コラム

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連載! 遠くから、この国を見据える――フィクションという窓を通して

「クールジャパン」がもたらす「伏字的死角」という陥穽

代替テキスト
前回(本連載の第4回「テクノロジカル・ランドスケープあるいは廃墟のヴィジョン」)の終わりで、2ちゃんねるやニコニコ動画に特徴的なある種の感性の浸透と、そこで覆い隠されるヘイトな言説について、簡単ながら問題提起を行ってみた。
とりわけ団塊ジュニア世代、およびその周辺に顕著な、ネットギークを演じる拗ねた感性。アングラであるがゆえに批評性を帯びることもあったその手の情念。
こうしたものがいつの間にか、この国を静かに覆ってしまっている。

公共的な言説を仮想的として嘲笑することで成り立つ、そうした感性だ。
一九七〇年代に爆弾闘争などを展開したラディカルな左翼たちが夢見た「革命」とは別のあり方で、この国の言説秩序を塗り替えている。
とても、とても静かに。私たちの感性が徐々に侵食されている。

例えば、学校教育で触れる教科書に出てくるような、フォーマルな文言。
あるいは、NHKのニュースや新聞で耳に入ってくる堅苦しい政治用語。
部活動や町内会で触れるような、ローカルなコミュニティのルール。etc,etc……。

まだまだ具体例は挙げられるだろうが、こうした場所で規範として信奉される言説のあり方は、ニコニコ動画的な空間においては揶揄の対象にならざるをえない。
もちろん、書き込む人間の多くは、ネットに繋がっていない時間は、責任ある社会人として、そうしたルールを遵守している。
それにニコニコ動画的な空間もまた、コミュニティである以上、一定の倫理的な方針なしには成り立ちようがない。
そこでは、著作権の関係で閲覧が困難な動画をアップロードした者が、「神」といって褒め称えられたりする。必ずしも金銭的な利害関係を共有しない、贈与と交換のメカニズムが存在しているわけだ。
インターネットの黎明期に夢想されたような、ある種のユートピアが展開されていると理解する向きもあろう。
けれども、どうも違うのではないか、と私は感じざるをえない。
2ちゃんねる的・ニコニコ動画的な言説は、戦後民主主義へのアイロニーでありながら、「ネタ」が「ベタ」へと転換されることで、戦後民主主義を自壊させる機能を有している。
アイロニーというにはあまりにも破壊的だ。

ネット右翼は自分たちが「日本人」である以上に、自律した「市民」だと任じることで、マイノリティを排除しようとする。
生活保護受給者へのバッシングが典型的だ。しばしば話題になる生活保護の不正受給。
生活保護受給者全体に占める不正の割合は微々たるものであるにもかかわらず、不正受給が報道されると、生活保護という制度そのものが不要であるかのような言説が、SNSを席捲する。
特に2ちゃんねるやニコニコ動画では、それまで活字では決して展開されなかった、目を覆わんばかりの差別煽動が野放しになっている。

連載第2回の「情報環境が加速させる情念と、ヘイトな話法」では、アイヌ民族に対するヘイトスピーチを問題視した。

一九九三年の国際先住民年、一九九七年のアイヌ文化振興法の成立、二〇〇七年の「先住民族の権利に関する国連宣言」、二〇〇八年の「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」の衆参両院での採択……。
ここ四半世紀あまりの歴史を鑑みれば、アイヌ民族の社会的な地位は、少しずつ向上を辿ってきたように見える。

もちろん、北海道アイヌ生活実態調査に見られるように、アイヌに関する差別はいまだ根強い。世帯の年収や進学率は、同じ地域の和人(=非アイヌ)に比べて、圧倒的に少ないというデータが出ている。
実際に差別を体験したと告白する人の割合もいまだ多い。
このあたりについて私は、「TRANSIT」のアイヌ特集に談話を寄せている。

代替テキスト

ただ一方、社会的な知名度のある新聞や雑誌などの活字媒体で、アイヌに関する差別を煽るような言説が掲載されることは、まずない(取材不足ゆえの無理解は、しばしば見られるが)。

戦前生まれのアイヌが書いた自伝を読むと、「あ、犬がいた」とからかわれたり、学校で露骨な暴力が振るわれたりしたことが、赤裸々に記録されているのは珍しくない。
現在、そうした言説は、少なくとも公共の場所では認められるものではなくなった。

背景には、先人たちの懸命な努力がある。
一九六〇年代中盤から、教育の現場におけるアイヌの歴史や文化に対する理解度は、ゆるやかながらも向上してきた。
とりわけ一九八〇年代以降、伝統芸能や料理などの文化的な復興運動も進められてきた。
学術的なアイヌ研究も少しずつ、充実を見せている。
アイヌ語や考古学の文脈だけではなく、思想史や運動史、当事者研究といった多様なアプローチでの研究が進められている。

私は友人のアイヌ女性から聞いたことがある。一九九〇年代、アイヌへの露骨な差別は消滅するかのように見えたと。
ネットでのヘイトスピーチが猖獗を極める前の話だ。

そして差別は復活した。あたかもゾンビ映画のように。
ところが、今やSNSでは大手を振るってアイヌへの差別がまかり通っている。完全な無法地帯だ。
かつて、アイヌについて描いた小説や映画で、抗議を受けて自主回収に至った作品がいくつかある。
私の知る限り、そのいずれを見ても、ここまで露骨に酷いものはないのだ。

この原稿をアップした現在、北海道議会議員をつとめたことのある、政権与党所属の政治家が、実名で「アイヌ料理など存在しない」と、執拗に繰り返している。
研究者や当事者が、明治時代から文献に記録されている当事者の証言を持ち出しても……。

「そもそも文献に書かれていることは信用できない。実際に目の前に提示してみせろ」
「アイヌ料理は料理という文化にまで昇華されていない」
「アイヌ料理は日本料理によって淘汰された。つまりは料理という文化にまで昇華されていないのだ」

まったく辻褄が合わず、意味不明である。それを公人が平気で行っているのだ。
しかも、イザベラ・バードの『日本奥地紀行』の記述を曲解して差別煽動に悪用してみせるという念入りな手口。

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「クールジャパン」がもたらす「伏字的死角」という陥穽 by.岡和田晃

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何より、憎悪が先に立っている。食文化の存在を否定することで、マイノリティの存在そのものを否定したいという昏い欲望が剥き出しになっている。
こうした主張を壊れたテープレコーダーのように繰り返すばかり。
自分たちが苦労しているのにあいつはラクしているのではないか、というやっかみが、呪いの言葉を拡散させる。

こうしたヘイトスピーチに対して、別のアイヌ女性は……。

寒さ厳しい北海道で、あらゆる保存食などを工夫して調理していた先祖を愚弄されてるんだよね。冬場に暖かいオハウ(注:アイヌ料理)でも食べないと凍えて病気になったべさ。なんでそんなことわからないんだろう。今も伝承している人たちも侮辱してるよね。
ガスコンロが怖くて夏でもストーブで煮炊きをしていた祖母を思い出す。豆や干したトウキビを混ぜて煮た、うす甘い煮物。あれはラタシケプじゃなかったろうか。美味しくて何度もおかわりをしたっけ。
親戚が集まると、50円持たされて精肉工場に骨を買いに行ったっけ。それこそマイナス20度ぐらいの日に。大鍋にイモや大根と一緒に煮込んで作ったポネオハウ。大人は美味しそうに骨の髄を吸っていた。
アイヌ料理なんて無いって人たちには、料理とは思えない代物なのだろうか。でも私には祖母との思い出が詰まった大事な食べ物なんだよね。怒りより悲しみがこみ上げてくる。

とTwitterで述べている。至極当然な感情だろう。
二〇一六年にはヘイトスピーチ規制法が成立をみたが、いまだ理念法の段階で、問題は少なくない。

ただ、マイノリティへの差別煽動が名誉毀損罪を構成しない現状、徒労感に襲われながらも、様子を遠巻きに眺めている第三者が騙されないように、対抗言説を展開していくしかない。
なぜ、アイヌが執拗な攻撃の対象となるのか。
それはアイヌが、既存の言説空間における「伏字的死角」に追いやられているからだ。

戦前、作家や詩人は当局による検閲を経なければならなかった。ところが、この伏字というシステムは、日本近代文学研究者の内藤千珠子の『愛国的無関心 「見えない他者」と物語の暴力』によれば、特異な位置づけを強いられている。

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「クールジャパン」がもたらす「伏字的死角」という陥穽 by.岡和田晃

「わたしたち」と「彼ら」ではなく by.樺山三英

「伏字」とは、そのまま活字にしたなら発行が禁止されるかもしれない、危うさを含んだ文章の一部を、出版する側が自主的に○や×などの記号に置き換えて伏せるという、近代日本に特有の自己検閲的システムである。重要なのは、○や×を含んだ文章が活字になったとき、それが読めない空白を含号の集積体、死角を備えたテクストとなることだ、伏字は、ただの空白ではなく、もともと存在していた、対応すべき記号を備えた空白の場所である。より厳密にいうと、空白のようであって実はそうではなく、見えなくされた意味があることを表示する記号の場所を作るのが、伏字の役割である。

重要なのは、この検閲による伏字の指定は、必ずしも顔のない匿名の権力がなしたわけではない、ということだ。
佐伯郁朗という詩人がいた。早稲田大学のフランス文学科を出た彼は、詩人でありながら、太平洋戦争中には内務省の検閲官をつとめた文人官僚であった。

その経験について、彼は戦後、ほとんど語ることはなかったという。
私は佐伯について関心をもって調べているところで、『向井豊昭の闘争』に少し書いたこともあるが、非常に掴みどころがない人間という印象が深まる。
誠実な人柄であったのは疑いようがない。けれども、非常な闇を抱えているのだ。

漫画評論では、それこそ2ちゃんねるやニコニコ動画に顕著な、オタク的な屈折の淵源を、戦争によって漫画の技術的蓄積が切断されたからだとする文脈がある。
手塚治虫が『新宝島』で登場したとき、その技法があまりにも斬新に見えたのは、戦時下の検閲や統制によって、漫画そのものの出版が難しくなっていたからだというのだ。
そこでは、弾圧によって「転向」したプロレタリア文学者の「退避先」として、漫画の原作という仕事が与えられたという。
具体的な名前を出せば、大城のぼる作画『火星探検』の原作をつとめた、詩人の小熊秀雄である。

小熊秀雄全集-22 火星探険―漫画台本

小熊秀雄全集-22 火星探険―漫画台本 著者: 小熊 秀雄

出版社:ゴマブックス

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「クールジャパン」がもたらす「伏字的死角」という陥穽 by.岡和田晃

『火星探検』は日本のSF漫画の元祖とも言われ、小松左京や松本零士に強い影響を与えた(小熊秀雄は旭太郎名義)。

火星探険 復刻

火星探険 復刻 著者: 旭太郎/大城 のぼる

出版社:小学館クリエイティブ

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「クールジャパン」がもたらす「伏字的死角」という陥穽 by.岡和田晃

小熊秀雄の代表作であり、アイヌ民族を扱った叙事詩『飛ぶ橇』もまた、伏字を強いられている(*は伏字の箇所を指す)。

ただアイヌの仲間が死に、村を去り、
住居を孤立させられ、******、
同時に山にはだんだんと熊の数が
少なくなつてくるといふことが
最大の彼等の悲しみであつた、
そしてアイヌ達は*******
山の奥へ奥へと、林の奥へ、奥へと、
撒きちらすために入つてゆく。

小熊秀雄詩集

小熊秀雄詩集 著者: 小熊 秀雄

出版社:岩波書店

発行年:1982

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「クールジャパン」がもたらす「伏字的死角」という陥穽 by.岡和田晃

ここでは、アイヌに対しての具体的な被害を示した部分が伏字にさせられている。
これはまさに、内藤千珠子が指摘した「死角」の論理、そのものだろう。

そのような死角を含んだ言説の論理こそが、近代の日本語の基層にあって他者に対する無関心を形成している(……)。検閲システムとしての伏字はすでに存在しないが、伏字という表現形式は、現在の日本語表現のなかに残っている。それはつまり、伏字の論理が現在に至るまで延命していることを意味するだろう。

小熊秀雄を私淑し「飛ぶ橇」を作中に取り入れた「飛ぶくしゃみ」という作品を書いた向井豊昭や、小熊秀雄と「転向」の問題にこだわり続けた日本近代文学研究者の法橋和彦の尽力により、小熊秀雄が「転向」したという言説は、今では説得力を持ち得なくなっている。
むしろ着目すべきは、検閲と「死角」の論理が、現在に到るまで日本語が象徴する文化環境のなかへ、どのように息づいているかだろう。

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昭和ノスタルジアという負の吸引力 by.岡和田晃

「クールジャパン」がもたらす「伏字的死角」という陥穽 by.岡和田晃

■ ■ ■

公共的な言説の裏をついて、ヘイトを容認するシニカルな話法がデファクト・スタンダードとしての公共性になった現状。
それを如実に伝えるのが「ゼロ年代」の文化である。

私自身は意識して使わないようにしているが、二〇〇〇年代は俗に「ゼロ年代」と呼ばれる。
いわゆるサブカル評論の文脈で盛んに用いられ、そこから定着を見せた用語だ。
けれども、サブカル=サブカルチャーと言っても、本来の用例とは必ずしもリンクするものではない。
社会学や都市論では往々にして、マジョリティ集団から排除された人々が共有するオルタナティヴな文化、一種のカウンター・カルチャー(対抗文化)としてのサブカルチャーが語られてきた。
ところが、「ゼロ年代」の大枠で語られるものはそうではない。
漫画、アニメ、ゲーム。
「クールジャパン」の三種の神器と称され、政府の肝煎りで、自動車やハイテク機器などの加工貿易にとってかわった「コンテンツ」なる輸出品として持て囃されるものが対象となっているのだ。
それが盛んにサブカル評論で論じられるのは、受け手側の参入障壁が低い、ただそれだけが理由だろう。

製作に携わる当事者は決まって、世間で言われるほど現場に金が落ちていないと嘆いているが、ゲームライターとして種々の作品を紹介し、クリエイターとして関連する創作を行ってきた身からしても、「クールジャパン」にリアリティを感じたことは一度もない。
かえって、売り上げや萌え要素の有無でのみ、作品の価値が判断されかねない弊害を受けている。
「漫画、アニメ、ゲーム」などと、粗雑な括り方をするのではなく、例えばゲームならゲームの固有の価値がどこにあるか、美学的な判断を打ち出していかないと、作品そのものの価値を打ち出すことは難しい。
ましてや、批評と創作の間に良好な関係を築くことなど不可能だろう。
議論の設定自体を立て直していかなければ、ジャンルやメディアを横断する思考や批評は不可能となる。



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