2017年12月

17日にアルメニアに戻って、1日空けて19~21日にコロンビアの北部カリブ海沿岸のサンタマルタ周辺を歩いてきました。年末年始はアルメニアで仕事に明け暮れる予定。イタリア旅行が待っているので、その前に何とか片付けなければと気合を入れているところです(あ~~気合が入らない!)。でもその前にチリ旅行のおさらいを少し。

 ということで、今回はチリで出会った動物たちをご紹介しましょう。
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プエルト・ナタレス港の海鳥です。
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トーレ・デル・パイネのウアナコ。
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ミロドン
洞窟のミロドン。もちろん作り物です。先史時代にはこんな動物がいたんですね。
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サンティアゴ、サン・クリストバルの丘の頂上付近で。気持ちよさそうですね。
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同じくサン・クリストバルの丘の頂上付近で。
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イースター島、オロンゴの海鳥。向こう側にラノ・カウ火山の火口があります。
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これがイースター島の地図です。オロンゴは島の南西。先っぽです。
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モアイ遺跡の入口にはそれぞれこんな小屋があって、空港で買ったチケットにスタンプを押してくれます。その下で寝ていた犬。気持ちよさそうですね。
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ラノ・パラクのモアイ切り出し場の山の裏側にある池のほとりにたくさんの野生馬がいました。
初めは荷役などのために人間が持ち込んだようですが、機械が普及して、いらなくなったため、野に話したのが野生化したとか。ここはしっかり雨が降るし、どこでも草がいっぱい生えているので食べ物には困らないんでしょうね。火山の島なので、降った雨が地面に浸み込みやすく、岩盤の上にかなりプールされているそうです。だから水には困らないんですね。
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タハイの町の北側、アナ・テ・パフ辺りでは牛が飼われています。放牧です。オロンゴの裾野でも見かけました。
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北部海岸線の小道に置かれていた馬の頭骨。あちこちで、こんな目印を見つけました。3日目はこんな海岸線の道をひたすら歩いたんです。
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あれ? サンティアゴ中央駅のコアラさんです。
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アコンカグアだと思います。飛行機の窓から。





<1日目>13日早朝にホテルを発って、6時40分発のLATAMでイースター島のハンガロアに着いたのは10時5分。約5時間半の旅ですが、サンティアゴとは2時間時間が遅くなります。泊まったのはレジデンシアル・タハイ。アメニティは何にもないのですが、ベッドが3つある部屋と広いトイレ・バスルームに居間や食卓用のテーブルが置いてある部屋の全てを好きなように使えます。以前、部族間の争いで倒されたモアイ群が津波で流されてしまった時、日本のある会社が協力して、元の位置に戻したことがありました。随分前に、日本のテレビ番組で見た覚えがあります。その時に日本から7人やってきて、この宿泊施設で生活しながら作業に当たったそうです。この施設はおばあちゃんと孫のイト君がやっていて、島のことをいろいろ教えてくれました。彼は17歳からアメリカに留学した後、島に戻っておばあちゃんを手伝っています。モアイ復旧作業にも協力したそうです。
 ということで、彼に相談して計画を立て、着いた当日は島の南西にあるラノ・カウという火山の火口を目指して歩きました。イースター島は火山でできた島です。中心部はハンガ・ロア。まず町の中を通って西側の海岸線伝いに歩きました。
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これが、港に背を向けて立っているモアイ。島で最初に会ったモアイです。
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しばらく行くと2体目のモアイに出会いました。大きいでしょ? え?コアラ発見?
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空港を左手に見ながら少し歩いて、山道に入ります。約45分歩いて頂上の火口にたどり着きました。水がたまっています。すごい風なんですよ、ここも。スペインから来たと言う若者に写真を撮ってもらいました。
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さらに15分進むと、岬の先端が公園になっていて、入口の管理棟で空港で80ドル出して買ったチケットにハンコを押してもらって中に入ります。通路からはみ出してはいけません。
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大昔は、こういう所にも石を積み上げて住居を作っていたんですね。海がとてつもなくきれいです。
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公園管理のお兄さんたち。いろんな言葉を教えてくれました。Ika=魚、Ragi=空、One=砂…。
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山を下って、ハンガ・ロアの少し北で出会ったモアイたち。今日は、約6時間の行程でした。

<2日目>14日は、朝10時から夕方6時半ごろまでのツアーに参加しました。外国人観光客が多いので、スペイン語ツアーは毎日確実には出ないらしいです。この日も英語ツアー。私とフランス人のおじさんとイギリス人の女の子3人。元々英語は得意ではない所にスペイン語頭になっているので、ある程度聞けはするものの英語がスムーズに口から出てこない! ありがたいことにガイドさんが私のためにスペイン語で説明してくれたので助かりました。
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Vaihuの広大な山肌にいくつもの遺跡群があります。
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次はAkahanga。ここのモアイ群は全部倒れていました。
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3か所目はHanga Tetenga。1体のみ。倒れています。左側が頭。うつぶせです。
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4か所目はRana Raraku。この山はモアイの切り出し場になっていて、山腹のあちこちにモアイが顔を出しています。首まで地面に潜っているものもありました。切り出し途中のもたくさんあります。
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どうやって切り出したモアイを運んだんでしょうね。
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次はTongaruki(王の港という意味)のモアイ群です。部族の抗争で倒されていたものが1960年チリ沖大地震の津波で流されて、それを日本のクレーン会社(株式会社タダノ-「ふしぎ発見」で紹介されたことがありました)の協力で元の位置の戻されたというものです。大変な作業だったそうです。この会社のホームページにその時のいきさつが紹介されています。
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これが入口の所に設置されていました。スペイン語部分が割れて紛失しています。工事の様子がわかりますね。
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全部で15体あります。1体だけ帽子を被っています。他も被っていたらしいですが、津波で流されてわからなくなったそうです。
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これはTe Pito Kuraのモアイ。倒されています。海の青さが際立っていますね。
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最後はAnakenaのモアイ群。モアイの後ろは海水浴場になっています。

<3日目>ハンガロア発が午後2時55分なので、使えるのは午前中だけ。夜明けは7時頃です。まだ暗い6時半にレジデンシアを出て、町の北側の海岸線をひたすら歩き、洞窟を見ながら途中から東に方向を変え、Maunga Terevaka山の中腹のAkivinoモアイ群を目指しました。
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最初に出会ったのは、Hanga Kio'eのモアイ。まだちょっと薄暗い時間帯です。写真をちょっと加工して見えるようにしていますが、実際はかなり暗いんです。
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夜が明けて、ずーっと海岸線の小道を歩いてたどり着いたのがここ。少し雨が降っています。崖の下に50mくらいの大きな洞窟があるのですが、怖いので上から見るだけにしました。断崖絶壁なんですよ。後で聞いたら、灯を持って行かないと見えないと言われました。時間的にも厳しかったし無理は禁物。
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次の洞窟がここAne Te Poraの洞窟。横は切り立った崖ですが、無理なく下りられるようになっていました。
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3つ目の洞窟は内陸にありました。Ana Te Pahu。
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2時間45分かかってやっとAhu Akiviのモアイ群にたどり着きました。もうちょっと近寄りましょうね。
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7体いました。
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時間短縮のために、内陸の道をひたすら歩きます。途中、電線工事をしているおじさんたちに会ったので、電機はどこから来ているのかと訪ねたら、ハンガ・ロアの町でジーゼルで発電しているのだそうです。最近は家の屋根にソーラーパネルをつけて自家発電している家が多くなっているとか。十分ではないけれど、かなりそれで助かっているそうです。自然エネルギーの活用はこの島の課題ですね。
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島には博物館もあります。帰りにちょっと寄ってみました。中の様子です。
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レジデンシアル・タハイの入口。花がいっぱい。ここまでたどり着くのに約5時間
かかりました。
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キッチンで。イト君のおばあちゃんです。

 もう、日に焼けて真っ黒。実は14日は私の61歳の誕生日でした。Facebookやメールでお祝いしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。この島はWiFi環境がとても悪いんです。政府が島に3か所、WiFiフリーのエリアを設けていて、1か所は公園で、みんなそこに来て交信しています。インターネットは、ネットショップがあって、そこに行けば1時間1000ペソで接続できます。でも遅いですよ~~。今ボゴタのホテルでこのブログを更新していますが、とっても速く感じます。そんなこととは関係なく、イースター島は魅力的な島でしたよ。










 チリの首都サンティアゴは、街並みがとってもきれいで、見どころがいっぱい。でも、盆地のため大気汚染がひどくて、ちょっと残念!
 11日にプンタアレナスから移動して、12日は朝からサンティアゴの市内観光です。泊まったのはホテル・ディエゴ・デ・アルマグロ・サンティアゴ・セントロという長~い名前のホテル。ロケーションが最高で、ゆっくり朝食を取って10時前に出かけたら、ホテルの並びのモネダ宮殿で衛兵の交代式が行われていました。
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モネダ宮殿。これは大通り側。通りの反対側にチリ大学があります。
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反対側に回ると柵の外側に人だかり。まず楽隊が入ってきて、次に衛兵。最後に騎馬兵が登場します。10時から30分間の交代式。ラッキーでした。
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北の方角に少し歩くと、アルマス広場があって、その周りに様々な歴史的建造物があります。これは中央郵便局。コロンビアにはちゃんとした郵便システムがないので、感激してしまいました。この後行くイースター島でも各家の前には郵便ポストがあるんですよ。日本では当たり前ですよね。
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郵便局の右側にあるのが国立歴史博物館。
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これは大聖堂(カテドラル)。隣の近代的なビルと好対照ですね。
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内部はこうなっています。すばらしいですね。IMG_3432
その後、もう少し北に歩いて、中央市場にたどり着きました。途中の通りの様子です。馬に乗ったおまわりさんをあちこちで見かけました。カッコいいですね。
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ここは海産物であふれています。買えないのが残念。こんなにたくさんの海産物を見るのは久しぶりです。チリの食は豊かですね。
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市場内にあるレストランで海産物のパイラを食べました。パイラと平鍋のことです。チーズがたっぷりかかっていて、熱々。ピスコも1杯だけいただきました。はじめに海産物のエキスがたっぷりのスープが出たんですよ。言うことなしです。
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写真撮ってと頼んだら、これです。あぶなく持ち上げられるところでした。お兄さんたち、サービス満点! ここ、けっこう広いんですよ。築地をちょっときれいにした感じ。
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さらにその北側にサン・クリストバルの丘があります。頂上に教会とこんなモニュメントが建てられています。ここから市内が一望できます。

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市街をバックに。靄っているでしょ? これ、かなり呼吸器系に悪そうです。
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バスでここまで登って来たんですが、ロープウェイがセントロ・コメルシアルという商業ビルの近くまで運行しているので、そこまで行って帰ってきました。60歳以上はかなりの割引。年齢を言ったらチケット販売のお兄さんが「うそでしょう!」。サービス受けられるものは何でもいただきます!
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帰りにスペイン征服以前の芸術品を展示している美術館に立ち寄りました。チリだけでなく、メキシコ以南のラテンアメリカ諸国のスペイン征服以前の様々な展示物がありました。

13日は3時半起きで、イースター島へ移動です。お楽しみに!

<おまけ>
16日の午前中(コロンビアに立つ前)に、中央駅まで行ってみました。
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これがサンティアゴ中央駅です。この時期、どこもかしこもクリスマス・モード。
屋根に時計があるところが駅です。左横の白い建物にはたくさんの店舗が入っています。右隣りも同じです。
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駅構内。手前に見えるのが改札です。
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駅周辺にはいくつもショッピングセンターがあって、その前の道路にはたくさんの露店が出ています。とにかく人、人。人。ちょっと危なそうなので、外側から見るだけにしました。
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ここはメインストリートにある空港シャトルバスの発着場所。ホテルの近くにあるので助かりました。空港からホテルまタクシーだとで17000ペソ(3100日本円)なんですが、バスだと1800ペソ(330円)なんです。15~20分の乗車時間です。

 プンタアレナス2日目は、トーレス・デル・パイネ国立公園へのツアーに参加しました。朝6時に出発して帰ってきたのは夜9時でした。日の出は朝4時頃、日没は夜11時頃ですから、何の問題もなく行って帰ってこれます。約15時間のツアーです。
 運転手とフランス人のガイドと参加者12名を乗せたマイクロバスが、パタゴニアの大地を進みます。

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9時ちょっと前に、プエルト・ナタレスに到着。港から公園の方角を見たところです。
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休憩をはさんで、11時半にサルミエント湖畔の展望台に着きました。深さは4mほどしかありません。人間が外来種を運んでくると湖の生態系が変わるので、近寄ることはできません。
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途中、ウワナコの群れに出会いました。公園内にはたくさんのウワナコの群れがいます。子育てをしているグループ、若者グループ、高齢グループの3種類があります。プーマもいますが、ウワナコなどの獲物がたくさんいるので人間を襲うことはまずないそうです。
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11時45分、やっと公園の入り口です。ここでそれぞれ入場料を払ってバスに戻り、先を急ぎます。
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午後1時頃、マラビージャ滝に着きました。マラビージャ湖(ラグーナなので、湖よりは少し小さい感じですね)の西側からポルテーニョ湖に流れ落ちています。ここまで砂利の車道から15分くらい登ってきました。写真ではわかりませんが、ものすごい風が吹いているんです。時々本当に前に進めなくなりました。吹き飛ばされそうで、立っているのがやっとでした。
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少し風が弱まったので、コアラさんと。
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2時20分、氷河の入口に到着。このつり橋を渡って進みます。一度にに6人までしか渡れません。
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ついにグレイ氷河が見えるところまでたどり着きました。といっても、グレイ湖の奥の方にかすかに氷河の先端が見えている程度です。以前はかなり近いところまで迫ってきていたそうですが、だんだん後退して、今に至っているとか、でも、ものすごい風が氷河から吹き付けてきて、湖のこちら側にいる私たちは吹き飛ばされそうになりました。向こうの青い氷は、氷河の先が崩れて流れてきたものです。見えているのは上1割だけ。このままいくと10年もたたないうちに氷河が見えなくなってしまうかもと、ガイドさんが心配していました。30年前にアルゼンチン側のカラファテから湖を船で巨大な氷河の舌の先近くまで近づいたことを思い出しました。でもこの強風の中を船を走らせるのは至難の業でしょう。
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奥の方に氷河が見えますね。
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コアラも寒い!
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この洞窟は、氷河に削られたものです。大きいですね~。Cueva del Mildón(クエバ・デル・ミルドン/ミルドン洞窟)と呼ばれています。
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プンタアレナスに戻ったのが、夜9時。この明るさ、びっくりですよね。ツアーで一緒だったマリア・メルセデスさん。彼女は22歳で結婚してから、2人の子育てと孫育てで1人で旅行なんてしたことがなかったそうです。同世代なので気が合ってしまって、「夕食一緒に食べに行きましょうよ!」と誘われました。私は海鮮パイラ。彼女は牛肉のスープ。サンティアゴ在住の彼女曰く「これからは私も一人旅するわよ!」

 ここまでが10日のこと。11日は移動日ですが、飛行機は午後なので、午前中に市場に行ってみました。
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これが公共市場。
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中はこんな風です。1階が魚屋さんが店を連ねていて、2階と3階がレストラン。セビッチェを売っているお店もありました。時間が早いので全部はまだ開いていません。左手奥の方に土産物屋さんが集まった棟があります。今回は結局ペンギンツアーには参加できませんでした。何でも日曜日にしか出ていないとのこと。今回のメインはトーレス・デル・パイネですからね。仕方ありません。30年前にアルゼンチン側から船でビーグル海峡に乗り出してペンギンを見たのを今でもはっきり覚えています。またいつか会いに来れることを祈りつつ…。


 明日は、イースター島へ移動です。サンティアゴの次にご紹介する予定です。旅はまだまだ続きます。

 12月7日早朝にアルメニアを出発。その日はボゴタ泊で、翌日8日30分遅れの11時発LATAMで、ボゴタからチリのサンチアゴに向かいました。着いたのは約6時間後の現地時間19時。チリはコロンビアより2時間進んでいます。日本と12時間違い。イースター島だけはコロンビアと同じで、日本と14時間違いです。
 着いたのはいいのですが、いくら待ってもスーツケースが出てきません。調べてもらったら、まだボゴタにあると言うのです。次の23時過ぎの便で送るから朝7時には着きますよ、と軽く言われました。すでにプンタアレナスへの便が出ている時間です。仕方がないから、荷物が到着し次第プンタアレナスに送ってもらうようにお願いしました。プンタアレナスはチリの南端にある街です。夏とはいえ、かなり寒いはず。氷河近くにも行く予定なのに、ダウンも何もかも荷物の中に入っています。どうしてくれるんだと詰め寄ったら、お金は払うから現地に着いてすぐ購入してくださいと言うのです。ということでプンタアレナス到着後、まずは空港タクシーでデパートに乗り付けて、ジャケットを買いました。そこから宿泊予定のHostal Ainilまで道を聞きつつ歩いてたどり着きました。近かったので大丈夫! 

 その日の午後は、予約していた旅行社の人が来てくれて市内観光をしました。終わってホスタルに戻っても荷物は届いていません。仕方がないからもう一度、中心街まで行って、Tシャツやジーンズ、下着を買いました。翌日10日はトーレスデルパイネ国立公園に行く予定なので。公園行きは昨日のこと。朝6時に出発してホスタルに戻ったのは夜10時頃。それでも荷物は届いていませんでした。ホスタルのオーナーにお願いして、空港に電話してもらい、荷物がまだサンチアゴにあるのなら送らないで、11日にサンチアゴに戻った時に受け取るからと、頼んでもらいました。そして今日11日、サンチアゴに着いたのが夕方7時。ところが、荷物を保管しているオフィスの営業は5時までになっていて誰もいないじゃありませんか。冗談じゃない! もう、向かいの別の事務所の人に聞いたら「奥にいるかもしれないよ」と教えてくれたので協力してもらって、奥から人を呼んでもらって閉まっていたドアを開けてもらい、無理やり中に入り込んで、荷物が見つかるまでここを動かないと言い放ったところ、やっと重い腰を上げて探してくれました。そしてついに見つかったんですよ! 時間外だから明日来てなんて言語道断ですよね。それはそっちの都合でしょ、こっちは連絡してきているんだから。これがLATAMの仕事かと大声出しましたよ。でも、これだけ強気でいかなければ誰も全然動かなかったと思いますよ。そこにたどり着くまで、どれだけ多くのLATAM関係者に聞きまくったか!関係者をどなりまくったか! 関係者以外立ち入り禁止のエリアにも入りこみました。で、今はサンチアゴのちょっとしたホテルでやっと気持ちよく過ごしているところです。

 ということで、プンタアレナス1日目の市内観光の写真をご紹介しましょう。
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これが中心街(セントロ)にあるジョンソンというデパート。ここで厚手のジャケットを買いました。外は結構寒いんですよ。というより風が強いんです。こういう歴史ある建物があちこちにありました。
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Mirador(ミラドール)という展望台。水平線の左側に浮かん見える陸地はフエゴ島。右側がチリ側の最南端部分。はるか向こうには南極大陸が見えます。もう、ビックリです。プンタアレナスの人口は約12万人だそうです。聞き間違いかな? 総合大学もあるんですよ。
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これは博物館。パナマ運河ができる前は、ヨーロッパからの物資は全てプンタアレナス経由で太平洋側に船で送られていたそうです。貿易で大儲けしていた当時の富豪の館を博物館として開放しています。調度品がすばらしい! 写真撮影は禁止なので内部をお見せできないのが残念です。
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海辺にこんなモニュメントがありました。プンタアレナス最初に上陸したヨーロッパ人たちは、ヒツジや鶏を連れて来たそうです。船の横に張り付けられているのは、アフリカ系の人々のようです。
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墓地の前の通りの真ん中にあるモニュメント。ガイドのベロニカから、みんなこの馬に乗るんだとたきつけられて、ついよじ登ってしまいました。
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これ、お墓なんですよ。広大な墓地の中にはこんな立派な〇〇家の墓がずらーっと並んでいます。
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海鮮料理のレストランで夕食。サーモンと白ワインを堪能しました。お店のシェフはファン・ダビッド。右側の彼です。左側はウエイトレスをしているダニエラ。なんとこの二人はコロンビアのカリ出身なんです。アルメニアの近く。コロンビア第3の都市です。麻薬で有名ですね~。ダニエラは20歳。陸伝いにカリからサンチアゴまで7日半かけてたどり着き、その後、南までやってきて、このお店を手伝っているそうです。コロンビア料理が懐かしいと言っていました。そうそう、ここでは日が落ちるのは夜11時。朝は4時には明るくなります。ちなみにサンチアゴの日没は夜9時頃でした。

 眠くなったので、今日はここまでにします。昼間はサンチアゴ市内散策して、夜にトーレスデルパイネの様子をお話しますね。








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