車を購入する際、たくさんの車種があり悩まれる方が多いと思います。車に詳しくない方は、何がどう違うのか分からずに困りますよね。
販売店のカタログを見ても、専門用語やら難しい言葉だらけで頭がはてなになってしまう。
そこで今回は、人気車種のノアとステップワゴンスパーダについて、違いを比較してみました。
車の素人さんでも分かるように簡単にまとめましたので、覗いてみてください。
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ノア、ステップワゴンスパーダはミニバン
ノアとステップワゴンスパーダはミニバンと呼ばれる車体形状となります。室内長や室内高が比較的大きい車種を指します。
子供が多ければ多いほど大きな車は理想ですよね。子供が小さいと公共交通機関を利用するのは億劫になってしまう。荷物も多いし何より周りに迷惑をかけないか心配で。
そんな方々はやはり車の利用が多いでしょう。そんなファミリーに人気な車種がミニバンです。
大きいのにミニバンという言葉が、イメージ付きにくいですね。
車の用語
ただ一言に車と言っても、検討する際は色々種類があり迷ってしまいます。そして、車種をいくつかに絞った際にも出てくるのがグレードです。
ノアやステップワゴンスパーダにもそれぞれにグレードがあります。
グレード
グレードとは等級や階級と言った意味で、それぞれランク分けされています。グレードの違いによって、性能や装備、内装が違ってきます。
グレードが上がっていくと価格も上がっていきます。
では、グレードにはどんなものがあるのかを見ていきましょう。
ガソリン車とハイブリット車
車には、ガソリン車とハイブリット車があります。ハイブリット車が出ていない車種もあるのですが、今回紹介するノアとステップワゴンスパーダにもハイブリット車があります。
ハイブリットという言葉は、「2つの物を組み合わせた」という意味です。ガソリン車はエンジンだけで動くのに対して、ハイブリット車はエンジンとモーターで動きます。
でも実際どちらの方が良いのか迷いますよね。そこで、ハイブリット車のメリットとデメリットをご紹介します。
ハイブリット車のメリット
燃費がいい
車種により違いはありますが、ガソリン車に比べて約1.5倍の距離を走ると言われています。
環境に優しい
地球温暖化の原因のひとつと言われている二酸化炭素。その二酸化炭素がガソリン車よりも排出する量が少ないことから「環境に優しい」と言われています。
減税が大きい
上記の「環境に優しい」エコカーと言われているハイブリット車。エコカー減税と言われる減税があるので、ガソリン車よりも税金がかかりません。
減税の大きさは車種により違います。
エンジン音が静か
エンジンだけで動いているガソリン車と違って、モーターのあるハイブリット車は走行音が非常に静かです。
売るときに高く売れる
ガソリン車との性能の違いから、ハイブリット車の車体は高いです。その代わりに、売るときも高く売れるのが特徴です。
近年は、環境にやさしいハイブリット車が多く見られます。
ハイブリット車のデメリット
メリットがあるものにはデメリットもあります。ハイブリット車のデメリットをまとめました。
バッテリーの交換費用
モーターを動かしているバッテリーは消耗します。短い期間で買い替える場合は良いのですが、長い期間乗るという方が多いと思います。一概には言えませんが、だいたい4年~5年で消耗すると考えて良いと思います。
費用は数十万~と言われています。なぜあいまいな数値かというと、ハイブリット車は現在各メーカーで力を入れている分野となります。ですから日々改良されて、寿命も長く費用も安くなってきています。
とはいってもやはり、ガソリン車のバッテリー交換よりは費用が高いのは確かです。
車体価格が高い
上記でも書いたようにガソリン車との性能の違いから、ハイブリット車の車体は高いです。
車種により違いがありますが、ガソリン車に比べると約70万以上の差があります。
70万円あったら何ができるか。憧れの(私が勝手に憧れてるだけかも(笑))ドラム式全自動洗濯機、最新の冷蔵庫を買ってもおつりが来ちゃいますね。
グレードのアルファベットの意味
下記にも出てきますが、ノアとステップワゴンスパーダのグレードで出てくるアルファベットの意味をまとめました。
- G General(ジェネラル):一般仕様、標準
- X X=未知なる:最先端装備仕様
- Si スポーツインジェクション
グレードはアルファベット表されるんです。難しくてややこしいですね。
FFと2WD、4WD
車には駆動方式の違いを表すFF、FR、RR、MR、2WD、4WDがあります。その中で今回は、ノアとステップワゴンにあるFFと2WD、4WDをご紹介します。
FF(フロントエンジン・フロントドライブ)、2WD(2輪駆動)
エンジンを前方に搭載して、前の車輪を動かします。コンパクトなため、室内を広く取れるという特徴があります。
4WD(4輪駆動)
4つすべての車車輪を動かします。大雨の道やデコボコ道などの不安定な道でも走りやすいという特徴があります。
FFと4WDでは、4WDの車体価格の方が高いです。
こちらもアルファベットで表されるんですね。覚えられない…。
では、今回の主題のノア、ステップワゴンスパーダについて見ていきましょう。
ノアとは?
画像引用:トヨタ「ノア」公式サイト
トヨタの車です。良く聞く「ヴォクシー」の姉妹車です。
2001年に初代が発売されてから人気のあるミニバンのひとつです。
ノア:トヨタカローラ店
ヴォクシー:ネッツトヨタ店
両者は若干のデザインの違いや取り扱っている販売店が違う等がありますが、基本ベースは同じで性能は同一となります。
トヨタに勤めている知人は、「ノアとヴォクシーはミニバンの中でも安い価格設定が特徴のひとつ」と言っていました。
車購入の際の価格の違いは大きいので、飛行機を利用した旅行の2~3泊くらいは浮いてしまいますね。
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ステップワゴンスパーダとは?
画像引用:ホンダ「ステップワゴン」公式サイト
ステップワゴンにスパーダシリーズが追加されて、2003年に初代が発売されています。
ステップワゴンからグレードアップした車でスポーティーな仕様、現在はハイブリット車のみです。
家電製品でもグレードアップした新モデルがあるように、車にもあるんですね。
ステップワゴンとステップワゴンスパーダの違い
外装
一番初めに目に付く違いは外装です。
画像引用:ホンダ「ステップワゴン」公式サイト
ステップワゴンは、丸みのある形や暖かみのある色で柔らかさを感じさせます。
ステップワゴンスパーダは、かっこいいデザインや深みのある色で高級感を感じさせます。そして、車で言う目の部分であるヘッドライトが鋭くなっています。
タイヤの大きさ
- ステップワゴン:15インチ
- スパーダ:16インチ
と大きさが違います。
一概には言えませんが、タイヤが小さい方が燃費が良いようで、タイヤが大きい方が乗り心地は良いようと聞きます。
ハイブリット車
ステップワゴンにはガソリン車しかありませんが、ステップワゴンスパーダにはガソリン車とハイブリット車の両方が存在します。
ノアとステップワゴンスパーダの違い
それでは、ノアとステップワゴンスパーダの違いを見ていきましょう。
まずは各グレードと価格、燃費を比較します。
グレードと価格、燃費
ノアのグレードと価格、燃費
参考サイト:トヨタ「ノア」公式サイト
ステップワゴンスパーダのグレードと価格、燃費
参考サイト:ホンダ「ステップワゴン」公式サイト
ノアの方がグレードが多く選ぶ幅が広がりますね。価格はステップワゴンスパーダの方が高いです。燃費はだいたい同じくらいと言えるでしょう。
やはりこの価格の差が気になりますね。こちらは車体自体の価格なので、その他オプションを付けるともっと高くなってしまいます。
ところで、燃費とは何かをご存知でしょうか。
燃費とは
燃費とは、1Lの燃料で何キロ走れるかを表してものです。「Km/L」で表し、値が大きい方が「燃費が良い」ということになります。
ただし上記の表の燃費は、定められた試験条件での値です。天候などの使用環境や急発進や車内の重さなどの使用方法、車の調子により燃費消費率は異なります。
外観
ノアの外観
次は、外観を比較して見ましょう。グレードにより外観、カラーは若干変わります。
ノア(ハイブリット車 HYBRID G)
画像引用:トヨタ「ノア」公式サイト
ステップワゴンスパーダの外観
画像引用:ホンダ「ステップワゴン」公式サイト
外観はノアの方が柔らかい印象でしょうか。ステップワゴンスパーダの方は、「スポーティー」というだけありかっこいい印象で、ファミリーだけでなく、独身の方にも人気のようです。
車体の大きさは、ステップワゴンスパーダの方が若干大きいですね。でも全長は65mmの違いなので、iPhoneの横幅分くらい。そんなに気にならない程度です。
室内
グレードにより室内は若干変わります。
ノアの室内
画像引用:トヨタ「ノア」公式サイト
ステップワゴンスパーダの室内
画像引用:ホンダ「ステップワゴン」公式サイト
どちらも大差ないように感じますが、運転席はステップワゴンの方がすっきりしていて高級感ある感じでしょうか。
室内はステップワゴンスパーダの方が長いですね。290mmも差があります。男性の大きめの靴と同じくらいなので、足一個分の違いだと思うと大きな差に感じてしまいます。
荷物
後ろの荷物を置くスペースについて見ていきましょう。
ノアのトランク
画像引用:トヨタ「ノア」公式サイト
ステップワゴンスパーダのトランク
画像引用:ホンダ「ステップワゴン」公式サイト
家族で何泊か旅行に行く際の荷物は大きくなってしまいますよね。そんな場合は3列目のシートを畳んで、トランクを広くすることができます。
大きな家電や家具を買った際の大きな荷物。そんな場合も2列目を前にずらせば楽々載せられます。
収納はどちらも大差なく感じますが、一つだけ違うことが。それはステップワゴンスパーダの方は、後ろのトランクが上にも横にも広くということ。下記にも書きますが、これはとても便利そうです。
特徴
次はそれぞれの特徴を見ていきましょう。
ノアの特徴
【ロングスライドシート】
画像引用:トヨタ「ノア」公式サイト
シートを色々アレンジできます。
少人数で乗る場合は2列目シートを下げて広くする=長時間の移動も窮屈でなく快適です。
チャイルドシートを載せて近くに移動も簡単に出来る=子供を近くへ置けるので、グズグズの子供にお菓子や飲み物をスッと上げることができます。
自分の思い通りのアレンジは理想的です。
【パワースライドドア予約ロック機能】
動画引用:トヨタ「ノア」公式サイト
パワースライドドアが閉まるのを待たずに、ボタンをポチっと押すだけでロック出来ます。
急いでるときや子供が下りたとたんに走り出してしまうこと良くありますよね。ドアが閉まるのを待ってる数秒もおしいっていう時にとても便利だと思います。
ステップワゴンスパーダの特徴
【わくわくゲート】
画像引用:ホンダ「ステップワゴン」公式サイト
この画像のように、車を駐車した後に「あ、荷物取れない。ちょっと前にずらさないと」ということありますよね。そんな時でも便利なものがあります。
それは、わくわくゲートです。上記でも書きましたが、トランクが横にも上にも開きます。これが一番の特徴ではないでしょうか。
小さな荷物、大きい荷物、シーンに応じて選べて楽々です。
【ハンズフリースライドドア】
画像引用先:ホンダ「ステップワゴン」公式サイト
たくさんの荷物を持っている、子供を抱っこしている時に「エイ」と一蹴りですごく便利なものがあります。それはハンズフリースライドドアです。
別料金となりますが、両手がふさがっている時に足元のセンサーでドアを開けることができます。
でも本当に蹴って傷つけないように注意が必要かも。
安全
ノア、ステップワゴンスパーダ共に「サポカー」です。
どちらも車種も安全に運転できるようにシステムが付いています。メーカーによりシステムの名前が違うから頭ごちゃごちゃしますが、大差はなさそうです。
画像引用サイト:トヨタ公式サイト「サポトヨ」
トヨタ(ノア)の安全運転支援システム
【Toyota Safety Sense】
画像引用:トヨタ公式サイト「サポトヨ」
- 自動ブレーキ(レーザーレーダ、単眼カメラ):衝突が予測される場合、ブザーとデイスプレイ表示でお知らせ。ブレーキアシストか自動ブレーキが作動し、衝突を回避または被害を軽減させます。
- ハンドル操作サポート:白線(黄線)を超えそうな場合、ブザーとデイスプレイでお知らせ。さらに中央を走るようにハンドル操作をサポートします。
- 車線はみだしアラート:道路上の白線(黄線)を単眼カメラで認識。ブザーとディスプレイ表示でお知らせします。
- 追従ドライブ支援機能:高速道路上で、先行者から一定の車間距離を保ちながら走行してれます。
- 自動ハイビーム:切れ忘れを防いだり、ハイビームとロービームを自動で切り替え。切れ忘れを防いだり、トンネルや夜間の暗い道でも手動の手間が省けます。
- 表示読み取りディスプレイ:前方のカメラより標識を認識しディスプレイに表示させます。
- 先行者発進アラーム:信号待ちや渋滞など前の車の発進に気付かない場合は、ブザーとリスプレイ表示でお知らせします。
参考:トヨタ「サポトヨ」
画像引用先:トヨタ「ノア」公式サイト
ホンダ(ステップワゴンスパーダ)の安全運転支援システム
【Honda SENSING】
画像引用サイト:ホンダ「ステップワゴン」公式サイト
- 衝突軽減ブレーキ:走行中に前方車両や歩行者に対して衝突する可能性があるとシステムが判断した場合、自動的に停止または減速します。
- 誤発進抑制機能:停止時や徐行している時、ほぼ真正面の近距離に車両などの障害物があるのにアクセルを踏んでしまった場合に、急発進を防止しさらに音と表示でお知らせします。
- 歩行者事故低減ステアリング:約10km/h~約40km/hで走行中、車線逸脱と歩行者との衝突をシステムが予測した場合、回避を支援します。ただし運転者が加速やブレーキ操作、ウインカーを作動させている場合は作動しません。
- 路上逸脱抑制機能:約60km/h~約100km/hで走行中に、路外への逸脱をシステムが予測した時に作動します。ただし運転者が加速やブレーキ操作、ウインカーを作動させている場合は作動しません。
- 渋滞追従機能付きACC:高速道路上で、先行者から一定の車間距離を保ちながら走行してくれます。
- 車線維持支援システム:高速道路を走行する時、車線をはみ出さないように中央付近を維持するように支援してくれます。
- 先行者発進お知らせ機能:信号待ちなどの停車時に、前方者の発進とメーター内の表示でお知らせします。
- 標識認識機能:道路標識を認識しメーター内に表示、安全運転を支援します。
画像引用先:ホンダ「ステップワゴン」公式サイト
今の車ってこんなに安全システムが付いているんですね。びっくりしました。車業界も日々改善、改良されているんですね。未来が楽しみです。
ノアとステップワゴンスパーダの売上台数
参考サイト:日本自動車販売協会連合会 公式サイト
2018年現在の過去5年間の販売台数をまとめました。
ステップワゴンスパーダ単体の販売台数は分からなかったため。ステップワゴンで載せました。2013年のみステップワゴンの台数の方が上ですが、それ以降はノアの方が多いです。
ノアの方が人気だということが分かりますね。
ここまで書きましたが、やはり一番は実物を自分の目で見て、試乗したり販売店の専門の方のお話を聞くのが一番です。触れ合うことで分かることもあるかと思います。
まとめ
「トヨタ車のノア」と「ホンダ車のステップワゴンスパーダ」の違いを、車の基本を含め簡単にまとめました。
- ステップワゴンスパーダとはステップワゴンのハイブリッド新型で、外装やタイヤの大きさなどの違いがあります。
- ノア、ステップワゴンスパーダはミニバンと呼ばれる車体形状です。
- 車選びには用語が多々出てきます。その中のグレードには、アルファベットが用いられます。
- 車のはガソリン車とハイブリット車があります。
- 燃費とはKm/Lで表示され、1リットルの燃料で何キロ走れるかを表したものです。
- ステップワゴンスパーダよりも、ノアの方が安くグレードも多いです。燃費は大差ありません。
- ノアとステップワゴンスパーダの違いは、外観、室内共にそんなに変わりなく感じます。
- ノアの特徴は、2列目を広く出来るロングスライドシートとドアが閉まる前にロック出来るパワースライドドアです。
- ステップワゴンスパーダの特徴は、トランクが上にも横にも開くわくわくゲートと足元のセンサーでドアが開くハンズフリースライドドアです。
- ノア、ステップワゴンスパーダ共に、安全運転システムのサポカーで、それぞれを安全システムは大差ありません。
- ノアとステップワゴンスパーダの販売台数は、ノアの方が上です。
ノアとステップワゴンスパーダ、どちらもそれぞれに良さがありますね。2つを比較して頂き、最終的には実際に目にして見ることをおすすめします。ぴったりな車が見つかりますように。
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