ホーム>美しき日々>美しき日々 2016(I)>
何でもいいんですけど。
ええ。
例えば、ブログや掲示板に「今の松本人志はつまらない」と書くのに「今の松本○志はつまらない」と書く人がいるじゃないですか。
いますよね。
あれって何なんですか、という話ですけど。
はい。
伏せ字の元々の主な目的は「検索除け(検索妨害)」だったと思うんですよね。松本人志(またはその所属事務所)が松本についてネットで悪口が書かれていないかチェックする。その時に「松本人志」というキーワードで検索をかけるわけですが、「松本人志」と馬鹿正直に書いておくと検索に引っかかってしまう。「松本○志」と書いておけば検索に引っかからず安全、というわけです。
ですね。
でも、こんなのって意味ないんですよね。自分のような一般人が「松本人志は…」とか言っても松本人志にとっては何の意味もないことだし、逆に、松本軍団のお笑い芸人が自分のブログで「松本○志は…」などと書いたら、これはもう、伏せ字がどうこうは関係なく、血の雨が降るだろうという…。
そうですね。
伏せ字にするメリットを考えてみましたが、思い浮かばず、強いて言うと、「松本人志はつまらない」と書くとキツイけど、「松本○志はつまらない」だとやや表現がマイルドになるのかなー、ぐらい。「マイルドになったから何?」って話ですけどね。
でも、伏せ字のメリットもないけど、ディメリットもないでしょ?
いーや、ディメリットありますよ。昔の話ですけど、掲示板に「メリル○ンチのCMを思い出しちゃいました」とかいう書き込みがあって、韓国人が掲示板管理人の私に「メリル○ンチって何ですか」と質問してきたんです。「メリルリンチ」と書いてあれば、私がいちいち韓国人の質問に答える必要などなかったわけです。あと、日本人でも、「メリルリンチのCMを思い出しちゃいました」と書いてあれば、メリルリンチの動画を検索するのでも最近の動向を探るんでも、「メリルリンチ」の部分を選択して検索かければいいんですが、伏せ字になってるといちいち手で入力しなければならない。手間がかかります。
そうですか。
最近は悪口うんぬん関係なく、習慣的に伏せ字を使う人も結構いるんですよね。「昨日、魚○産のコシヒカリが家に届きました♪」のように。
あれは何なんでしょうね。
なにか、哀れになりますよね。
と言うと?
「うおぬまさんの」と入力して変換すれば「魚沼産の」になるのに、そのあと、わざわざカーソルを戻して「魚○産」にしているわけでしょう? または「うお[変換]、まる[変換]、さん[変換]」のようにしているのか…。上手い喩えが思い浮かびませんけど、一度書いた文章のひらがなの「へ」をカタカナの「ヘ」に書きなおしているようなことですよね。哀れじゃないですか。
[2016-07]
俳号(Next)
ホーム>美しき日々>美しき日々 2016(I)>