長野コマドリの楽園、上高地 多数が生息、ぬいぐるみでPR
松本市安曇の北アルプス・上高地一帯の自然環境について情報発信している一般財団法人・自然公園財団の上高地支部は、全国的に減少している日本三鳴鳥コマドリをあしらったオリジナルのぬいぐるみキーホルダーをつくった。 コマドリは、かつては全国的に生息していたが、シカの増加によるササの減少などで数が減った。同支部によると、上高地一帯では現在も多数生息しており、キーホルダーはコマドリを通じて上高地の希少性をPRする狙い。 「ヒンカラカラカラ」という泣き声から「駒鳥(こまどり)」と名が付いた渡り鳥で、日本と中国南部を往復する。日本では夏、背の低いササが繁茂する山間部の渓流沿いで繁殖する。 上高地では近年、コマドリ目当てのバードウオッチャーが増えているほか、同支部が昨年来場者を対象に実施した上高地の主要な野鳥十四種の人気投票で、コマドリが一位になったことから、製作を決めた。
同支部の加藤銀次郎所長は「上高地にコマドリが多くすむとはあまり知られていない。コマドリが上高地の自然の多様性に関心を持つきっかけになれば」と話している。 ぬいぐるみキーホルダーは税込み九百八十円。上高地インフォメーションセンターか上高地ビジターセンターで購入できる。(問)ビジターセンター=0263(95)2606 (川添智史) 今、あなたにオススメ Recommended by PR情報 |
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