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岐阜

関・小瀬鵜飼、11日開幕 鵜匠ら改善点報告

尾関市長(左)に改善点や今後の取り組みなどを報告する小瀬鵜飼の関係者=関市役所で

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 千年余の伝統を誇る関市の小瀬鵜飼が十一日に開幕する。開幕を目前にした七日、宮内庁式部職の鵜匠、足立太一さん、岩佐昌秋さん、足立陽一郎さんと、関遊船の山田武司社長、永田千春事務長の五人が七日、市役所を訪れ、尾関健治市長に去年からの改善点などを報告した。

 観客の利便性を高めようと、関遊船は乗船場から徒歩一分の場所に駐車場約三十台分を整備する計画で、八月に完成する。掘りごたつ式の屋形船二隻を改装し、手すりの位置を下げてより見やすくした。

 山田社長は「過去の観客のデータや要望を分析中で、今後はアンケートを実施しサービス向上に努めたい」、足立太一鵜匠は「また見に来たいと思ってもらえるよう頑張りたい」と話した。

 尾関市長は「観客数を回復できるよう、効果的なPRやデータ収集ができれば」と激励した。

 小瀬鵜飼の昨年の観客数は八千二百三十八人で、近年右肩下がりが続いている。市は小瀬鵜飼を二〇一八年度のシティープロモーションの目玉に位置付け、一万人を目指してPR活動に取り組んでいる。 

 (本間貴子)

 

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