岐阜県恵那市の第三セクター、明知鉄道(恵那―明智、25.1キロ)は19日、同市の明智駅構内で新車両「アケチ102号」の搬入作業を報道陣に公開した。新潟県の工場からトラックで輸送した車両をクレーンでつり上げ、約2時間かけて線路に載せた。新車両は全長18.5メートル、座席50席、旅客定員119人。点検を経て、27日にも運行を始める。
明知鉄道は恵那駅でJR中央線と乗り換えできるが、線路はつながっていないため、外部から車両を搬入するにはクレーンによる作業が必要という。新車両では車内の案内表示にローマ字なども併記したという。担当者は「訪日外国人にも多く利用してもらいたい」と話している。