Google、AIを使い絵文字と同じものを探すミニゲーム「Emoji Scavenger Hunt」をリリース
ズボンを認識してくれない……
GoogleがAIやAR、VRなど、新しい技術を試せる場所として提供している「Experiments with Google」において、提示される絵文字を同じものを実世界で探しスマートフォンのカメラに収めるミニゲームEmoji Scavenger Huntを公開しました。
遊び方は、スマートフォンからemojiscavengerhunt.withgoogle.comにアクセス。カウントダウン後に左上に表示される絵文字と同じものをカメラで映すだけです。
手や靴、スマートフォンなど身近にある絵文字なら問題ありませんが、中には犬やいちご、さらには虹などの題材もあるようで、そんな場合には諦めるしかなさそうです(写真でごまかせるかもしれませんが)。
全く違うものを同じだと誤認識する場合や、ズボンや電源プラグなど絵文字と同じものでも、うまく認識してくれない場合もありますが、それなりの精度、かつリアルタイムに認識を行っています。なお、出題されたもの以外でも写していると、それをどのように解釈しているかを知ることもできます。
実装はJavaScriptを使った機械学習のためのオープンフレームワークであるTensorflow.jsを利用しており、サーバーとのデータの往復を必要とせず、WEBブラウザで効率的に動作するよう最適化されているとのことです。
Googleはカメラで写したものを認識し、それに関する情報を提供するGoogle Lensをリリースしているほか、Googleフォトでは、犬や猫の種類まで識別するようになっています。さすがにこれらほど高機能ではありませんが、ブラウザ上でもそれなりの精度で認識できているのを見ると、AI(画像認識)の技術向上の速さを感じます。
5月8日(日本時間5月9日)からは、Google I/Oも開催されます。AI関連でも、新しい技術・サービスの発表を期待したいところです。