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ブッシュ元米大統領に靴投げた記者、イラク議会選に立候補
2018年5月6日 15:59 発信地:バグダッド/イラク
【5月6日 AFP】ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)元米大統領に靴を投げたことで世界的に注目を集めたイラク人記者が、イラク議会選に立候補している。
ムンタゼル・ザイディ(Muntazer al-Zaidi)氏(39)は、12日の議会選挙を前に「私の野望は、泥棒政治家たちを全員刑務所に送り、過去の所業を後悔させること、彼らの財産を没収することだ」とAFPに語った。
ザイディ氏は2008年12月、バグダッドで開かれたブッシュ氏の記者会見で、イラク戦争を開始したブッシュ氏に靴を投げたことで一躍有名になった。
靴はブッシュ氏に当たらなかったものの、ザイディ氏は国家元首に対する暴行罪で禁錮刑を言い渡され、9か月服役した。
ザイディ氏は釈放後、レバノンに移り、定住して娘1人をもうけた。
ブッシュ氏に対する抗議のおかげで、世界のアラブ社会の多くがザイディ氏を「英雄」と称えている。
ザイディ氏は「自分のしたことを後悔していない。後悔があるとすれば、あのときもう一足靴を持っていなかったことくらいだ」と述べた。
今のところ当選の見込みは薄いが、ザイディ氏は強気な態度を崩していない。(c)AFP