万引追跡の店員を車で130メートル引きずり 兵庫県警、強盗殺人未遂容疑で31歳男逮捕
ドラッグストアで万引後、車にしがみついた店員を約130メートル引きずったとして、兵庫県警明石署は5日、強盗殺人未遂の疑いで兵庫県明石市樽屋町、ラウンジ店長、大下和也容疑者(31)を逮捕した。
「車にしがみついたとは知らなかった」などと供述しているという。店員は軽傷。
逮捕容疑は4日午後4時過ぎ、明石市大明石町のドラッグストアで、サプリメントなど13点(約9500円相当)を万引。乗用車で逃走した際、男性店員(29)が窓にしがみついたが、約130メートルにわたって走行し、店員を殺害しようとしたとしている。
同署によると、車は大下容疑者が勤務するラウンジ店を経営する男(34)が運転。万引に気付いて追跡した店員が運転席側から「待て」と叫んだが、車が急発進したため、窓にしがみついたという。
車は約130メートル先の交差点で対向車と衝突。同署は自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いで男を現行犯逮捕していた。男についても今後、強盗殺人未遂容疑で調べる方針。