SENAとは、「Servicio Nacional de Aprendizaje」の略で、直訳すると「学習のための国の機関」となりますが、何のことだかわりませんよね。コロンビアの教育体系は、幼稚園-1年、小学校-5年間、中学校-4年間、高等学校-2年間となっています。高校を無事卒業すると、大学や高等専門学校、各種専門学校などが高等教育の場として開かれています。その他に、コロンビアでのもう1つの重要な高等教育機関として、このSENAがあるのです。SENAは1957年6月の政令により、生産、商業、農業、鉱業、畜産業に従事する労働者育成のために設立されました。その後国連ILOと協定を結び、国内全県および主要都市と連携してこの教育システムが強化されてきて、県現在、コロンビア国内33地区、117のセンターで、若い労働者の養成が行われています。このシステムには多くの国が関心を持っていて、過去にはメキシコやスペイン、フランス、ドイツ、オーストラリア、もちろんラテンアメリカやカリブ諸国から多くの視察団が訪れています。大学に入るには、ICFESと呼ばれる高等教育振興機関が実施する試験(センター試験のようなものですね)である程度の成績を取り、授業料を払わなければなりませんが、SENAは無料。入学試験もないはずです。60年の歴史を誇るSENAは、ここアルメニアにもあって、様々なコースを提供しており、現在5名のボランティアが活動しています。
そのSENAのコーヒー研究部門で水木金とセレモニーがあるというので、木金に出かけてみました。

アルメニア北部にあるSENAの正門あたりの様子です。木曜日です。

道路の反対側の風景。牧歌的ですね~。

正門から続く通路を奥に入ったところに、カフェテリアがあって、その奥にコーヒーの研究棟があります。キンディオからリサラルダ、カルダス、アンティオキアまで続くコーヒー地帯にあるSENAの中で中心的な役割を果たしているのがアルメニアのSENAコーヒー部門です。向こうに見える建物の1階右側入ってすぐの会場で、翌日コーヒー生産者や従事者、研究者対象の研修会があるというので、2日続けてSENAに通うことになりました。

金曜日8時半から開始です。SENAのシステムなど説明しています。

ここアルメニアSENAのコーヒー部門で研究を行っている工藤SVが発表しました。農学博士の工藤SVの発表は難しい理論だけにとどまらず、「コーヒーも生き物。生き物としてのコーヒー豆を考えれば、どうすればいいかわかるはず」と、穏やかに話してくれました。袋の下の方に押し込められれば、酸素不足になりストレスがたまって糖分をよけいに消費するから、その分苦みが増してしまう、というようなわかりやすい説明に、多くの参加者がうなずいていました。

会場全体の様子です。

発表終了後に、研修に参加していたマリア・デル・カルメンさんと。彼女は日系三世で、ボゴタの近くにコーヒー農園を持っていて、生産向上のために知識を得たいと、今回足を運んだのだそうです。

発表が終わっても、質問者続出。私も、たくさん学ばせていただきました。この後、JICAボゴタ事務所から出張で来られていた甲佐、倉富両職員が顔を見せたので、一緒に、参加者にサービスされたハンバーガーをほおばりました。おいしかったですよ。

コーヒー研究棟の2階にあるベランダで。
今週は、SENAでのイベントに参加した以外は、家でカリキュラムの見直し三昧。何もなければ、朝7時頃から夕方6時頃まで、食べている以外は没頭。頭パンパンだったので、SENA見学はいい気分転換になりました。工藤さん、誘ってくださってありがとうございました。
<おまけ>

パソコンが仕事部屋とダイニングテーブルを行ったり来たり。家の中でも気分転換が必要です。ここはダイニングテーブル。外は雨です。本当に毎日よく雨が降ります。いつからか忘れるほどず~~っと降水確率は毎日100%。小鳥たちが避難と餌をついばみに来ています。ベランダの外枠に数羽止まっているのが見えますね?

今度はベランダから撮った夜景です。真ん中あたりに白い点がたくさんありますが、これはラ・ビダ公園の中に飾られたクリスマス・イルミネーションです。左下に浮かんで見える灯は池(画面では暗くて見えません)の向こう側にしつらえられたステージ。12月になると一気にクリスマス・ムード全開になります。11月もあと1週間で終わり。私の任期もあと7か月です。
そのSENAのコーヒー研究部門で水木金とセレモニーがあるというので、木金に出かけてみました。
アルメニア北部にあるSENAの正門あたりの様子です。木曜日です。
道路の反対側の風景。牧歌的ですね~。
正門から続く通路を奥に入ったところに、カフェテリアがあって、その奥にコーヒーの研究棟があります。キンディオからリサラルダ、カルダス、アンティオキアまで続くコーヒー地帯にあるSENAの中で中心的な役割を果たしているのがアルメニアのSENAコーヒー部門です。向こうに見える建物の1階右側入ってすぐの会場で、翌日コーヒー生産者や従事者、研究者対象の研修会があるというので、2日続けてSENAに通うことになりました。
金曜日8時半から開始です。SENAのシステムなど説明しています。
ここアルメニアSENAのコーヒー部門で研究を行っている工藤SVが発表しました。農学博士の工藤SVの発表は難しい理論だけにとどまらず、「コーヒーも生き物。生き物としてのコーヒー豆を考えれば、どうすればいいかわかるはず」と、穏やかに話してくれました。袋の下の方に押し込められれば、酸素不足になりストレスがたまって糖分をよけいに消費するから、その分苦みが増してしまう、というようなわかりやすい説明に、多くの参加者がうなずいていました。
会場全体の様子です。
発表終了後に、研修に参加していたマリア・デル・カルメンさんと。彼女は日系三世で、ボゴタの近くにコーヒー農園を持っていて、生産向上のために知識を得たいと、今回足を運んだのだそうです。
発表が終わっても、質問者続出。私も、たくさん学ばせていただきました。この後、JICAボゴタ事務所から出張で来られていた甲佐、倉富両職員が顔を見せたので、一緒に、参加者にサービスされたハンバーガーをほおばりました。おいしかったですよ。
コーヒー研究棟の2階にあるベランダで。
今週は、SENAでのイベントに参加した以外は、家でカリキュラムの見直し三昧。何もなければ、朝7時頃から夕方6時頃まで、食べている以外は没頭。頭パンパンだったので、SENA見学はいい気分転換になりました。工藤さん、誘ってくださってありがとうございました。
<おまけ>
パソコンが仕事部屋とダイニングテーブルを行ったり来たり。家の中でも気分転換が必要です。ここはダイニングテーブル。外は雨です。本当に毎日よく雨が降ります。いつからか忘れるほどず~~っと降水確率は毎日100%。小鳥たちが避難と餌をついばみに来ています。ベランダの外枠に数羽止まっているのが見えますね?
今度はベランダから撮った夜景です。真ん中あたりに白い点がたくさんありますが、これはラ・ビダ公園の中に飾られたクリスマス・イルミネーションです。左下に浮かんで見える灯は池(画面では暗くて見えません)の向こう側にしつらえられたステージ。12月になると一気にクリスマス・ムード全開になります。11月もあと1週間で終わり。私の任期もあと7か月です。