オノコロ こころ定めて

http://twitter.com/umayado17 国恥の尖閣9・24を忘れぬ為 パンダにしておきます。臥薪嘗胆!

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ネットを読んでいて、たまたまエドマンド・バークに入れ込んでいるブログに出会いました。

  「保守主義の父」 エドマンド・バーク 保守主義
  日本国民として、最低限知っておくべき正統の政治哲学。エドマンド・バーク保守主義。

そこに、
世界中の自由主義国の中で、日本国でのみ神聖化されている「フランス革命の真実」について、中川八洋 筑波大学名誉教授 著『正統の哲学 異端の思想』(徳間書店、1996年)及び同、『正統の憲法 バークの哲学』(中公叢書、2001年)から部分抜粋し、再編成したものを以下に示す
とあり、テキストが、示されていました。
「フランス革命の真実」を取り上げる理由は、
エドマンド・バークは、フランス革命の思想的害毒が英国に流入するのを防ぎ、英国の国体(立憲君主制)を守護するために戦った「真正の勇者」であるのに、
日本国の教育においては「フランス革命の思想的害毒」を如何に転倒して神聖化して教育しているか
読者の皆さんにを知ってもらうため
ともあります。この趣旨に賛同し、記事を転載いたします。

なお、ブログ主(わたし)の判断で、原文の趣旨を損なわない範囲で適宜表現を改めました。
また、小さい文字の部分は、わたしのコメントです。

記事



6.フランス革命の”コピー” ロシア革命--社会主義教(Ⅲ)

○漸進と中庸を排除する「啓蒙哲学」

 ところで、「啓蒙哲学」は、理性の絶対を信じる哲学である。別の角度から言えば、政治や社会が少しづつ発展したり改善されたりすることを憎悪する哲学なのだ。政治・社会の漸進的改良を否定し反対する。「漸進と中庸の排除」が絶対的な信条である。
社会党も、社民党も、民主党も、「廃止」とか「削減」だとかに酔うわけだ。
 
 十八世紀のフランスで蔓延した「啓蒙哲学」の背景には、至福永遠の地上の楽園を現世で直ちに実現できるとする狂信がある。「理性により楽園が作れる」「未来は征服できる」との狂信、それはまさしく宗教(信仰)であって、哲学でも政治学でもない。フランス「啓蒙哲学」は、哲学と近代という二つの衣をまとった救世主信仰(メシアニズム)の宗教であった。
 
 少しづつの改善などというのは、「理性の神」への裏切りである。「理性の神」は命じる、直ちに楽園にせよ。こういうのが「啓蒙哲学」の考え方なのだ。
民主党の大臣たちも、サヨクマスコミたちも、この信条を共有している。
だから、マニフェストが直ちに実現するとか、最低でも県外などと妄言を吐くのである。

○社会主義経済の実験「フランス革命」

 さてロベスピエールらによるフランス革命が、社会主義の原点となった原因はもう一つある。フランス革命が、社会主義経済の実験となったからである。
 
 食料品の最高価格の設定(179211月)
 穀物・小麦粉の特別最高価格令(17935月)
 生活必需品の一般最高価格法(17939月)
 
 これらは自由市場経済から計画経済への記念すべき第一歩であった。「革命軍」の創設(17939月)もその一環である。ならず者を使った計画経済の強制、また、富裕者に対する暴力的略奪に必要だった。王制・貴族制つぶしの段階から富裕層破壊の段階へ革命が既に進んでいたことを示すものだ。
いまならさしずめ、子ども手当だとか、農家の個別所得補償だといった収入面の統制。 

○フランス革命=社会主義革命

 即ち、政治における「旧体制」変革はフランス革命の一面に過ぎない。フランス革命は、「貧者の天国」を妄想する狂気の社会主義革命、経済革命でもあったのだ。
日本の学校教育では、このことを隠蔽している。

 「反革命者から没収した土地の貧困者への無償分配」(ヴァントーズ法、17943月、施行されず)という法律も用意されていた。これも富者のいない「平等」社会づくりという政治改革であると同時に、社会主義的な富の配分である。実行されていれば、社会主義的暴力をまき散らしたであろうことは言うまでもない。
日本の占領期に、社会党政権下でおこったのが「農地解放」というのは偶然ではない。
 
 このような法律が準備されていたことは、富裕層に対する憎悪とその破壊が革命の主たる目的の一つとなりつつあったことを示している。ジャコバン独裁下では、社会主義化が急激に進展していたのだ。
 今なら「格差がー」「天下りがー」である。

 例えば、同年10月に革命軍はリヨン市破壊を敢行した。その方針は貧困者の家のみを残すという方針で、わずかな期間に数千戸の高級住宅を破壊した。
 その後もっとスマートな方法が発明された。「相続税」である。
 
 もしジャコバンの独裁体制があと数年続けば、フランス全土に「貧困の平等」の教義が適用された。その結果、レーニンやスターリンによる残忍な数千万人規模の「富農(クラーク)」抹殺と同じく、フランスでも富裕者数百万人が抹殺されていたであろう。
  富裕層の抹殺は、革命後の中国でも、北朝鮮でも徹底的に行われた。

○フランス革命=ロシア革命

 マルクス主義者はこのように述べる。フランス革命は「ブルジョア革命」であり、真正の革命である「プロレタリアート革命」に至らなかった、と。しかし、この説はマルクス主義に汚染された誤った理論である。真実を歪曲したウソだ。
 ほんとによく、この論法は使われます。
 
 「マルクス主義が、ルソー主義の盗用であり模倣にすぎない」。このことが露見しないようにする宣伝なのだ。「プロレタリアート革命」という用語を、美化し聖化して「」として祭り上げるための嘘宣伝(プロパガンダ)なのである。
 これがばれると、マルクスやレーニンたちがパクリだとばれて「神」の格が落ちるから。
 これがばれると、共産主義以外の「類似商品」がどれかばれるから。
 
 そもそも資産をもったブルジョアが革命などするはずはなく、「ブルジョア革命」という用語自体が形容矛盾を起こしている。
 
 フランス革命こそは、百二十年前にロシア革命を先取りしたロシア革命そのものである。この二つの革命には、何一つ本質的な違いはない。
 
 別の表現をすれば、ロシア革命こそが、フランス革命の忠実なコピーである。ロシア革命こそが「第二のフランス革命」であって、フランス革命と異質なものは一切ない。

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日本ではこのレベルの革命は御座いませんでしたわね?明治維新は強引にメリケンにやらされただけで国民の意志で変革したわけではありませんし。う~ん、自主性のない国民性・・。良いのか悪いのか・・。絹のお使い心地は如何ですか?遠隔だと使用法も完全に伝わらないため、近日中にお邪魔しとう御座います。シルク革命は自主性のカタマリですわ。

2010/5/24(月) 午前 0:21 株式会社カトレア・グループ 返信する

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凄い
成程 文中似てるなぁ と思いつつ コピーですか
そうですね 成程 しかし 何故に フランス自体が今だに
それを認めないかはやはり 疑問は有ります

面白いです 理解し易いです 無い頭の自分には とても
ありがたい記事です。

転載させて下さい。

2010/5/24(月) 午前 3:00 あまのじゃく 返信する

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日本は尊王賤覇の国です。

革命は不要。

傑作

2010/5/24(月) 午前 6:42 釜坂信幸 返信する

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>貧困の平等!
現政権がまったく同じことを進めようとしている気がします。
知的・文化レベル衰退も狙ってるんでしょうね。
傑作

2010/5/24(月) 午前 10:42 [ ふくめん ] 返信する

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私も昨日フランス革命=ロシア革命に気づき
webを見たらやっぱりさすがに偉い人はいらしゃいました。
「さすが」としか云えません。

2012/7/31(火) 午後 4:07 [ 695 ] 返信する

フランス革命=ロシア革命

なんですよ・・・。わが国には、ルソー信者が腐るほどおります・・・。

2012/8/6(月) 午後 10:21 うまやど 返信する

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