変わっている.先ずインターフェースは Photon に変わりリロードボタンがロケーションバーの左、進む、戻るボタンの右に出ている.
次には拡張であるが旧式(Legacy)の拡張はなくなっている.Nightly だけは about:config で旧式(Legacy)の拡張が使えるようになっているという話しであったが試しに以下をやって見たら復活した.復活しても動かない物もある.この二つの設定、上は 旧式(Legacy)の拡張を使えるようにする.下は署名無しの拡張が使えるようにする設定である.
extensions.legacy.enabled → true
xpinstall.signatures.required → false
以下には未だ置いてないしリリースノートのページもない.
この拡張は旧式(Legacy)拡張に何種類かあるがそれの WebWxtensions 版である.機能は拡張の名前通りのもので入力してあるパスワードが伏せ字で表示されるがそのボックスをマウスでポイントするとパスワードが伏せ字ではなく表示されると云うもの.
こうしてクリックしてフォーカスすると伏せ字は読める文字列に変わる.マウスをボックスの外に出してクリックする(フォーカスを外す)とパスワードは元通り伏せ字になる.
時として異なるパスワードが入力されているときがあるので確かめる必要があるとか自動で入力されているが何であったかを想い出すのに重宝な拡張である.