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【芸能・社会】

TOKIO25周年イヤー白紙 音楽活動断念 紅白出場も絶望

2018年5月3日 紙面から

 1994年9月にデビューしたTOKIOは今年9月から25周年イヤーに突入、アルバム製作やライブツアーが企画されていたが、山口達也の不祥事で白紙になった。TOKIOは昨年までNHK紅白歌合戦にジャニーズ歴代最長の24回連続出演してきたが、今年の出演は絶望的になった。

 ジャニーズにはメンバーが抜けてもCDリリースやライブを行っているグループは多いが、TOKIOはデビュー時からバンド形式をとっているため、ベース担当の山口を欠いた状態での活動は事実上不可能。会見でボーカルの長瀬智也は「ぼくらは23年間、バンドでやってきた。TOKIOの楽曲は彼(山口)が演奏する音がないと全く形にならない」と苦渋の決断を語った。

 国分太一は「去年から25周年に向けて5人で話し合い、アルバム製作とかいろんなことを考えてきましたが、全て白紙にし、音楽活動のことは考えず、向き合えることに向き合っていこうと思いました」、城島は「TOKIOは音楽がベースにあることは間違いないですが、白紙です。正直断腸の思いですが、そんなこと言ってられません」と唇をかんだ。

 世間ではバラエティー、農業のイメージで親しまれているが、TOKIOはジャニーズ随一のロックバンドでもある。20周年の2014年にはジャニーズで初めて野外ロックフェスに出演、おとこ気あふれるパフォーマンスでジャニーズファン以外の心をつかんだ。コンサートでは野太い男性ファンの声が飛ぶ、ジャニーズでは珍しいグループだった。

 一方で他のグループのように毎年ツアーを行っているわけではないだけに、節目の25周年の音楽活動にファンは期待を寄せていた。山口が犯した罪はあまりにも大きい。

◆山口のレギュラーラジオ番組が終了

 山口達也がパーソナリティーを務めていたNACK5の「山口達也 TOKIO WALKER」は2日、公式サイトで番組の終了を発表した。

 同番組は毎週日曜午前7時から放送され、山口がレギュラーを務めていた唯一のラジオ番組だった。同局は事件を受け、発覚後の4月29日放送分では後番組を前倒しして対応していた。

 

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