Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、完全ワイヤレスイヤホンAirPodsについて、直近の四半期で史上最高の販売数を記録したことを明かしました。現在も入荷待ちの状態が続いており、需要に応えられるよう努力している、と語りました。
ティム・クックCEO「AirPodsの需要に応えるため努力中」
ティム・クックCEOは、AirPodsの人気について、現地時間5月1日の業績発表の際、以下のように語りました。
AirPodsはとんでもなく人気があり、ジムやコーヒーショップなど、人々がApple製品で音楽を楽しむ、より多くの場所で目にするようになっています。
AirPodsは驚くほどの成功を収めています。そして私たちは途方も無い需要に応えるために努力しています。
史上最高を記録したAirPodsの販売数
Appleは、AirPodsの具体的な販売数を公表していませんが、先日の業績報告において、「AirPodsとApple Watchの販売数は史上最高を記録した」と発表しています。
先日発表された直近の2018年1〜3月の四半期業績において、AirPodsやApple Watchが含まれる「その他製品」カテゴリの売上は、対前年比38%の大きな伸びとなる約39億ドル(約4,200億円)を記録しています。
なお、Apple Watchの同四半期における販売数はMacシリーズを上回る400万本以上、とのアナリストによる推計も発表されています。
2016年12月の発売から続く品薄状態
2016年12月の発売以降、AirPodsはAppleオンラインストアなどで入荷待ちの状態が続いており、本稿執筆時点でも注文から配送まで約1週間と案内されています。
クックCEOは2017年夏にも「需要に応えるために努力している」と語っていますが、現在もなお旺盛な需要に生産量が追いついていないようです。
AirPodsの2018年の出荷数について、Barclaysのアナリストは3,000万台に達する、と予測しているほか、Apple関連の正確な情報で知られた元KGI証券のミンチー・クオ氏は2,600万〜2,800万台と見積もっていました。
2018年にはワイヤレス充電に対応、耐水性も向上か
Appleは2018年中にはワイヤレス充電に対応したAirPodsの充電ケースを発売し、Apple製ワイヤレス充電マットAirPowerに対応することを予告しています。
このほか、次世代AirPodsは指でタップしなくても「ヘイ、Siri」と話しかけて操作可能となるほか、耐水性能が向上するとの予測や、ノイズキャンセリング機能が追加される、との予測もされています。
Source:MacRumors
(hato)