林芳正文科大臣(57)が通っていた「セクシー個室ヨガ」の指圧マッサージが違法だったことがわかった。

【画像】報道後にサイトから削除された「指圧マッサージ」の文字

 林大臣については、4月16日の白昼に公用車で出かけたヨガスタジオ・PSYが、「キャバクラヨガ」と呼ばれる店だったことを小誌が報道。ヨガスタジオの経営者庄司祐子代表は、ブログやテレビで「健全なヨガのお店」と反論し、林大臣も「誠実にお仕事をされているヨガスタジオと認識している」とした上で「ヨガのレッスンと通常の指圧マッサージを受けた」と釈明していた。


本当に健康管理? ©文藝春秋

 ただ、「あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師等に関する法律」によれば、<医師以外の者で、あん摩、マッサージ若しくは指圧、はり又はきゅうを業としようとする者は、それぞれ、あん摩マッサージ指圧師免許、はり師免許又はきゅう師免許を受けなければならない>(第一条)と定められており、医師や免許を受けた者以外は施術が禁じられている。国家資格であるあん摩マッサージ指圧師の資格をとるためには、養成学校に通う必要があり、その認可権限は、文科相と厚生労働相にある。過去には、無免許マッサージで逮捕者も出ていた。

 PSYのホームページではサービス内容に「指圧マッサージ」と明記され、セラピスト養成スクールでは、最短15時間の研修を受ければ「指圧マッサージ」セラピストになれると表記されていた。

「週刊文春」の取材では、PSYのインストラクターは皆、無免許で、違法に指圧マッサージを行っており、林文科相はその施術を受けていたことになる。

 庄司代表は、取材に次のように語った。

「みんな国家資格は持っていません。保健所が来られて注意を受けました。HPの表現は、指圧から整体という表現に変えました。もちろん反省しています」

 林大臣は小誌直撃にこう語る。

――お店が保健所から指導を受けたのはご存知でしょうか?

「いや、なんにも」

――違法マッサージでは?

「それは全然、まったく知りません」

 また、書面で「ご質問の店舗におけるマッサージがご質問の法律に該当するものであるか否かはわかりません」と回答した。

 5月9日(水)発売の「週刊文春」では、庄司代表が、「セクシー個室ヨガ」の実態について赤裸々に語っている。

(「週刊文春」編集部)