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詳報(1)弁護士「芸能活動は無期限謹慎」
山口達也メンバー謝罪会見更新アイドルグループ「TOKIO」の山口達也メンバー(46)が、強制わいせつ容疑で書類送検されたことを受けて、山口メンバーは26日午後、東京都内のホテルで記者会見を行い、「本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。所属するジャニーズ事務所側は、山口メンバーの芸能活動について無期限の謹慎とした。約300人の報道陣が詰めかけ、騒然とする会場で約50分間、山口メンバーは時折、涙を流して震えながら「私1人だけの仕事ではないという気持ちが欠けていた。気が緩んでいた」などと記者の質問に答えた。
会見の詳報は以下の通り。
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《午後2時過ぎ、山口メンバーは所属するジャニーズ事務所の顧問弁護士とともに、黒いスーツと濃紺色のネクタイ姿で会場に現れ、30秒間にわたって頭を下げ続けた。報道陣のカメラの無数のフラッシュを浴びた顔は、憔悴(しょうすい)しきった様子だった。顧問弁護士がまず口を開き、経緯を説明した》
顧問弁護士「今回の件は2月12日のことで、本人がこういう展開になったと知ったのは3月末、会社が知ったのはつい最近。本来であればもっと早くお詫びしてご報告すべきだった」
「書類送検はすでにされているようだが、検察の処分はまだ出ていない。今後、検察の取り調べを受けた上で、本人の処分は決まる。捜査中ということ、被害者が未成年者ということで、詳しい内容の説明はご容赦願いたい」
「とはいえ、本人はこれまで皆さんのおかげで活動できている。最低限説明しなくてはならないということで、捜査に差し支えないレベルで本人から説明させます」
《顧問弁護士によると、山口メンバーは当時、肝臓の調子が悪かったため、入院していたという。事件のあった2月12日は退院日で、朝早くに仕事が終わった後、自宅に帰って夕方まで1人で酒を飲んでいた》
顧問弁護士「本人(山口メンバー)は飲んでいるうちに知り合いの被害者に電話を掛け、『うちで話をしよう』と誘った。被害者と友人が自宅に来て、酒を飲んで、30分~1時間ほど話をして、本人は酩酊(めいてい)していて明確に覚えていないが、話をしている最中に被害者に本人がキスをした」
「そして本人は事実を認め、深く反省して、被害者と友人に対し、こういうことになって誠心誠意お詫びした。結果的にお許し頂いている」