「居残り」ってどんなイメージですか?
罰のような印象が強いかもしれません。
私は小学校低学年の頃、有意義な居残りをしていました。
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なぜ小学校低学年で居残りをするのか
私が小学1〜2年のころ、居残りして勉強をするブームがありました。
クラス内の流行りでした。
居残りをしているのはクラスの半数以下です。
「明日は残ってく?」と友達と声をかけあって居残りをしていました。
いちばんの理由は友だちと一緒にわちゃわちゃしてるのがたのしかったからです。
居残りをすると親も子もハッピー?
居残りをする日は事前に親に伝えておくことが条件でした。
自主的な居残りだから楽しい!
宿題を忘れたから罰として居残り、だったらイヤな気持ちになります。
私がしていた居残りは自主的なものだったのでイヤな気持ちよりも楽しい気持ちが大きいものでした。
親にとってのメリット
- 勉強の習慣を身につけてきてくれる
- 宿題やりなさい!と言わなくていい
- 家で子どもだけで留守番させることが減る
- 自分の時間をつくりやすい
宿題や勉強を学校でしてきてくれるので帰宅後に「宿題やったの?早くやりなさい!」と言わなくていいのは助かったんじゃないかな、お母さーん(?)
あせって帰らなくてもいい
共働き家庭の子どもは学童に行っていたりしましたが、私の母は専業主婦でしたので基本的には子どもが帰宅するまで自分も家に帰らなきゃと思っていたようです。
買い物に手間取ったとか、下の子を連れてった病院が混んでたとか、、、
そんな理由で焦って帰ってくることがよくありました。
(念のために鍵は持たされていたので家に入れないということはありません)
特に小1〜2年は下校時間が早いので親も自分の時間をつくりにくいと思います。
1時間でも遅く帰ってくることがあらかじめわかっていればほんの少し心に余裕ができそうです。
子どもにとってのメリット
- 宿題を済ませてから帰宅できる
- わからないことはその場で質問できる
- 自分で勉強する習慣を身につけられる
- 上の学年の子と一緒に帰ってくる
- 気分で居残りするか決められる
- 友だちと長く一緒に居られる
いわゆる自習です。
強制して「漢字の勉強をしなさい」「算数をしない」と言われるわけではありません。
なかにはひたすら迷路を書いてる子もいました。
それはそれで頭の運動ですもんね!すごい集中力だと思います。
やめたければやめられる
先生や友だちに質問しやすい
それぞれが好きな教科やわからない項目を勉強し、質問する時間でした。
授業中に聞きそびれたことも質問しやすい!
授業中に「わからない人は手をあげて」なんて言われても素直に手をあげられる人は少ないはず…。
わからなくても言い出せないことありますよね。
授業後の少人数の空間なので先生に話しかけやすいのもうれしいです。
予習、復習ができる
私は居残りをする日は自宅から進研ゼミの教材を持って行っていました。
そのような通信教育をしていない子は先生がプリントを刷ってくれたりしていました。(復習だったり予習だったりいろいろ)
集団下校で安心
上学年の子たちの下校時間に合わせて帰宅してくるので1時間程度の居残り勉強です。
きちんと集団下校で帰ってくるので親としても安心ですよね(^^)
まさにwin-win!
もしかしたら先生は迷惑だったのかも?
- 本来は職員室にいる時間
- 自分の仕事が捗らない
- プリントを用意しなければいけない
居残りをしている間、担任の先生は教室で自分の仕事をしていました。
先生って職員室にいたいものなのかな
教室にいたほうが楽だったのかな(人間関係的な意味で)
もし先生もよろこんでいるならwin-win-win!
プリントは授業で使うものを数枚ずつ余分に刷ってくれていました。
それを箱にためておいて「そこから好きなプリント勝手にやって〜」という感じでした。みんなが同じプリントもらえるわけでもありません。
また、先生の手伝いをする日もありました。
翌日使うプリントのコピーとか裁断とか。
学校で宿題をする習慣ができた
この居残りが影響したのかはわかりませんが、私は家で勉強する習慣がまったくありません。できません。(ある意味デメリット)
大学入試も国家試験の勉強もすべて学内で済ませてしまっています。
高校のときは自習室、大学では図書館やゼミ室を利用して勉強しました。
宿題も基本的には終わらせて帰りました。
バイトなどで早く帰らなければいけないときには、提出日の朝早く登校して宿題をしていました。これが賢いかはわかりません(笑)
まとめ:小学校低学年の居残り勉強はwin-win-winかもしれない
居残り勉強を経験した私としてはめっちゃ有意義だから全国的にやろうぜって思うんですが、まあいろいろ事情はありますよね。
そう簡単にできるものでもないのは承知です。
20年前だからできたことだと思います。
でも、もし自分の子どもが通う小学校がそのような対応してくれていたらうれしいというのが本音です。
それでは、また。